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今のうちに知っておくと有利。東京のタクシードライバーで稼ぐには?

みなさん、こんにちは。
タクシーちゃんねるのげん太です。

本日は東京のタクシードライバー職で稼ぐために、知っておくと有利なことを6つお伝えしたいと思います。


1.「免許の違反点数は0スタートの方が有利」


免許の違反点数は0の方が絶対に有利です。東京のタクシードライバーを始めるときに最も気をつけなければならないのが「違反と事故」です。特に「違反」は初心者であればあるほど、道がわからないため切符を切られやすいです。累積0点であれば軽微な違反を1~2回しても大丈夫ですが、累積4点でタクシードライバーを始めてしまうと、たった一度のミスが命取りになってしまいます。私も仕事を始めたばかりの時は、違反を2度立て続けにしてしまっています。免許の点数が累積している状態でタクシーを始めると、思い切った攻めの営業ができなくなってしまいます。これから東京でタクシーを始める方には「免許の点数」は意識して欲しいなと思っています。なお採用時にも、この免許の点数や履歴は採否に大きく影響します。

2.「営業所は稼げるエリアに近い方が有利」


タクシーの営業所の場所が都内のどこにあるか?という話です。東京のタクシー初心者の場合、営業所の場所が売上に与える影響は大きいため「稼げるエリアに近い営業所」を選んで欲しいです。ただ都心部に近いというだけで、良いかと言われるとNOで、他に「ガススタンドの位置」「営業車」「会社のブランド力」「自腹高速料金」「事故罰則」「歩合率」「勤続年数」などその他、多くを検討する必要があります。最終的には会社の社風や内勤の方との「相性」も大きいなと感じています。

3.「会社負担の帰路高速は大きい方が有利」


帰路高速とは、例えば銀座から横浜まで高速道路利用でご乗車のお客様がいた場合、行きの高速料金はお客さまが負担することになりますが、帰りの高速料金のことを帰路高速と言います。横浜は営業区域外です。横浜から銀座に戻るときに高速道路を使わないと、多大な時間がかかってしまって営業時間をロスしてしまいます。そのため帰路高速料金を支払って、高速道路で営業区域内まで帰るのですが、その時の高速料金が会社負担なのかどうかです。一般的な待遇のタクシー会社だと、都内の境目までの帰路高速料金を負担してくれることが多いです。(つまり都内に入ってから首都高の料金は自腹です。)

この図だと「きみどり」色は自腹、その他は会社負担…みたいな感じです。(※各社大きく異なる)

具体的に、私の会社の話をしてみましょう。深夜に銀座まで高速で帰りたいとなった時、西側だと高井戸〜銀座(500円)、南側では羽田〜銀座(490円)などは自己負担だったりします。ここの費用に関しても会社負担をしてくれる営業所は、自腹を考えずに高速に乗れて攻めの営業ができるというメリットがあります。とは言え、この自腹高速代金は使うドライバーと使わないドライバーがいるので総合的な待遇で比較することが大切です。

4.「流し営業のスキルは財産。財産持ちは有利」

今、東京のタクシードライバーとして働いている人で、営業回数の半分以上がアプリ配車や迎車の方は絶対に「流し営業のスキル」を磨いておいた方が良いです。今後タクシーは業界の激変期としてさまざまな変化が予想されています。その時に自分の経験値やスキルが残る働き方をしておくべきだと思っています。私の肌感ですが忙しい日に「迎車100%」VS「流し営業100%」だと、流し営業の方が売上は上がります。これは乗車させる位置や向き、客層をある程度自分でコントロールして効率よく仕事ができるからです。どうせ同じ時間働くのであればある程度、流し営業も意図的に行って流し営業のスキルを蓄積させていきましょう。コロナ禍を生き延びた私が断言しますがスキルは財産です。

5.「車種はジャパンタクシーに乗れる方が有利」

セダン型の車両に乗って仕事をするよりもジャパンタクシーに「最初から」乗って仕事ができる方が有利です。車内でお客様と話をしていて「わたしはジャパンタクシーしか乗らないわ」みたいなことはよく聞きます。実際にうまく流し営業をしていても、ジャパンタクシーに乗っていないだけでお客さまが乗ってこないことがあります。今は多くの会社や営業所が補助金を使ってジャパンタクシーを導入しています。「最初から」ジャパンタクシーで仕事ができる会社、営業所の方が有利です。それでも現実は新人はクラウンから…、って言われる営業所も多いですよね。

6.「お客様に選ばれる会社の方が有利」


東京のタクシー業界ではお客さまに選ばれやすい会社とそうではない会社があります。私は日々お客さまの動向を見ているのでよくわかっているのですが、前の空車タクシーを嫌がって後ろの私のタクシーに乗ってくることが、何度もあります。それがお客さまに選ばれている会社の力です。たまにしかタクシーを使わない人や、駅で並んでいるタクシーに乗る人はあまりタクシーを選んだりはしません。しかし東京ではあらゆる場所から手が上がってタクシーに乗り込んできます。そういった環境でタクシーに乗り慣れているお客さまは「タクシー会社のイメージ」を持っています。同じ運賃を払うのだから良いイメージのタクシー会社の車に乗りたいらしいです。あなたの会社はお客さまから選ばれる会社ですか?自分の会社はお客さまから選ばれているから私もしっかりやらなきゃなといった相乗効果で、良い営業所や良い会社では、会社も乗務員も誇りを持ってしっかり働いています。

入社前に知っておくべき有利なこと6つ


東京のタクシードライバー職は、入社前に上記6つのことを知っておくだけで他人よりかなり有利な環境で働くことができます。給料は歩合制なので「この有利な環境」は給料に直結しています。しっかりと会社選びや営業スキルなどをつけることができたので私は月収は50万円以上をずっともらっています。今はテレビのニュースなどで「稼げる」とピックアップされていますが、変な会社に入ってしまうと忙しい時は一時的に稼げても、閑散期に営業ツールが乏しくて稼げなかったり、時代の変化についていけない会社は倒産や買収をされていくでしょう。その時に皆さんの雇用や待遇が保障されるかは全くわかりません。昨年11月には最大で1,820台あったチェッカーキャブが事実上の解散(ブランド消滅)となっています。

きちんと会社選びを間違えなければ、年収は600~800万円という職業なので、「良い人には良い会社に入ってほしい」というのが私の思いです。こういったnoteや他SNSで私は情報を提供していますので、参考にしながらみなさんの人生を少しでも良くしていってほしいと思っています。タクシーちゃんねる・げん太は、LINEにてタクシー業界で働くことへの不安に答えたり、転職の相談にもできる限りで受け付けています。(最低限礼節を持って、自走自活できる方でお願いします)

本日の内容は以上となります。
最近、売上が作れていない新人ドライバーさんも増えています。私が言っている稼ぎの目安というのは「優良会社+営業スキル+モチベーションが高い」状態での東京タクシードライバーなので、都内でタクシーをやったことがない転職エージェントを利用しての良くない会社選びや、なんとなくスカウトが来た高待遇な求人で入社した人が初月から50万円稼いでいけるほど、甘くはないよとは言っておきます。何をするにしてもお金を稼ぐって大変ですよね。

今一度、会社選びや職業選択について本当にそれでいいのか、を考えて欲しいです。転職って人生のうちに何度もあることではないですから。

どうせやるのであれば、良い会社に入ってしっかり稼いで、生活を豊かにしていってくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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