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2018年11月の記事一覧

2018/11/25 風をよむ「ゴーン容疑者とグローバル化」

2018/11/25 風をよむ「ゴーン容疑者とグローバル化」



(街の声)「えっ、ほんとに?すごいショック」「全く。ゴーンさん、想像もしてなかった」「すごいやり手で、日産を立て直した社長だと思ってたんですけど…」

19日、日本中が驚きを持って迎えたカルロス・ゴーン容疑者逮捕。これまで彼の存在は、日本企業の「グローバル化」の象徴でした。

「79.5%」― これは、去年行われた新入社員に対する意識調査で、「日本企業はグローバル化を進めるべきだと思う」と答え

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2018/11/18 風をよむ「マクロン大統領の心配」

2018/11/18 風をよむ「マクロン大統領の心配」



第一次世界大戦終結から100年経った11日、パリで開かれた記念式典。フランスのマクロン大統領が行った演説が、世界から注目を集めました。

マクロン大統領「第一次大戦後、屈辱や復讐心、経済危機や道徳の危機がナショナリズムと全体主義を作り出していきました。今、“古い悪魔”が再び現れつつあり、混沌と死をもたらそうとしています」

マクロン大統領が訴えたのは、今再び姿を現しつつある“古い悪魔”、世界を

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2018/11/11 風をよむ「崩れゆく民主主義…」



殺人犯「警官は死んじまったぜ。脱獄してもっと殺してやるよ」…

「このような男を入国させたのは、民主党だ。」「民主党は、こんな連中を、さらにアメリカに入れようというのか?」

これは、アメリカの中間選挙期間中に流された、共和党のキャンペーン動画。不法入国した移民が警官を殺した事件を引き合いに、移民受け入れに寛容な民主党を非難したものです。

一方、こちらは、共和党が強い地盤を持つ、南部テキサス

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2018/10/28 風をよむ『ブラジルにもトランプ現象』



ボルソナロ氏 「ブラジルを偉大で自由で繁栄した国家にするため変革するのです!」

28日に決選投票が行われたブラジルの大統領選挙。次期大統領に選ばれたのは、“ブラジル第一”を掲げる極右の元軍人、ジャイル・ボルソナロ氏でした。

ボルソナロ氏「私はトランプ大統領のファンだ。彼は偉大なアメリカ、私は偉大なブラジルを求める」

これまで数々の差別的発言で物議をかもし、「ブラジルのトランプ」とも
呼ば

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