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時間をかけて

時間をかけて作ったものは、それだけで価値があると思う。

私は昔、ハンドメイド品の受注販売を行なっていた。500円くらいのがま口ポーチを作っていたのだけれど、ありがたいことに、贈り物やプチギフトとして選んでいただけることが多かった。
「退職時のお礼としてあげたいんです。」「お母さんへプレゼントしたいんです。」などなど。私は、買ってくれる方へ、もしくはプレゼントされる方へ、「喜んで欲しいな」と感謝の気持ちを込めて品物を作っていた。
型取りの時に生地をハサミで切るとき、アイロンをかけるとき、ミシンで縫うとき、仕上げや検品のとき、時間をかければ、納得できるものができた。
早くて綺麗なのが良いに決まっている。ただ、買ってくれる人を思って丁寧に時間を使うこともまた大切だと思う。

そんな手づくりの時間が大好きだ。

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