「虐待」への違和感と感覚


別に体罰万歳主義ではないが。
近年、虐待事案が増えている。増えていると言うか、管理職から再三言われるのだ。
チェックが入り、報告が義務付けられる。
(また仕事増えたなあ。人も予算も増えないが。)
言ってしまえば「虐待の範囲が広がり続けている」わけだ。

もちろん虐待は最悪だ。
しかし果たして「20年間で子供を一度も怒鳴ったことない、殴ったことない。」なんて親はいるのだろうか。

対策してくれるのはとても良いのだけど、
いじめも含めて「やった、やってない」の2択なのがものすごく違和感がある。
毎日、裸でベランダにほうりだすのと、たまたま酔っ払って夜中に帰ってきて、子供が家に入れなかったのとを「同じ虐待」として処理するのは違和感しかない。
いじめも「友達に悪口を言われたのと、友達に毎日殴られる、物を隠される、死ねと言われる、のが同じ1とカウントされる」のが違和感しかない。
そして、そもそもそれおかしくないですか?って言える環境、議論も許されないんだ。
参加できるのはベテランと管理職と、政治家ぐらいなんだろう。
オッサンオバサンは現場の人間をロボットだと思ってるのだろうか。
たぶんやらないよ。やるとしても、それは最低限しかやらない。
重大事案であるなら、現場の教師の意見を聞こうと言う姿勢くらいは見せろ。それもやらないで「決まったことなんで」的に流してくるのが、何より違和感がある。

お母さんのことを保護者と言うようになった。でも現実に保護者の99%はお母さんである。
男の子のさんづけ。
どれだけ意味あるのだろうか。単に「決まりだから」「文句をいわれたくないから」やってるだけのことが多すぎる。
「いや、そこじゃないんだけどなあ」てのが時々、強烈に感じる。言う機会もないし、言って変わる気配もない。
そりゃ若い子は来ないよ。マジで。お金とかの話じゃなくてさ。

教育がどんどんつまらなくなっていく。
僕はそれで良いと思う。
残念ながら、この国のオッサンオバサンは、
ひどい状況、徹底してオワコンにならないと変われないから。彼らが壊したのだから、さっさと辞めてもらって、後進に譲ってもらう。
別に民間委託や私立がサイコーと言うつもりはない。
けど、虐待事案についても、中身はブラックボックスな上に報告だけを、近年やたらさせてきて、担任は、知識もないし、参加もできないことが多い。子供を救いたい、と言うよりポーズな感じがする。
それが違和感としてある。もっと言うと、マスコミも保護者も先生に頼りすぎだよ。

現場の先生は既に死にかけてるのに、なんで余裕で仕事を増やしてくるのだろうか?
それで遅くに残ってたら、早く帰れとか言うと、めちゃくちゃムカついてしまう。

僕が仕事できる、できないとか以前に「魅力的な仕事にしよう」という意識が管理職や政治家や委員会のオッサンたちにはあまりに希薄だと思うよ(ポスターの内容なんて嘘だし、すぐバレるし。それより普段の仕事が大切)。

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