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あなたの授業を3分で!ChatGPTで授業を分析


こんにちは!エンジョイ先生です。


突然ですが、みなさんは
自分の授業を文字起こししたり、映像でふりかえったりしたことはありますか?



したことが無い方は、ぜひ一度ふりかえってみてください。



おそらく、
あなたの想像の3倍は余分にしゃべってて、
余計な言葉も多くて、口癖があって聞き取りづらいはず
です。



たとえば、理想の指示が
「教科書の15ページを開きます。」
だとしたら、実際は、
「はい、じゃあね、えーと、教科書の…15ページを、開きます」
みたいな感じです。

文字数にして倍です。



授業は、教師の言葉数に余分がないほど、テンポが良くてわかりやすい授業になると言われています。


ところが、これは自分ではなかなかわからないんですね。
癖ですから。


人は「無くて7癖。あって48癖」と言われます

そこで、以前は、録音した授業記録を聴きながら、PCでひたすらに文字に起こしていく文字起こしという手法がとられていました


ですが、これは時間がかかり非常にめんどくさい。


時間がかかりすぎて、勤務時間内ではまず不可能です。


かつて、私も文字起こしにチャレンジしたことがあります。
1人で音声を聞いては入力し、また音声を聞いては入力し、聞き逃したら巻き戻し…
周りの先生からは「何やってんだあいつ。暇なのか」的な突き刺さる視線を感じながら、孤独な作業を繰り返しました。
結局、文字起こしにかかった時間は2時間以上。
そこから、分析までしたので全てで3時間はかかりました。
(いや、暇すぎるだろう。当時の私)



このように、教師は自分の腕を高めるために
孤独に1馬力で努力をするといった場面があったんですね。


ところが、こんな状況を革命的に変えてくれる相棒が現れました。
そう、彼の名はChatGPTです。



「出た!ChatGPT」「難しそう…」
なんて思われた方、


まず、はじめに下をごらんください。


こちらは、ChatGPTに私の授業の時の言葉を分析してもらったものです。



ChatGPTの力を借りれば、
口癖や使用頻度の高いフレーズ、褒め言葉に授業スタイルまでもが分析されます。



作業にかかった時間は、せいぜい3分といったところでした。




しかも、わたしがした作業は、

1.授業中、スマホを音声入力モードに
2.できた音声メモをChatGPTにコピペ
3.「分析して」と命令文を入力する


これだけです。


今まで1馬力で頑張っていたら5時間はかかっていた作業が、ChatGPTの力を借りて1.5馬力で行うことで、時短で詳細に分析が可能になりました。


方法さえ分かれば、誰でも明日から気軽に始めることができます。


ということで、今回は、ChatGPTを使った授業分析法をご紹介します。

ChatGPTの紹介と始め方

ChatGPTは、AIが文章を作ってくれるツールです。



質問やお題に合った答えを返してくれます。
これを使えば、
授業の準備や事務作業などの大変な仕事がラクになる可能性があります。



「AIって難しそう…」と思われるかもしれませんが、大丈夫。
スマホかPCさえあれば誰でもすぐ始められます。

しかも無料です。


まだ始めたことが無い方は、ぜひ下の記事をごらんください。
始め方や活用法がまとめてあります。

ChatGPTによる授業分析の仕方

ここでは、具体的な活用方法についてご紹介します。


はじめに、これは有料版のGPT4というものを使用した実践です。
GPT4はいずれ無料でも使用可能になる予定ですが、いまのところ無料版はGPT3.5というものに限られています。
全く同じ結果になる保証はできないので、ご了承ください。



まず、必要なのはあなたの授業記録です。


かつては、音声を聴きながら人力で文字起こししていましたが、今はもうそんな必要はありません。


スマホやタブレットの音声入力機能を使う
のです。



たとえば、iPhoneなら「ボイスメモ」などを活用するといいです


さあ、すると下のようなメモが完成しました。


このメモ、私の授業開始2分程の授業記録です。
教師って、わずか2分ほどでこれだけの量を喋ってるんですよ。


そりゃ、これだけの文字数の中で、急に指示されても分からない子もいますよね。



メモが完成したところで、ChatGPTを開き、このように入力します。コピペでOKです。

#命令書 :下記はある教師の授業記録です。この記録を分析し、この教師の口癖 や言葉遣いの傾向などを分析し テーブル表形式で出力してください。
#授業記録 :(ここに授業記録をコピペ)


すると、以下のようにChatGPTが返してくれました。


このように、口癖や使用頻度の高いフレーズの他、自分の授業スタイルまで教えてくれました。



答えを全て出すのにかかった時間は1分ほどです。


より良くなる方法を教えてもらう



ここまででも十分なのですが、さらに追加で改善策の提案をしてもらいました。


余分な言葉を削りたいと考えています。私の口癖などを分析し、できるだけ言葉数を減らすために意識したほうがいいことや言い換えられる言葉を教えてください。

すると、

このように具体的なアドバイスが返ってきました。


確かに「はい」って言葉連発しちゃうから、ここぞという時に使えたらもっといいかもなあ。


「とても声が大きくてよかったですよ」
→「大きな声、良かったです」
も、たしかに文字数少ないしこれでも通じそう!

注意点

以下の2点にご注意ください。

1.個人情報を入力しない。


個人情報を入力すると、ChatGPTに学習されてしまします。

たとえば、授業中に呼んだ児童名は、
「A君」に書き換えるなどしましょう。


2.授業記録は分割する。


ChatGPTは2000字以上は、学習しきれません。

いくつかに分割して入力するか、
「特にここ!」という部分を抜粋して入力することをおすすめします。


おわりに


さあ、今まで教師が1馬力で孤独に頑張っていた時代は終わりを告げました。



今や、AIの力を借りて1.5馬力で学級経営をしていく時代です。



ここでご紹介したようにAIの力を借りることで、
今まで何時間もかかっていた仕事が一瞬でできるようになりました。



AIを活用できる教師と、そうでない教師の間は
これからあまりにも残酷に格差ができていくことでしょう。


でも、AIを活用するって簡単なことなんです。

人と同じで、指示を出すだけ。


大事なのはやってみようとするチャレンジ精神です。
これをしようとする人だけが、AIの力を借りた1.5馬力で仕事ができるようになるのです。


さあ、あなたもぜひ一緒に未来の力を使ってみましょう。

そして、ぜひよい活用法をシェアしていきましょう。

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