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「あのとき辞めたらよかった」と思い続ける人生は嫌

今回は、辞める決断をした訳を書こうと思います。
辞めたいと思っている方、
辞めるか迷っている方の参考になればと思います。
 
どんな仕事、そうだと思いますが、楽しいだけの仕事なんてないと私は思います。教員に限らず、辞めたくなることは多かれ少なかれ誰にでもあるのではないでしょうか。皆さんはどうですか?



【辞める決断をした理由】

1.向いてないと感じることが多かった


これに尽きる。
私は、小さい頃から教員になりたかったわけではありませんでした。なんとなく教員を目指し、採用試験を受けて、運良く受かって、教員をやっているだけでした。だからなのか、周りの先生と温度差を感じることがたくさんありました。私はかなり冷めていたので、担任を持ちたいわけでも、部活を頑張りたいわけでも、生徒とたくさん関わりたい訳でもない、いわゆる「可愛げのない若手」だったと思います。ある程度のボランティア精神が必要なこの仕事を「やりがい搾取」としか思えませんでした。頑張ったからといって報われなわけでもない。なんで副担のあの人の方が給料が高いんだ。なんて考えてました。



2.土日出勤(部活)が耐えられない


上記に書いたことに通ずるのですが、そもそも生徒の成長<<<自分の時間の確保 という考えなので、当然耐えられませんでした。特に、持ちたくもない運動部を持たされ、大会の引率がある前日には発狂してました。

「なんでこんなお小遣い程度のお金で出勤しなくちゃいけないんだ💢」(部活に行くことを絶対に''出勤''と言っていた)

「頼むから早く負けてください」←最悪

「朝のゆっくりタイムを返してくれ!!!」


…と。


教員の皆さんは当たり前のように土日に部活をしたり、引率に行ってるので、その中で生きるのは本当にしんどかった。部活内のトラブルや事故、大会のエントリーなど、責任を負って、無駄な時間を使って、何がそんなに部活が楽しいんだ!!とずっと思ってたし、その思いが消えることはありませんでした。時が進むにつれて、「嫌だ」という気持ち以上に「私はここにいるべきじゃないな」「土日部活見れる人がいるべきだな」と感じるようになりました。


3.定期テストや成績出しのストレス


私は定期テストを作る「才能」もなかった。そして成績出しのストレスも辛いものがありました。(クレーム来るのではないかと通知表渡した当日と次の日は怯えてました)
テストもこれでいいのか?と死ぬほど見直したし、3年の成績をつける時のストレスと重圧が苦しかった。スマートにできる先生たちが羨ましかった。

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もちろん、これだけじゃない。
長時間労働も理不尽なこともありました。
でも私は総じてこの仕事に向いてなかったのです。そして、「辞めたい」「辞めよう」と考えるようになったわけです。


ただ、辞めたいと思ってもすぐ行動に移せた訳ではなかったのも事実です。だんだんと年齢を重ねて、社会人として「まぁしょうがない」と思えることもありました。

このまま続ける道もありました。
きっと続けていたら、昇格試験を受けて、なんかの主任なんかやったりして、いつの間にか若手を指導する立場になっていた気はするな〜なんて思ったりもしました。

そんな思いを持ちながらも、


「こんな不満ばかりで、向いてないと分かっていながらこの先も続けていいのか?」
「学校は絶対変わらない。」
「一回の人生なのに教員のまま終わるのか!!!私!!!」


と自問自答を繰り返しまくりました。
何回も何回も。


そして出た答えが


「とりあえず辞めよう。そして、もう一回なりたかったらもう一回教員やろう。」


でした。今は低倍率だし、たとえ受からなかったとしても10年受け続ければどっかしらの自治体に受かるだろう!!!辞めてももう一回受けられるのがこの仕事のいいことや!!!とね。
そして、退職する旨を管理職に伝えました。迷いが出る前に、言わなければならないと思って、管理職に伝えたのが6月でした。

正直伝えた後も、「これでいいのか」と何回も何回も迷い考えました。


「せっかく採用試験受かったのに辞めていいの?」
「安定はなくなってしまうよ!」
「公務員だぞ!」
「次はどうする気?」
「親になんて言う?」   


ずっとぐるぐると頭の中でそんな言葉が飛び交って、本当に辞めると言ってよかったのか分からなくなっていました。

ただ、それと同時に

「人生一回」
「今辞められなければ一生辞められない」
「学校は変わらない」
「本当に続けていいの?これでいいの?」


という言葉も浮かんでくるんですね。
そうだよな、辞めてまた戻ってきてもいいんだし、もう少し人生自由にやっていいんじゃないかな?と最終的には思い、3月退職しました。

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文章がまとまらず、申し訳ありませんが、これが辞めた理由です。辞めようかと考えている人に「辞めた方がいいよ!」なんて率直に言うことはできません。安定した収入もないし、また職を探すのも労力が必要です。失うものも多いのは事実です。
でもこのまま、続けてて後悔したくないと考えているなら思い切って辞める決断をするのはいいかもしれません。
なぜなら

「辞めようかな〜」と悩まなくて済むから。
 
「行動した後悔はほぼないけど、行動しなかった後悔は一生まとわりつく」「あのとき、辞めたらよかったと思い続ける人生は嫌だなと思う」


最後に生徒に伝えた言葉を添えて、このページを終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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