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弁護士が実践したTOEFL勉強法

私は弁護士として法律事務所に勤務していた頃、アメリカのロースクールに留学しました。今回は、その際に実践したTOEFL勉強法をご紹介したいと思います。


1.米国ロースクール(LLM)留学のために求められるTOEFLの点数

U.S. Newsが公表しているロースクールランキングのトップ20に入るような大学のLLMの場合には、TOEFLで90点台後半から105点程度を要求されることがほとんどです。
そのため、私の知る限り、アメリカLLMへの留学の場合にはTOEFLで100点前後をとって留学する弁護士が多いです。

ただし、ハーバードやスタンフォードといったトップ校のLLMに留学するためには、通常はTOEFLで115点近くが必要になると言われています。

私は、最初にTOEFLを受けた際は確か60点ぐらいしか取れませんでしたが、最終的には無事にLLM留学できる点数を取ることができました。

なお、留学中に出会った日本人から聞いた話によると、MBAの場合にはLLMよりも若干高めの点数を要求されることが多いようです

2.一般的な得点構成

一般的な日本人がTOEFLで100点を目指す場合には、以下のような得点構成が目安になると思います。

  • Reading:28点~30点

  • Listening:24点~30点

  • Speaking:20点~24点

  • Writing:23点~27点

上記のとおり、一般的な日本人が100点を超えようとすると、Readingで満点近くをとることが重要です。逆に、Speakingで高得点を目指すのは、少なくともTOEFLで100点を目指すという観点からはお勧めしません。

3.受験会場について

TOEFLは、原則として予約時に受験会場を選択して受験しますが、受験会場によっては設備がボロボロだったり、雑音が大きくて集中できなかったりすることがあります。そのため、受験会場が点数に与える影響は無視できず、安定して高得点をとるためには良い受験会場を予約することも重要です。

予約は先着順であり、人気の受験会場の予約はすぐに埋まってしまうため、良い会場を予約するためには、予約受付が開始したらすぐに予約する必要があります。

私が受験していた頃は、東京であれば、お茶の水ソラシティの受験会場が人気でした。

4.予備校の要否について

私個人としては、TOEFL対策のためには、予備校よりも問題演習にお金を使うべきであり、全教科をまんべんなく教えてくれるような予備校は、あまり役に立たないと考えています。

ただし、SpeakingとWritingについては自己採点が難しいため、Speaking特化、Writing特化の予備校を使用することは検討に値すると思います。

私が受験していた頃は、E4TGというSpeaking特化の予備校が有名でした。

なお、どうしても自分では勉強する気が起きないという方であれば、ペースメーカーのために全教科をまんべんなく教えてくれる予備校に通うこともあり得ると思います(ただし、授業料は高いです、、、)。

5.お勧めの参考書

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