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他とはちょっと違う、忙しい人の為のランニングの始め方講座

金曜午後10時。町の人々が一週間溜めに溜めた鬱憤(あとお金)を吹き飛ばす、いわゆる「華金」である。

この時間帯となるとそろそろ帰るご家庭をお持ちのお父さんや、飲んだくれて「三軒目ぇ!!!」と叫び始めるスーツの若手。あとは鼻の下をのばして女の子がいるお店にウキウキして足を運ぶ人たちもいるだろう。

さて、この時間帯にシラフでありながら一人で人間観察をしたことがあるだろうか。

「ちょっと面白そうだ」

そう思ったお方。夜ランしてみないか?

おっと。失礼いたしました。余談が長くなりましたね。

僕は27歳、北海道でトライアスロンを趣味にしております。

当記事ではランニングを始めたい!と思った方へ、ちょっと違うアプローチでどう始めたらよいのかについて、一緒に考える事が出来たらなと思っています。

どう違うのか?それは

「時間の確保についてしっかり考えてみよう」

といった視点です。
実際、ランニングを始めるために一番の障壁はモノではなくてモチベーションと時間の確保であるからです。

あたらしく良いことを始める時、そのあたりが問題になってくる心当たりがある方、結構いらっしゃると思います。

ランニングは楽しいことが最も重要です。
走ることの楽しさの内訳は走っていること自体もそうですが、外部を観察したり見ることにあります。

それでは一緒に考えていきましょう!

まず必要なもの

シューズ・上着・ズボン

雑ですが解答です。全部ワークマンで揃えてきてください。Find out シリーズで探せばほぼほぼ間違いないです。ランニング用に作られているモノはラベルに書いてある名前でわかるようになっています。

ランニング自体は2年ほどやってきましたが、いまだにワークマンのウェアで走っています。服装に関しては本当に満足度が高いです。

多少気を付けるポイントとしては気温+5~10度くらいを想定しておくと良いと思います。体があったまってくると上着を抜いて荷物になるとストレスが出てきてしまいます。。。

良いものはいらないの?といった疑問があると思います。

ここに関しては「良いものは普通のクオリティを知ってからで十分」であると僕は考えています。

なによりスポーツ量販店でよいものを選ぶ時(特にシューズ)は感動しますよ。いや、ホント。

スマホアプリ

いろんなメーカーからGPSで測位して走った距離やペースを記録できるようになアプリが無料でたくさんあります。僕ははじめ「Nike Run Club」を使っていました。(今はスマートウォッチを使用していますが・・・)

後は「STRAVA」とかも良いですね。スポーツを趣味にしている人は大体使用している印象です。

【あったら良い】ランニングポーチ(スマホとお財布が入る程度)

腰に巻き付けてスマホと財布が入る位のポーチがあると良いです。
特にスマホでGPS測位するときはポケットに入れるとユッサユッサ揺れてストレスになります。。。

【最重要】時間の確保

ここが一番重要です。何時に走るか。
皆様が最も走りやすくて楽しい時間を見つけていきましょう。

人によってライフスタイルは様々ですから、ご自身にあった時間帯を選ぶのが大切です。

各時間帯における魅力

まずは各時間帯における魅力について紹介させていただきます。

イメージしながら読んでいただけると魅力が伝わるかなと思います。
各々長いです。興味のある時間帯だけ読んでもいいと思います(笑)


朝ラン

-- 午前6時。ちょっと昼間とは違う空気の味がして、日差しの色は日中の真っ白な明かりとは少し違って、少しオレンジがかっている。

深呼吸をしてみると車の排気ガスが混じっていない空気の味に気づかされる。「空気ってこんな味がするんだ・・・」

まだ通勤に足を運ぶ人は少なく、車通りもほとんど無くて、街中であれば鳥の鳴き声が一番の騒音といってもいいだろう。街中であれば交差点で鳴り響く視覚障碍者向けの音だろうか。

自分はあまり体型に自信がないけれど、早朝なら見られる人も少ない。
恥ずかしさとか、何も考えずにボディメイクだってできるかもしれない。

いつもなら動く人やモノで溢れかえっている町が今だけは静かだ。モノが動いていない景色ってすごく新しいな。。。

早朝から開店準備を進めている喫茶店がちらほらと見つかる。そういえばスタバは朝7時からだったかな。ショートサイズ一つテイクアウトして片手に持って帰ってみようか。

開店してばっかりのスタバの客層はいつもと違う。少し変わった格好して笑顔でスタッフと会話する人もいるし、マッチョが静かに席で読書している姿も見受けられる。なにより店内が静かだ。今度遊びに来てみようかな。

家に帰って朝食を作る。なぜか走った日はテンション上がって目玉焼きを焼いてしまう。ご飯と一緒でもパンと一緒でも良い。

食べてみると美味い!うますぎるっ!!(MGSスネーク風)

