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過去の日常と捏造

夜、眠れないのは布団に入る時間が遅いのと、マウスピースが気になるからで、目を閉じて瞼の内側の映像を追いかけていると危うさに気づいて、スマホで時間を確認してから、眠らなくちゃとまた危うさの中に潜り込む。

早く眠らなくちゃと思えば思うほど焦って眠れなくなって、どうしたって朝が来るのだから起きていればいいのだけれど、それはそれで身体に良くないから、とにかく早く眠るのだよオレ。

今のこととしては、面白いと思う方向に舵を切って、真剣に考えてやって行くつもりで、面白いと思う方向に真剣に向かうことは、面白さと真剣さは相反するように見えて、これは両立することで、というか絶対に両立することで、自分にとっての面白さを真剣に探すことで、何が面白く感じるのかを見つけ出すことになるから。まぁいいや、これくらいで。

それで、今感じていることから、面白さの方向に向かうことなんだけど、哀しさを注いでも、もう満杯だから、あふれ出て、こぼれてるから、やっぱり面白さを注ぐ方が良いような気がしていて、その方向に向かうし、舵を切るし、そんな文章を書いて行きたい。

今の感じは鼻がムズムズして、胃の裏側が痒くて、目の前の4人掛けテーブル席に座る若い女3人の途切れ途切れの会話に突然笑い出す手前側に座る女から右に一つテーブル席を挟んで座る中年の男が新聞を開いて読んでいる。テーブル席の奥側に座る女は頭を小さく左右に振って前髪を揺らした。

物語を書きたいけど、書けない状況にあるのは、自分の思い出を書くと、それなりに書けるかも知れないけど、そういうものでもないような気がしていて、そういうものではない物語を書きたいのか、それにしても、まだ何かが足りないような気もするし、ぼくは突発的な感情で、感情のままに書く文章が好きなんだけど、そうすると短い文章しか書けないような気がする。

何気ない日常の、ぼくにとっての何気ない日常を、記憶の捏造と、いくつかの記憶を繋げて書く何気ない日常は、今の日常でも良いし、少し前の日常でも良いし、随分前の日常でも良くて、それでひとまず、何気ない日常というモチーフで書いてみたけど。

今日はこんな感じ。


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