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「自分の言葉で伝えること」

最近,テレビで世界各国の政治家を見ていて感じることがあります。国によって事情も異なるし,主義や主張の違いはあると思いますが,人がついて来る政治家(リーダー)に共通する条件は,「自分の言葉で伝えること」ができているかどうかなのかなと思いました。今回は「自分の言葉で伝えること」の必要性を考えていこうと思います。途中政治のことに触れることがありますが,主義,主張や政策についての肯定や否定は一切含みません,ご承知おき下さい。

①日本の政治家というより日本の大人のウィークポイント

 政治家の方を街中で街頭演説等を見かける際はしっかり相手を見て,自分の言葉で伝えているなあと思います。でもテレビ等で見かける肝心な場面では,ずっと下を見て紙を見ながら話をしている。失礼ですが多くの方がそうなってしまっているなあと感じています。だから,見ていて心配だし,今ひとつ信頼ができない。特にこのコロナ禍で全員がピリピリしている中では,なおさら敏感になってしまいます。しかしちょっと周りを見渡すと,政治家の方に限らず日本の大人の多くは大切な場面で「自分の言葉で伝えること」ができていません。本当は「熱い想い」を持っている人が多いにも関わらずです。日本特有の「出る杭は打たれる」「失敗に優しくない」文化がそうさせているのかなと思いますが,だから中々信頼できない,信頼されないのだと思います。

②アメリカトランプ大統領に思うこと

 日本人と対極の位置にいる政治家として,1番に浮かんだのはこの方です。ここ数日,Twitterアカウント永久凍結が話題となっています。私はアメリカの政治にはとても疎く,言動や発言の是非はわかりません。素人目で見ると「言い過ぎ」「やり過ぎ」と思われることが多いのかなと思います。しかし,アメリカ国内にはたくさんの支持者がいるのも事実です。どうしてだろう。と考えた時に浮かぶのは1つ,どんな時にもとにかく「自分の言葉で」そして「熱く」伝えているからだなと。そして,その想いが国民に通じていたからかなと思います。この,「自分の言葉で」「熱く」という部分には学ぶところもあるのかなと感じました。

③未来に向けて

 下を向いて話す,いまいち信用できない大人を作っていってはいけないと思います。それぞれが持つ「熱い想い」をしっかり表に出していけるような世の中を子供達に残していかなくてはいけないなと。そう考えた時に私達「教師」という仕事は大切なポジションだと思います。「揃えろ文化」の学校から脱却して「自分の言葉で伝えられる」大人になれるような手伝いをしていかなくてはいけないなと強く思います。

今回もお読みいただき,ありがとうございました。

 

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