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#94 「泣く」をアーユルヴェーダ的に考える。

おはようございます。インド嫁です。アーユルヴェーダを勉強したり、ブログを書いたりイベントを運営したりしています。

先日、Discover India Club という日本の団体の定例会に参加しました。こちらは、国籍問わず、日印の文化交流を目的とした団体で、毎年デリーで行われている「コンニチワジャパン」のイベントにも協力いただいています。

オンラインで会議が行われるようになり、デリーから参加できると言うこともあって、これからいろいろとインドに詳しい方々とつながりができて、嬉しいです。

これも、ロックダウンのいい意味での産物ですね。

ホームページを貼っておきます。文化活動を中心に行っている団体です。ご興味のある方はどうぞお気軽にお問合せください。

さて本日の質問です。

と頂きました。今日のテーマは「泣く」をアーユルヴェーダ的に考えるです。最近泣いた出来事は後半出てきます。

感情とドーシャは深くつながっている

このブログでは、よく感情と、ドーシャの不具合についていろいろと話をしています。過去の感情と関わる記事を貼っておくので、お時間のある時にどうぞ読んでみてください。

今回、少しおおざっぱな括りの「泣く」という行為について、アーユルヴェーダ的に深掘りして考えてみたいと思います。

泣くにもいろいろある

まず、「泣く」という状況を考えてみます。

1.悲しい時
2.嬉しい時
3.悔しい時
4.寂しい時
5.むなしい時
などなど、、、この他にもいろいろあると思います。

泣く理由は様々です。それはいろいろあると思います。しかし、ここでドーシャと「泣く」の関係を図にしてみます。

私達のドーシャは、いろいろな理由でピーク線を超えるとそれを線の中に収めようと体が動くように作用しています。

この作用が、いわゆる免疫力とか、自己治癒力とかに繋がります。

「涙を流す」という行為は意識してできる場合と、そうではない場合があります。前者は心が影響し、後者は目にゴミがはいった等です。これは生理現象として目を守るためなどに出てくる涙です。

「訳もわからなく泣けてくる」というのも、たまにありますが、この場合後者ではなく前者です。というのは、実際「(言葉の説明が付けられないほど、感情が湧き出て)訳もわからなく泣けてくる」という事だからです。

なぜ心が原因で、肉体に影響がでるのでしょうか。簡単です。心と体はつながっているからです。

ピーク線を越えた状態が続くと

感情はプラスだろうが、マイナスだろうが、ある一定限度を超えると、体がその線の中に収めようとします。

体が心の乱れを鎮めようと涙を流すよう指示します。体の中に入ってきたばい菌を追い出す為に熱を出すのと同じ原理です。心を平穏に保とうとするわけですね。

その証拠に、嬉しくても、悲しくても泣いている時は「興奮状態」です。正常ではありません。

そのため、悲しい時に涙がでる、なぜかわからないけど泣けてくる、は体の自治癒力が働いているんだと思って、泣いてください。

なくと、鼻水がでたり、涙もぐちょぐちょです。出してください。ティッシュ箱を忘れずに。そしてすっきりさせるのです。

これが、何日も同じ事で泣いているとします。すると、どうなるか。体の不具合が発生してきます。泣きすぎて頭がいたくなったりした事ありませんか?又は免疫力がさがり、やる気がなくなったり、だる気が起こります。

引きずる事は、体にも心にもよくありません。引きずらないためには、いろいろな方法がありますが、また別の機会にしたいと思います。

ADARNIYA BEGA(アダルニヤベガ)という抑えてはいけない生理現象の一つに涙が含まれています。泣くという行為は体がもともと持っている回復方法の一つなのです。

ですから、「泣きたいときは、思いっきりないて」欲しいです。

最近、泣いた出来事

そろそろ質問者さんの質問にお応えしたいと思います。

最近、泣いた出来事、もしよかったら教えてください!

最近、泣いた出来事は、ちょっとした出来事でした。

Facebookに投稿したのですが、ある動画をみて、いろんな昔を思い出して泣いてしまいました。

会う時に会える奇跡。私はそれを当たり前に考えていたなぁと。

寂しくて泣きました。

同じ時に、私の心のコントロ―ルが未熟だったために、友達を傷つけてしまいました。自分の余裕のなさに落ち込んで、どうしていいかわからなくなったのです。

もし、このまま彼女と他人行儀な状態だったらどうしよう。

そんな気持ちで泣きました。

きっと、数日心にこの事が引っかかっていて、それが涙とともに外にあふれ出た、そんな気がします。

答えがでなかった私に、旦那さんが答えをくれました。今よりは何か変わるので、旦那さんが言う通りやってみようと思いました。

結果、私の気持ちは泣く事で整理がつき、旦那さんと話す事で解決策を見出し、そして彼女とも話す事ができました。

自分のトリセツは本当に大事

きれいごとだと思われようと、なんだろうと私の持論には「文句、泣き言はやる前にいわない」というのがあります。

又、体質上、少しでも批判的になっている時は、体調が悪い時と判断し、早く寝たり、食べ過ぎを避けたりします。

とにかくネガティブでいいことはありません。

しかし、「ストレス解消」というのは、本当は必要なのでしょうか。私はここがインド古典ヨガで解決できるような気がしてなりません。

また、この辺りは別のマガジンにて掲載していきます。どうぞこちらもご覧ください。

このブログでは、質問者さんの質問をアーユルヴェーダ的、インド的にお答えてしていきます。お気軽にお寄せください。

それでは素敵な一日がすごせますように。


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