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Keep The Commitment(約束を守れ!)

※お知らせ※
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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのポストから。

こちらはスコッチウイスキー協会による

キア・スターマー首相は「スコッチウィスキー業界を全力で支援する」と約束した。予算はその約束を行動で示す絶好の機会であり、 スコッチウイスキー業界は成長のための準備はできている。

という内容のポストです。

簡単に言えば

イギリス政府はスコッチウイスキーに対する増税を撤回しろ!

という圧力ですね。

実はイギリスでは昨年8月に、前政権である保守党がアルコール度数が高くなるほど税金が高くなる酒税改正を行っており、そのせいでスコッチウイスキーや蒸留酒は大増税となっていました。

ただでさえイギリスは酒税が非常に高い国なのですが、更に増税されたことで付加価値税も含めるとスコッチウイスキーは

なんと1本の価格の約75%が税金!!!

というとんでもないことになっています。

そんな大増税を行った保守党政権ですが、実は2019年にウイスキー業界に対して「業界を税制によって支援する」という約束をしています。

それなのに増税に踏み切ったわけですから、当然業界は大激怒。

保守党政権に対し

「Keep The Commitment(約束を守れ!)」

というキャンペーンを展開し、増税の撤回を求めていました。

スコッチウイスキー協会HPより
スコッチウイスキー協会HPより

同時にウイスキー業界は、次期総選挙を睨んで他党にも「ウイスキーに対する増税を撤回しろ!」という圧力を掛け続け、その結果労働党から

「スコッチウイスキー生産者を全力で支援する」

という言質を取り付けることに成功します。

そして今年の7月に総選挙が行われるわけですが、その結果は皆さんもご存知の通りで、増税した保守党は政権の座から転落し、最大野党・労働党が650議席ある下院の400議席超を埋めるという大勝で14年ぶりとなる政権交代を果たしました。

その労働党新政権による予算発表が10月30日にあるのですが、

当然約束を守って予算にスコッチウイスキーへの減税を入れるよな?

というのが冒頭のポストというわけです。

さてこの先イギリスで酒税減税が行われるかどうかはわかりませんが、こうして政治家に約束をさせ、その後に

「Keep The Commitment(約束を守れ!)」

と詰め寄ることは非常に大切な事です。

日本の国会議員は、公約と真逆のことでも「党内議論で決まったことに従うのが民主主義」というアホアホ理論で開き直り賛成する詐欺師だらけですので、「約束を守れ」とぶっ叩くことはなおさら必要なことでしょう。

「選挙前は天国を語り、選挙が終われば地獄に案内するのが政治家」という言葉もありますが、それを止めさせるには「有権者の強い意志」が不可欠です。

「前回選挙の公約はどうなったんだ」「政権取ったら公約を実現すると明言しろ」としつこく聞くことを積み重ねるしかないでしょう。

「約束を守る」が大切であるということは幼稚園児でも理解できることで、これはイデオロギー以前の話です。

これを許している限り民主主義は「形だけのもの」にすぎません。

「公約を守る」という「常識」が無い限り、誰が政権を取ろうが同じなのです。

圧力は常に掛け続けるから圧力になります。

「Keep The Commitment(約束を守れ!)」と言い続けましょう。

ということで今日の記事はここまで。

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