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第23回SDGsオープンラボ:知らないでは済まされない!プライバシーガバナンスガイドブック DX時代の顧客情報管理は?

第23回SDGsオープンラボ:知らないでは済まされない!プライバシーガバナンスガイドブックDX時代の顧客情報管理は?

こんにちは、トランスコスモスSDGs委員会兼MC2部3課 オープン社内報 新人編集員の齋藤拓樹です。

今回は、2021年8月2日(月)にオンライン形式で開催された、SDGsオープンラボの2021年度第23回目について報告します!
今回は61名の社員が参加しました。

テーマは「知らないでは済まされない!プライバシーガバナンスガイドブックDX時代の顧客情報管理は?」です。

近年、プライバシーの概念が変わりつつあり、データや個人情報は保護から活用へと変化しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)の進歩により、近未来で実現し得ることが増え、それにより法律も変わってきています。

トランスコスモスは、Global Digital Transformation Partnerを目指しています。様々なアプリやツールを使い、エンドユーザーやバックオフィスの情報を総合的に使い、お客様企業のUI・UXを高めていっています。
①お客様のエンドユーザーと向き合うカスターサポート&デジタルマーケティング
②お客様のバックオフィス業務のアウトソーシング
③エンドユーザーのUX改善のために①と②を何度も試行錯誤・PDCA繰り返し精度を上げていく

トランスコスモスは、業務プロセス改善によるUX改善で、お客様企業のエンドユーザーへ新たな価値を提供するパートナーを目指しています。そのため、データや個人情報を取り扱うことが多く、必然となってきています。

現在日本が抱えるデジタル敗戦や高齢化などの様々な社会課題は「SDGs」によって可視化され、さらに「政府成長戦略」として課題解決のための打ち手がより具体化されています。政府からも「包括的データ戦略(https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/pdf/20210618/siryou3.pdf 、2021年6月)」「「DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.1」(https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/privacy/guidebook11gaiyo.pdf 、2021年7月)」と次々新方針が発出され、企業は自社のお客様情報をどう活用するのか政府新方針に従って判断していくことになります。

社会は、科学や技術の発展によって以下のように変化し続けています。

さいと3

(Society5.0とは:https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/society5_0.pdf

今後の鍵はデータやAIです。
Society5.0時代では、「包括的データ戦略」が必要であり、バラバラではなくデータを標準化して整えていくことを目指しています。テクノロジーで社会のバージョンアップを実現することで、今後、ビジネスや社会、そして活躍する人そのものが変化していくのです。

さいと4

(令和3年6月15日 内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室:
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dai80/siryou2-1.pdf)

日本には、いわゆる個人情報保護法制2000個問題(https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/wg/toushi/20161115/161115toushi01.pdf)があり、個人情報は保護し、目的外利用していないのが現状です。
しかし、世界ではDX企業が個人情報を活用して、成長しています。これから個人情報は、保護から活用へ変化していきます。2000個問題解消のため法律改正で上書きして、個人情報保護委員会へ一本化していますが、一気に活用には行かないため、現在は下準備中です。

さいと5

(令和2年12⽉ 個⼈情報保護制度の⾒直しに関する検討会:
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kojinjyoho_hogo/kentoukai/pdf/saishu_hokoku_gaiyou.pdf)

実際に活用するには、「プライバシーガバナンス」が必要だと考えられています。
今後は、個人の動きがデジタル化され、使用していくことが主眼になっているため、ただ守るだけでは、使用出来ません。民間もプライバシーガバナンスを考えていく必要があります。
プライバシーガバナンスガイドブックとは、企業が社会からの信頼の獲得に向けて、取り組むべきことを取りまとめたものです。

さいと6

(DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0 2020年8月 総務省 経済産業省:https://www.meti.go.jp/press/2020/08/20200828012/20200828012-1.pdf

昨今ビジネスモデルの変革や技術革新が著しいため、DX企業は、イノベーションから生じる様々なリスクの低減を、自ら図っていかなければなりません。SDGs目標の9.産業と技術革新の基盤をつくろう、にも深くかかわってきます。企業は、プライバシーに関する問題について能動的に対応し、消費者やステークホルダーに対して、説明責任を果たし、社会からの信頼を獲得することが必要です。


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