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最後の転職先としての東京タクシードライバー

みなさん、こんにちは。
タクシーちゃんねるのげん太です。
本日は私が営業所で多くの「年長タクシードライバー」を見てきて感じたことを書いていきます。
これからの人の参考になると嬉しいです。

先に結論と目次を書いておきます。
「最後の転職先として東京タクシードライバー」の何が良いかって『引退時期を自分で決められる』ところです。
元気で気力があれば自分のペースで続けることができます。


皆口を揃えて言う、「乗務員を大切にしてくれる会社が良いぞ」


結局行き着く先は会社から「大切にされている」と思えるかどうか、だそうです。タクシーはひとりで行う仕事ですが、必ず毎日営業所には出勤します。そして、今日あったことを他の乗務員さんたちと談笑します。そんな雰囲気がある私の1社目のタクシー会社。内勤さんも乗務員のことをとても気にかけてくれていたので、会話や雑談が多い会社だったなと思います。また年長者になると、勤め先を変えることに対する大きな心理的抵抗があると言います。1から会社の制度やルール、やり方を覚えたりしていくことが嫌だという人は多いです。なので「乗務員を大切にしてくれる会社」が見つかったらそこに居付くのだそうです。それが最強で最善と年長者から聞きました。

駅の乗り場だけでのんびりタクシーをやるのもあり

65歳以降の雇用に強いのがタクシー業界


65歳以降も健康状態が問題なければ雇い続けてくれるのがタクシー業界です。私の営業所でも大体75歳くらいの方も問題なく「隔日勤務」で勤務していたりします。健康で売上さえ上がれば、その分給料はフェアに貰えるという点も魅力でしょう。55歳以降の方は、ご本人の考え方(柔軟性があるか)やタクシーのスキルがあるか、会社選びの目利きができていたかでだいぶ年収や働き方、老後の生活、65歳以上のタクシーライフが左右される気がしています。あと何歳であれスマホは絶対に使えた方が良いです。PayPayも必須です。

タクシーもIT化している

仕事を続ける上で大切なことは健康と気力


最後の転職で「東京のタクシードライバー」を希望する場合、仕事を続ける上で最も大切なことは健康と気力だと感じています。健康とは、健康診断の数値ももちろんのことですが周りを見ていると「筋力」が大切です。やっぱり年長者でも身体に筋肉がついている人は、それなりに明るく楽しくやっていて売上が高いです。女性の場合は接客を楽しんで行っている人が長続きしやすいです。気力はどの仕事でもそうですがガッツとか根性です(笑)のんびりとした仕事スタイルもいいですが、東京はせわしない街で巨大な経済を持つ街です。最初は色々わからない状態で現場に出されるので未経験者は気合と根性で乗り越えて行く必要があるし、売上を立て続けることも気合と根性が必要です。

新宿の夜、東京は経済力、人流ともに激しい

1社目で私に張り合うオジサンがいて好きだった話


1社目の時の話です。私は売上トップ10には入っていたのですが、毎回4位とか6位くらいにいる70歳を超えた冗談好きの元気なオジサンがいました(かつては名前が掲載されていた。今は競争を煽るとして順位と名前は掲載しない営業所が多い)そのオジサンは私の日報を覗きながら、へ〜〜〜みたいな?、ここよかったよ!とか教えてくれる人です。なので私もとっておきのつけ待ち場所を教えたら次の出番から早速そこにベタ付けしていました笑、適当なことを言えばよかったかな!14年くらいはこの会社で働いているって聞きました。長く働ける職場はやっぱりいいね!と思います。

引退時期は自分で決められる


もしあなたが今から東京のタクシードライバーとして、デビューした場合、特に事故や違反、売上に問題がなければ引退する時期は自分で決めることができます。60歳になった途端の減給もないですし、定年もあってないようなものです。あなたの人生の職業的な引退を自分で決めることができる…これって結構すごいことだと思います。

多くのタクシードライバーは60歳以降も仕事を続けている

意外と中小タクシー会社の方が満足度は高い


私が今まで見てきた年長者の方は、大手よりも中小のタクシー会社の方がいいよという人が多かったです。その理由はやはりシフトの融通や、細かいことが社内ルールではなく自由裁量だったりすることに対するストレスの少なさだと思います。また同年代の方がある程度いた方が働きやすいし、雑談や相談もしやすいことでしょう。どこの会社でもそうだと思いますが、今の時代の年長者と若者って全然話が合わないです笑、たまにお互いから刺激を得ながら波長の合う人と会話をすることは良いと思いますが、あまりに若い人ばかりの職場だと単純に居心地が悪いと思います。

中小タクシー会社の居心地の良さも大事

前職何をしていたかの話はほとんどしない


タクシーをやる前は何をしていたの?という話はほとんどしないです。飲みの席とかで話題が出れば、その流れですることはありますが、基本みなさん今を生きている感じがあって、過去のことより今日の嫌なお客とか売上とか、今度の会社主催のバーベキューとか、営業所の周りの美味い店、最近いいお客さんが出てくるエリアの話とかを主にしています。今の話やこれからの話の方が楽しいことが多いかなと思っています。


本日は「最後の転職先として東京タクシードライバー」として、私が見てきた素敵年長ドライバーさんたちの話をしました。やっぱり65歳以降も強い雇用というのは今の時代とてもいいなと思うし、引退時期は自分で決められることはすごいことだと思います。とは言え現実的な話として、高齢になればなるほど東京のタクシードライバーを1から始めることは(採用の面も含めて)難しかったりもするので、自分で考えながら早めに動いている人は動いています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

前向きな方が長く働ける良い会社との出会いがあることを願っています。

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タクシーちゃんねる・げん太でした。
また次の記事でお会いしましょう。


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