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無料のランチなんて無い

※お知らせ※
減税新聞では有料記事設定をさせて頂いていますが、筆者のやる気の源であるプリン代になる投げ銭的な意味合いですので、記事は全文最後まで無料でお読みいただけます。

こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

突然ですけど

タンスターフル

という言葉を知っていますか?

英語では

TANSTAAFL

と書きます。

この言葉は

There Ain’t No Such Thing As A Free Lunch(無料の昼食などない)

という格言の頭文字を取って作られた造語で、このTANSTAAFL(タンスターフル)を日本で馴染みのある言葉に言い換えるとするなら

タダより高いものはない

といったところでしょう。

この「フリーランチ(無料の昼食)」は、19世紀の西部開拓時代のアメリカにあった「ウエスタン・サルーン」で提供されていた「無料の昼食」に由来します。

西部劇などでおなじみのウエスタン・サルーン

ウエスタン・サルーンではビールなどの飲み物を注文するとハムやチーズ、クラッカーなどの食べ物が「無料」で付いてくるサービスがあり、これが「フリーランチ」と呼ばれていました。

しかしこの「フリーランチ」にはからくりがあり、塩辛いハムやチーズを食べさせることで余計に喉が乾くように持っていくことで更にビールを注文させるという目的のものでした。

また「フリーランチ」を提供する店は、それが無い店よりビールの値段が高い傾向もありました。

こうしたことを踏まえて

無料に見えたとしても、それを手に入れるには必ずその対価を支払う必要がある

という意味で

There Ain’t No Such Thing As A Free Lunch(無料の昼食などない)

という格言が生まれたというわけです。

日本でもあらゆる政党が「教育の無償化」を公約に掲げていますが、これも当然同じです。

無料のランチなんてありません。

教育の無償化はあなたが一生払い続ける「授業料の税負担化」です。

その証拠に「無償化」を主張する国会議員の中で

「税負担は一切ありません」と公言している議員は皆無

です。

何度「税負担はいくらですか?」と聞いても全員黙ったままです。

それはみんな「無料のランチなんてない」ということを知っているからでしかありません。

しかしこの有権者に対して正しい説明をせず、税負担を強いる行為は決して許されることではないでしょう。

他人に嘘を伝えることでその人の財産を差し出させることを「欺罔(ぎもう)行為」といい、これは立派な詐欺の構成要件です。

言っておきますが今している話は、いわゆる「教育の無償化」に反対しろという話ではありません。

今しているのは、決して「無償」ではないのですから

「税負担化という正しい説明を有権者にしなさい」

といういたって常識的な話です。

これは教育の税負担化に賛成反対以前の問題ですから、反対の人はもちろん

賛成の人こそ人を騙すような姑息な真似をせず正々堂々と「私は教育の税負担化に賛成です!」と主張すべき

でしょう。

わざと聞く人の判断を誤らせるようなミスリードを誘う言葉で、子供への教育を語るなんて恥ずかしい真似は今すぐ止めるべきです。

賛成の人も反対の人もぜひ「無償化ではなく税負担化だ」と広めてください。

ということで今日の記事はここまで。

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