アダプト・プログラムを輸入しても腐らせるのが日本です
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
ちょっと体調が悪すぎて更新をサボり気味なのはゴメンナサイなのですがそれはそれとして、今日はこちらのツイートから。
先日、某界隈で話題になった「高速道路の料金徴収期限の半永久化法案」に関連したクルマ減税会の会員投票が始まりました。
投票期間は6月12日~6月18日まで、投票資格は6月9日までにクルマ減税会へ登録された会員のみとなっております。
この件についての減税新聞の見解はあえてここでは書きません。
会員の皆様がそれぞれで考え、クルマ減税会に意見すべきだと思うからです。
もちろん私もまあまあの長文コメントと共に投票済みです。
まだ投票をお済みでない会員の方は、是非投票による意思表示をお願いいたします。
ということで今日の本題へ行きましょう。
今日の話は冒頭の高速道路ネタ繋がりで
Adopt A Highway(アダプト・ア・ハイウェイ)
をご紹介しようと思います。
「アダプト・ア・ハイウェイ」とは何かというと
市民や企業が道路の清掃作業などをボランティアで行う仕組みのこと
を指します。
「アダプト(Adopt)」とは「養子縁組」を指す言葉で、つまり「アダプト・ア・ハイウェイ」とは
市民や企業が道路の一部区間の里親となり面倒を見る
という意味合いからそう呼ばれており、1985年にアメリカのテキサス州で初めて採用されて以降、今では49もの州で取り入れられている制度です。
これだけ多くの州で導入されたのはもちろん「アダプト・ア・ハイウェイ」に大きな効果があるからで、そうなると他国でも真似をする国が現れるのは必然です。
実際にプエルトリコやカナダ、ニュージーランド、オーストラリアなどが導入しているのですが
実は日本でも400以上の自治体でこの「アダプト・プログラム」は導入されています。
ぜひ一度、皆さんがお住まいの自治体でも「アダプト・プログラム」が行われているのか調べてみるのも良いでしょう。
さて、ここまで説明してきた「アダプト・プログラム」ですが、大事な話はここからです。
実はアメリカと日本の「アダプト・プログラム」には根本的な大きな違いが存在します。
その違いとは何か
それは「目的」です。
「アダプト・プログラム」の大きな目的のひとつに、
道路の清掃活動を市民ボランティアに託すことによる「経費節減」
があります。
ですのでアメリカ各州の「アダプト・プログラム」についての説明には必ず「税金を節約」という文言が登場します。
しかしこれが日本の自治体における「アダプト・プログラム」の説明になると、「税金を節約」という言葉は一切出てきません。
どこの自治体の説明を見てもアメリカにおける「アダプト・プログラム」の重要な目的である「税金の節約」「経費削減」はどこかに追いやられ、「行政への無料奉仕こそが美しい」といういかにも日本のお役所的な薄っぺらい精神論だけが並べられている有様です。
それどころか食品容器環境美化協会という団体が取り仕切る「アダプト・プログラム助成事業」というものが生まれ、逆に税金が投入されていくのですから笑い話にもなりません。
ちなみにこの食品容器環境美化協会は、総務省が発表している「各府省等からの再就職者が5代以上続いている独立行政法人・特殊法人等・公益法人」にしっかり名前が上がってくる天下り団体であるということも付け加えておきましょう。
さて、近頃ツイッターにおいて
というタグが生まれました。
本当にその通りで本日ご紹介した「アダプト・プログラム」を見てみわかるように、日本の行政府には「税金を節約」とか「歳出を減らそう」という感覚は一切ありません。
逆に「清掃美化」という誰もが文句を言えない錦の御旗を掲げ、公金をチューチューしていく構造を作ってしまうのが現状です。
これは「アダプト・プログラム」に限らず全てにおいてそうです。
政府はサービスを提供するために税金を集めるのではなく、税金を集めるための口実としてサービスを提供している
とは本当によく言ったものだと思います。
これを根本的に解決するには、行政府とはそういうものだという認識をして
と言い続け、政府が使えるお金を減らすしかないでしょう。
ということで、それを実現するための減税運動をやっています。
詳しくはこちらから
では今日の記事はここまで。
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