花まつり 降誕会~ごうたんえ~ 北鎌倉の5つのお寺へ
4月8日は花まつり。
お釈迦様の誕生日です。
一度行ってみたかった花まつり。
今年は時節柄例年とは異なるだろうと思いながらお参り。
仏殿にて和尚様方がお経をあげられ、誕生仏と呼ばれるお釈迦様のお生まれになったお姿の像に甘茶をかけられる様子を外よりお参りする機会に恵まれました。
誕生仏をまつるのは花御堂(はなみどう)と呼ばれるそうです。
円覚寺官長さまの今日の言葉に花まつりの記述がありました。
あげられていたお経は降誕会のものなのかとても厳かで背筋の伸びる思いがいたしました。
和尚様方が終わられた後に開放となり、撮影させて頂きました。
とても小さいのですが中央にお釈迦様の像があります。
円覚寺の境内、国宝の洪鐘(おおがね)のある弁天堂へあがると空に大きな日輪がかかりました。
円覚寺を後にして東慶寺へ
一枚目の降誕会の札の写真は東慶寺のもの。花御堂は椿のみ。これは東慶寺ならではのものだそうです。
甘茶をかけさせて頂きました。
ドキドキします。
ちょうど八重桜が色濃く咲いていました。
花御堂の前のお焼香をあげさせて頂きました。
紫陽花で有名な明月院。紫陽花の頃はもちろんですが春の明月院も素敵です。
アジサイのころ、明月院ブルーと呼ばれる青のアジサイで埋め尽くされる鎌倉石の参道を彩っているのはショカッサイ。奥に見える山門の先、本堂へ。
こちらでも甘茶をかけさせて頂きました。
残念ながら建長寺では花まつりに間に合いませんでした。
けれど境内の牡丹が見頃を迎えていました。
お釈迦様の写真の掲載は各お寺から許可を頂いておりますが考え方によって、気分を害される方もいらっしゃるかもしれません。
実は私自身、花まつりに興味はあるもののよく分からず、もう20年近くずっと気になっておりました。思い切ってこうしてお参りしてみると心が洗われるような有り難い気持ちに。
もし、機会があれば花まつりは毎年4月8日に各お寺で開催されるかと思いますのでお参りになってみるきっかけとなればとの思い、また自身の備忘録としてnoteに記した次第です。
ちなみに今回、全てのお寺を1日で回っています。
最初は北鎌倉駅からすぐの円覚寺の朝10時に始まる法要と東慶寺のみのお参りを予定していました。お参りはとても心に響き、お昼ごはんを食べていると、「せっかくなら他もお参りしたい」そんな気持ちがむくむくと湧いてきました。
それから気持ち速足で移動、ゆるりとお参り。途中、お茶も飲み(この時世でなければ甘茶がふるまわれるらしいです。今回は喫茶店によりました)して16時すぎに建長寺を後にしました。
ソメイヨシノこそ華やかな時期は過ぎましたが八重桜はちょうど見頃。フジ、ヤマブキ、シャガ、ショカッサイ、ボタン、たくさんの花たちに会えました。
言葉をお借りするならば花まつりの北鎌倉は花の咲く喜びに溢れている、そんな思いがするようでした。ありがとうございました。
2023年追記
東慶寺では2023年現在境内の撮影を禁止されています。
こちらの記事の写真は禁止前に撮影したものです。
読んでいただきありがとうございます。 暮らしの中の一杯のお茶の時間のようになれたら…そんな気持ちで書いています。よろしくお願いいたします。