走った後のエネルギーを消費した体が喜ぶおいしさだ。
高校生の部活終わりの晩御飯を思い出した。

・・・長くなりました。

といった雰囲気でしょうか。朝ランはとにかく自分の世界に没頭できます。第三者からの視点を気にせず、自分の感性でもって過ごす時間が作れるメリットは計り知れません。

そういう意味では目的を持たずに過ごす時間ってすごく大事だなぁとか執筆しながら考えてしましました。

今日の仕事のことを考えてもよいし、週末どう過ごすか考えながら走っても良いです。とにかく自由です。それが朝に限らずランニングの醍醐味といえるでしょう。


昼ラン

-- 午後2時。今日は昼寝していないから少し眠たいな。
とりあえず家から近い河川敷を走っていきながらこの前見つけた気になるお店に行ってみようか。

毎週末、昼にランニングして帰りは電車で家まで帰ってくるんだけど、走るたびに新しいお店を見つけては試して帰ってくるのが僕の週末の楽しみ方だ。

河川敷には多くのランナーがいる。あの気合の入り方はきっとインターバル走かなんかやって、再来週のマラソンに向けて頑張っているのだろうか。

僕は犬が好きだけど、犬の散歩しているおじいさんもたくさんいてすごく癒される時間でもある。

河川敷を抜けて街中に入るとわざと小道に入ってパン屋を見つけたりしてしまうのがたまらなく楽しい。いったん足を止めてマップにピン止めをする。そろそろピンだらけで大変だ(笑)

そんなこんなで目的のお店に到着した。ここはテラス席があるのは確認していたから走った後でも気にせず座ることができる。

「走った後のハンドメイドドリンクがたまらないんだよ。」

走った後は体に良い飲み物がおいしく感じる。健康習慣の一環として投資価値は十二分にある。

あとは電車に乗って帰るだけだ。

・・・といった感じでしょうか。

昼ランはどちらかというと散歩の意味合いが強いと思います。

目的をあまり強く意識しないで外に出かける。朝ランとは違って自分の興味の赴くままに動くのが最も楽しいランニングといえると思います。


夕方・夜ラン

-- 午後6時30分 仕事が終わって家に帰ってきてからひとっ走り行くことにする。

「今日の仕事はあまりはかどらなかった。なんなら色々指摘されて学びにはなったけど、言い方ってものがあるよな。あれじゃ説教かまして気持ちよくなる自慰行為とたいした変わんねーよ。」

そんな感情を抱きながら帰って缶ビールを開ける前に走ってから考える事にした。

「そろそろイベント時期だな。装飾とかいろいろやってるから眺めて帰ってくるか。」

とりあえず家を出発し、大通りを走って街中へ向かう。段々と付近に建つ建物が大きくなっていく。まだランニングを始めて間もない自分には信号待ちがちょっとした癒しでもある。

そこできっとさっきまで居酒屋で飲んでたんだろう。一生懸命同僚と思われる人に自分の気持ちを話している人の姿を目にする。

「俺も今日は腹が立つことあったけど、ほかの人からしたらどうでもよく見えちまうんだなぁ、、、」

自分を見ているような気分だけど、走っているときはちょっと違う視点で物事をとらえるようになった。これだけの人間がいて、自分自身に起こったことは大した問題じゃないように思えるようになった。

「ま、アイツのことはみんな嫌ってるし、しゃーねーなぁ。」

そんな踏ん切りがついて走破距離5キロほど。

ちょっとしたイルミネーションを眺めながら帰ってくると、買っておいた缶ビールは開けずにちょっとおいしい晩御飯を食べて一日を終える事となった。

・・・とこんな具合ですかね。

僕自身、働いていれば腹も立つことがありますけど、夜ランをすると何となく気分が晴れるんですよね。この辺は理屈とかじゃないんですよ。何となく考え方が変わるというか。。。

今ではトレーニングの一環として走っていますが、8割がたの練習は楽にjogなのでよく街中の景色を眺めて帰ったりします。

運動を用いてストレス発散できるのは事実なのでぜひ取り入れてみては。

「その日のストレスはその日のうちに。」
です。

従来の生活にランニングを取り入れる例

さて、ながーーーく各時間の魅力を語ったところですが、
(何なら深夜ランの魅力も書くつもりでしたが長いので止めました(笑))
従来の生活にどう組み込んでいくかを考えてみましょう。

まずランニング自体は30分も走れば十分です。着替えたり、シャワーで汗を流す時間まで考慮すると1時間で完結します。

あとはどこの時間帯でやるかを考えるだけです。ちょっと以下のリストを見ながらいつもどう過ごしているかを思い出しながら明日の行動に移してみましょう。

  1. いつもショート動画を見ている時間を切り替える

  2. 職場からの帰り道をランニングに切り替える

  3. シャワーやお風呂に入る時間とくっつける

  4. 読書や勉強した後に走ると思考がとても整理しやすい

まずスマホをただいじる時間を切り替えるのが一番良いです。

「自分なりのストレス発散なんだ!」

といった意見がありそうですが、正直依存性が極めて高いので自己コントロール性を気が付いたら失っているリスクも高いです。

上記のながーーい話でランニングの魅力を感じたら一回でもいいので試してみてほしいです。

まとめ

長々と魅力を語ってしまいましたが、個人によって感じるメリットは様々です。だまされたと思って健康習慣を身に着けてみてはいかがでしょうか。

あとはどう実践へ移すかは読者のあなた次第です。ここまで読んでいただけた方であればきっと可能です。まず走り出してみて、魅力を体感してから継続するときっと生活が好転していくのではないかと思っています。

もう4200字だそうです(笑)
長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

↓忙しい社会人に運動を勧めたいだけの記事

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