こんな財団はいやだ④

それなりに数年前に設立されたという財団でもいろいろあると思います。だから、これは特殊な例かもしれない、とだけは言っておきます。

一般財団法人Tは、理事会会員10人、評議員10人程度で、理事のうち3人が執行理事として、いろいろな行事を企画し、実行に持っていく段取りまでど具体的に取り仕切る役を担当しています。他の理事は、行事が行われる際は準備や受付などのお手伝い(無償のボランティア)をするのが通例です。そんな理事たちは、何もかもが無償というわけでなく、月1回程度行われる理事会では会議参加費として5000円と交通費が支払われます。役員をやめると、きっちりと退職金が出るのですが、これが意外と高額で、任期は最長8年なのですが、参与とかよくわからないものはカウントされないため、8年理事にしがみついたあと参与としてしがみつき、また理事に返り咲くという年寄りもいます。かくして、老害理事という硬直した体質を継続し、惰性で残っている老人ばかりの会員となり、形骸化した老人くらぶと化していきます。

さて、財団がこのままでは財産を浪費してつぶれるだけと思った一派が執行理事に連なった前回の理事選でしたが、理事という肩書に執着する一部の老人たちにより、理不尽な交代を強いられることになりました。70代80代の老人とひとくくりにはできませんが、よりにもよって、飲み会をすればセクハラ理事、職員にはパワハラ理事、台湾事務所女性との不倫理事、長年君臨する認知症理事というのが実在するにも関わらずそうした問題行動が遡上にのぼることもなくそれがなんだと開き直り,「敵の敵は味方」の理論で、自分の都合のよい老人、即ち逆らわないでうんといってしまう人をまるめこんで問題理事が選任されるのです。もちろん老人といっても、品行方正だったりしっかりした判断力があったりする人もいるでしょうが、そういう人はこんな集団から離れていきます。必然的にこの程度の人達が残って財団の財産を食い尽くしていくのでしょう。

私もこの一般財団法人Tの選考の様子を傍観していましたが、つくづく財団とはこんなカスなのかとあきれました。ほとんど「汚らわしい老人集団」としか思えません。

2か月に1回出版されてきた会報も回転しなくなるでしょう。2年ごとにその問題が繰り返されています。そして、会員向けのイベントも行うことができるかどうか。毎年恒例のイベントでさえ、実務のできない老人だけで開催できるのか・・

ところが、理事からパワハラを受けて弁護士に相談した職員いわく(理事や会員でなく雇われて働く人)、その弁護士さんは、「そういう時代に遅れた古い体質の組織というのはね、いったん進歩しても、結局もとに戻ればそれはそれでなんとかなっちゃうもんだからね。どうせたいしたことやってないんでしょ、さっさと関わりを絶ったほうがいいよ」

そう、古い体質や感覚がぬけない財団はそのまま財団をすり減らして衰退し、いずれなくなる運命です。そんなところは自分の運気も下がるので、さっさと縁を切ることです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?