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「プラスプーンを有料化するな」と「レジ袋を無料配布するな」は同じことを言ってます

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのポストから。

ファミリーマート きょうからスプーンなど一部店舗で有料化
コンビニ大手のファミリーマートは、29日から一部の店舗でプラスチック製のスプーンやストローなどの有料化を始めました。
プラスチックごみの削減がねらいで、コンビニ大手では初めてです。

ファミリーマートは、弁当やデザートなどを購入した人に無料で提供しているプラスチック製のスプーンとフォーク、ストローを29日から全国の100店舗で有料化し、4円から6円で販売しています。

今日はこちらのニュースを取り上げながら

これはレジ袋有料義務化とは根本的に違う話なので混同しないように

という話を書いていこうと思います。

あらためて説明しますが、レジ袋有料義務化は

法によって無料配布が強制的に禁止された問題

であり、一方の今回のファミマのプラスプーンやストローの有料化は

企業が独自の判断で行っていること

です。

プラスプーンのコストを消費者に転嫁しているだとか、有料化で儲けようとしているという批判もありますが、企業が利益を追求するのは当然のことであると同時に、消費者にはそれが気に入らないなら「ファミマでは買わずセブンやローソンに行く」という選択肢があるのですから、それを選べばいいだけでしかありません。

個人的には賛同しませんが、有料化を含めそうした環境問題を前面に出した企業戦略をとることも企業の自由です。

その戦略で消費者が離れるならそれを止めるでしょうし、そうでなければ他社も追従するでしょう。

仮に有料化が売り上げに影響を及ぼさないならそれも消費者の判断ですので、その行為への賛否に関係なくそれ自体に問題があるわけではありません。

それなのに、もしこうした企業の戦略や方針に対して政治に関わる人が批判の声を上げているならそれは大いに注意すべきことでしょう。

なぜなら政治家や政策に関わる人たちの

プラスプーンを有料化するな!

レジ袋を無料で配布するな!

と言ってることは同じだからです。

レジ袋有料義務化は、そうした「企業活動に政治家が口出しし、介入しても構わない」という姿勢や考え方が生んでいるにすぎません。

プラスプーンであれレジ袋であれなんであれ、仕入れた物をどう処分するかは仕入れたお店に権限があります。

捨てようが燃やそうが売ろうが配ろうが店の自由なのです。

それを政府が法によって強制的に有料ないしは無料にするよう、また価格を統制しようとすることが問題なのであって、プラスプーンをどうしようがそれは企業の自由です。

それらを混同することは、本来政府に向かうべき批判がすり替わって企業に向かう結果しか生まないでしょう。

レジ袋有料義務化のような「政府の強制」は猛批判すべきだからこそ、今回のプラスプーン有料化は「別の問題だ」としっかり認識すべきです。

これは有料義務化の対象になっていないバイオマスレジ袋や紙袋を有料販売している企業についても同じです。

有料義務化をしているのはあくまでも「政府」ですから、そこはちゃんと分けて考えましょう。

また、今回のファミマのプラスプーンの有料化の目的は環境問題への取り組みの一環でしょうが、法で強制されているレジ袋有料義務化は

「憲法違反(営業の自由侵害)」

という環境問題以前の話ですから、この点でも全く論点が違います。

あくまでも

法による強制

が問題であることを認識し、政府や世間の企業への責任転換に乗せられないようにすべきです。

プラスプーン有料化の話は

所有物の処分方法を決める自由は所有者にある。

消費者には買わない含めどこから買うか選ぶ自由がある。

これ以上でもこれ以下でもないのです。

そしてそんな権利や自由を侵害したのが「レジ袋有料義務化」であり、それをしたのは法律という強制力を行使する「政府」です。

批判すべきはあくまでも「政府」であることを忘れないようにしましょう。

ちなみにこれはファミマを批判するなという話ではありません。

私は今後状況が許す限り、プラスプーンを有料化したファミマでの買い物は避けるでしょう。

これは私の「選択の自由の行使」です。

同じようにファミマがプラスプーンを有料化することも「選択の自由の行使」です。

ここに政府を介入させてはいけない

という話ですので誤解の無い様お願いします。

では今日の記事はここまで。

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