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0-(3)2校目の5年間と転職活動に至るまで

自己紹介の続き(Part3)です。

自己紹介Part1では生い立ち〜高校の先生になるまでを

自己紹介Part2では初任校の5年間を

それぞれ紹介してきました。


1.異動〜現在に至るまで

◯初任校から改善された点

2校目の学校では勤務時間が大幅に減少しました。

Part1の記事でも書きましたが、最初の学校では部活動の拘束時間があまりにも長く、年間の休日数は30日以下だったと思います。

2校目は部活動がそこまで盛んではないこともあり、土日の出勤はほとんどありません。(と言っても、PTAの活動が月に1回土曜日にあるので最低月に1回は出勤していますが…)

年間の休日は大体120日程度(夏季休暇等含む)、時間外在校時間も月の平均が30時間程度になったと思います。

異動した1年目に結婚したこともあり、幸い妻との時間を多く持てている点はとてもありがたいです。ワークライフバランスの観点では圧倒的に向上しました。

◯初任校に比べて大変になった点

その一方で、人間関係にはかなり苦しめられた5年間でした。

異動して1年目、一番驚いたのが職場の人間関係の悪さです。我ながら今思い返してみればすごいことだと思いますが、職員室内で先生同士が大声で罵り合っている場面に何度か遭遇しました。笑

私は英語の教員をしていますが、当時は英語科の教員内の人間関係も最悪でした。

異動して1〜2年目は本当に職場に行くのが嫌で、何度も管理職に相談したり、職員室にいるのが嫌すぎて授業がない時間は図書室に逃げさせたりさせてもらっていました。

幸い、うつ病等で休職にまでは至りませんでしたが、ひどい時は朝職場に着く直前にバスを降りて公園でボーっとしたり、無料で行われていたメンタルケアの電話診療を受けたりすることもありました。

また、初任校に比べて学校の偏差値がかなり下がってしまったこともあり、生徒指導もかなり大変になりました。生徒がタバコを校内で吸ったり、SNS上でのトラブルが絶えなかったりと、臨時の指導や職員会議が増えた点も前任校と大きく異なる点でした。

総じて人間関係に苦しめられた5年間だったと思います。

◯5年間を振り返って

2024年現在(5年目の6月)はかなり恵まれた環境で働けていると思います。

年度末や年度初めはかなり忙しいですが(月の残業時間が65時間を超えた月も…)、年間での平均時間外在校時間は30時間程度です。

また、現在3年生の担任をしていることもあり、生徒との関係もだいぶ作れてきているので比較的穏やかな気持ちで働けていると思います。

初任校にいた時は、休みの日にこんな風にカフェでブログを書く日が来るなんて夢にも思っていませんでした。笑

2.転職活動に踏み切ろうと思った理由

1.で「穏やかな気持ちで働けている」と書きましたが、では「なぜ転職活動を始めようと思ったのか?」について書いていきます。

◯65歳(〜70歳?)まで働き続けるイメージができない

ネガティブなイメージばかり持たれがちですが、「先生」の仕事は素晴らしいものだと今でも思っています。

子どもたちと同じ時間を共有し、彼らの将来に向けての伴走者となれる。喜びや悲しみを共有し、子どもたちの成長を一番間近で見ることができる。

利害関係なしで「人」とここまで深く関われる仕事は他にないのではないのでしょうか?

今の働き方がこの先も続けていけるのであれば、「先生」という仕事を一生続けていくこともできると思います。

ただ、「今の働き方」を一生続けることが困難なんですよね。

職場で管理職(校長・副校長・教頭)や主幹教諭(or総括教諭)の先生方を見ているとそれを強く感じます。本当に業務量が多いんです。「管理」しなくてはいけない管理職が一番忙しいと言っても過言ではないのではないのでしょうか?

偉くなればなるほど、仕事ができるようになればなるほど「先生」の立場から離れていってしまうんです。

また、少子高齢化は今後も進み続け、教員採用試験の倍率も下がり続けています。年度当初から人員が不足している学校も多くあると聞いています。

残りの人生30年以上を「先生」としてのみ働き続ける自信が持てなくなった、というのが一番の理由です。

◯実はそこまで子どもが好きじゃなかった…!?

上の話とは少し矛盾しますが、実はそこまで子どもが好きじゃないんですよね。笑

「好きじゃない」というよりは「どう関わってよいか分からない」という方が正しいのかもしれません。

子どもたちとの関わり方が上手な先生は本当に尊敬します。新年度からいきなり生徒の心を鷲掴みにし、本人もとても楽しそうに生徒と関わっているんです。授業も見ても先生、生徒ともにとてもいい雰囲気なんです。

自分にはそれができないんですよね。

真面目に誠実に授業や仕事をしているので、一定周りの先生や一部の生徒は評価してくれていると思います。逆に真面目にやり過ぎちゃって「近寄りがたい」存在になってしまっています。

実際、自分自身は「楽しい」と思って授業や仕事をできていないとうのが正直なところです。

◯生きていく力がついている実感がない

今の学校に異動してかなりプライベートな時間が増えたので、色々な物事に興味を持つようになりました。

英語の先生なのに初任校ではほとんど部活にしか時間を費やしていなかったので、まずは改めて英語の勉強をしようと思い立ちました。

1年以上の期間、英語の勉強を継続し「英検1級」と「TOEIC900点」以上を取得することができました。

また、妻が民間企業に務めており、転職も経験しているため、YouTubeの動画等で転職についても調べ始めました。

そこで気づいたのが、自分には「生きる力」が欠けているということでした。

もちろん、「先生」の仕事を続けている限り、食いっぱぐれることはないと思います。そこが公務員の強みですしね。

しかし、もし「先生」を辞めたら自分には何も残らないと思います。(もちろんアルバイトや塾で働く等はできると思いますが)

人生100年時代と言われる今の時代で、この状態はある意味リスキーだと感じています。

3.今後の展望について

◯転職活動≠転職

少し逃げるような言い方になるかもしれませんが、「転職活動=転職」ではないと思っています。

今年度33歳になることを考えると、果たしてどれだけの企業が自分に興味を持ってくれるか、またどの程度未経験の職種に挑戦できるかは今の段階では未知数です。

そういう意味では、まずはしっかりと準備をしたうえで転職活動を進めて行きたいと思います。

実際に転職活動を進めていく中で、やっぱり「先生がいい!」と思えば現職を続ける可能性もあります。(今の自分の気持ち的には、転職:現職=8:2くらいですが)

◯幅広い視点から企業を探す

年齢的な制約があることは重々承知していますが、色々な業界や職種を見ながら転職活動を進めて行きたいと考えています。

それこそ、大学時代に就職活動を全くしていなかったので、今は大学生向けの業界分析の本なんかも読んで情報収集をしています。

「先生」から民間へ、というかなりイレギュラーな形の転職活動、しかも30代半ばにさしかかろうとしていることも考え、自己分析含め、準備はしっかりと行い、少しでも後悔の少ない転職活動にしていきたいです。

◯記事は書き続けます!

これはこの先の自分の忙しさにもよりますが(予防線はっておきます笑)、記事は書き続けていきたいと思います。

「先生」の転職活動はなかなかコンテンツが見当たらないので、私も情報収集に苦しみました。(&現在進行系で苦しんでいます。)

少しでも転職を考えている先生方の味方になれるよう、背中を押していけるように記事はゆるりと書き続けていきます。

週に1記事くらいのペースで続けていきたいなあ〜。




今日はかなり長くなってしまいました。以上が私の自己紹介です。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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