教育研究で学校を潤す

 自己紹介記事にも書いたことなのですが、わたしは今大学院で学んでいます。
 教育研究をするうえで大事なエビデンスとなるのが現場でのアンケート調査などです。私も自分の研究を進めるうえで、在籍する学校にアンケート調査をお願いしてます。

 しかし、そういった教育研究を進めるとき、ネックとなりがちなのが、調査の母数が小さくなりがちなこと。一研究者がお願いできる範囲なんて、そうそう広くはなりませんよね。
 お願いするときも、気持ちよく答えてもらえるようにやり取りに気を使います。
 ときどきX(旧Twitter)で「教育研究のためのアンケート調査にご協力を!」みたいなのが回ってくるのも、調査の母数を少しでも多くしようという取り組みですね。

 教育研究を盛り上げ、実践現場に研究の成果を生かしていくためには、より多くの調査でデータが集まること、研究に興味を持ってもらうことは大事です。

 そこで、アイディアです。

 文科省に研究調査web窓口を作って、大規模調査をできるようにしよう。

 教育学の調査研究は、日本の教育に資するものになりますから、文科省にぜひご協力いただきましょう。
 web窓口を作って、そこへ各教職大学院、教育学研究者がアンケートを登録できるようにしておきます。登録できるアンケートについては、大学院においては担当教官の審査と許可を経ること、現職教員や一般研究者については地域教育委員会の審査と許可を経ることとしましょう。
 GIGA端末導入によって、ほとんどの自治体で子供たちは何らかのwebサービスIDを取得しているはずですから、それを利用して重複回答を避けるようにできると思います。各学校単位で登録すれば、児童生徒がこたえられるというようなシステムにします。

 それで、回答を促進させるために、累積回答数が規定数を超えた学校には、文科省から図書購入費をプレゼントするようにしてはどうでしょう。
100回答につき2000円とか。

 そんなに高い必要はないと思います。本1冊でも買えれば。
 図書室に新しく導入した本に「この本は〇年生がアンケートに答えたおかげで購入できました」とか、表示がついているの、良くないですか?子供たちの読書意欲が高まりそうです。

 さらに、システムを利用するためには、10秒程度、すでに論文として発表された調査研究のCMを見る必要があるというのはどうでしょう?
 教育研究はなかなか忙しい現場の教員の目には触れないものです。すごく有意義な研究もあるのに、あまり目に触れない、実践に生かされないというのはもったいないです。CMを眺める機会があれば、読んでみようという人、読んでみれば「自分の実践に生かそう」という人もいるでしょう。
 実践と研究の往還が進められるのではと思います。
 CMは論文筆者が作ればいいや。web窓口に、簡単にCMを作れるシステムを組み込んでもいいかもしれない。動画系SNSみたいな、PCのインカメラですぐ撮って作れるような。

 どうでしょう。


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