「屏風の虎の捕まえ方」の議論をしても無意味です
むかしむかし、一休さんというとんちで評判の小僧さんがいました。
一休さんのとんちの噂を聞いたお殿様は、あることを思いつきを一休さんをお城に呼びつけるとこう言いました。
「さっそくじゃが、そこにある屏風のトラを縛りあげてくれぬか。夜中に屏風から抜け出して悪い事ばかりするので、ほとほと困っておったのじゃ」
「わかりました、縄でトラを縛りあげてごらんにいれます」
「おおっ、やってくれるか」
「はい。もちろんですとも」
一休さんはそう言うと、ねじりはちまきをして腕まくりをし、すかさずこう言いました。
「それではトラを屏風から追い出してください。すぐに縛ってごらんにいれます」
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
冒頭のお話は、みなさんご存知の一休さんの「屏風の虎」ですが、こんな話は現代にもあります。
それがこれです。
このグラフを指してドヤ顔で「減税の財源を示せ」という政府目線おじさんこそが「現代の屏風の虎」です。
だからそういう人が現れたら笑顔で
「わかりました。それでは全ての予算の使い先の詳細を全部公開してください。減税の財源を示してごらんにいれます」
と言っていあげましょう笑
以前の記事でも書いたように、その一般会計グラフの中には
といったような事業予算が入っています。
しかし先ほど挙げた各事業は一般に公開されているものではなく、メディアの情報公開請求によって出てきたものです。
ちなみにこれらは国交省が公開した事業の一部をピックアップしたものですが、同時に情報公開を請求していた財務省はその公開を拒否したので、私達有権者は詳細を知ることは出来ませんでした。
財源示せおじさんは、グダグダ言ってる暇があったら早く財務省への情報公開請求に取り組むべきです。
当たり前のことですが、「財源を示す」というのはこういった事業ひとつひとつの見直しの話です。
家計を見直すにあたって、その支出内容を家計簿などで把握しないまま雰囲気で「食費を減らそう」とするのは乱暴な考え方であることは説明するまでも無いでしょう。
もうひとつ常識の話をすると、国会議員の仕事とは予算の審議と議決です。
「減税の財源を示せ」はトヨタの営業マンが
「値引きしてほしいならこの車の材料費、加工費、開発費、設計費、販売コスト、運送費のどこを削減すればいいか答えてみろ」
と言っている様な話です。
そんなことを考えるのはそっちであって、我々ではありません。
減税の方法も同じです。
こんな常識も理解せず「減税の財源を示せ」と答えの無い問いを出して有権者を黙らせようとする人は、真剣に「屏風の虎を捕まえろ」と言っているようなものです。
そんな人達を相手に「屏風の虎をどう捕まえるか」を真面目に議論することは時間の無駄でしかありません。
「減税の財源を示せ」は減税議論をさせないための詭弁ですから相手にはせず、ひたすら「税金下げろ」とだけ主張しましょう。
ということで、減税運動をやっています。
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では、今日の記事はここまで!
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