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福利厚生にサウナを加えたい

もうそのまんまですが、サウナを推奨したいのです。
務めている会社で福利厚生を企画するプロジェクトに参画しているので、声を大にして言いたい。

みんな、サウナに入ってくれ、と…。

気まぐれで飽き性な僕。そんな人間ではありますが熱中しているときに記事として残しておきたいのです。この世界の事を。

サウナとのなれそめ

元々出張族だった僕は全国各地を飛び回っておりました。
いろんな土地を巡る楽しさというのは、その土地特有の文化だったり、食事だったりとするのですが、疲れた身体を癒すための寝床も大事です。安く抑えてれば勝手に宿を予約していいルールだったので、宿選びは出張前の1つの楽しみでした。

そんな宿選びシーンにおける重要なポイント、それは大浴場設備です。
日頃から温泉や銭湯はよく行く方でないし、ホテルのシャワールームって無機質でなんだか身体が休まらないような印象があったからです。
ホテル側もビジネスマンの心を掴むべく、色々な仕掛けをしています。例えば山梨県のホテルだったら『ワイン風呂』など。ちょっと気になりますよね?こういった風に特産品から想起して展開しているホテルも多いようです。

好奇心だけは旺盛なので、大浴場にサウナがあったらとりあえず入っていました。マナーやルールも全然知らないので数分入って冷たいシャワー浴びて終わり。めちゃくちゃライトユーザーとして利用する程度でした。

ふとした際に友人がサウナにハマっているという話を聞きました。
それはそれは、もうトリップのようだ、と。何を言っているんだコイツはと思いつつも一緒にサウナに行くことに。

これが「ととのう」ってことか

そうして温泉スパに到着。
まずは身体を洗い流して湯船で一服。幸せな瞬間ですね。

そしてサウナへIN。
室温は90度、日常生活ではあり得ない空間。
黙々とテレビを眺めながら時が過ぎるのを待つ。
気づけば全身が汗でびっしょり。
あれ?まだこんな時間か…と再びテレビに目を向ける。
心臓の鼓動が早くなってきて、退室。

身体の汗を流したあとに水風呂へIN。
キンキンに冷えた水風呂。水温は17度。
頭に上っていた血が、ガンガン下がっていく。
脳の血管が脈打つ音が聞こえ、吐く息すらも冷たくなってくる。
頭の中がボーっとしてきたところで風呂から上がり、休憩する。

側のベンチで座って休憩する。
何も考えずぼけ~っと遠くを眺める。
これを3セット行う。

すると全身がなんとも言えぬリラックス感と、それによる多幸感を覚えるのだ。抱えていた悩みやストレスなど何事もなかったかのように、快楽の境地に沈んでいく。これがととのうって事か…!
こうしてディープリラックスを経て、すっかりサウナにハマってしまったのである。

なんで福利厚生?

別に趣味でやればいいんじゃないの?とお思いの方もおられると思いますが、福利厚生として導入したい理由が3つあります。

①思考力・集中力アップ
仕事に満足して取り組めない瞬間ってあると思います。集中できなかったり、頭が回らなかったり。そうした要因の1つに脳の酸素不足が含まれるようです。
サウナに入ることで血管の膨張・収縮を繰り返すことによって全身にくまなく血流が送られます。つまり脳に酸素が送られるのです。

また肩や首の凝りも脳への血流を阻害する原因となるので、こちらの解消も同時に見込めそうです。肩凝ってたら仕事のモチベーションダウンしちゃいますよね。

脳内クリアにして思考の効率をアップするという効果がまず1つ目です。

②ストレス解消
仕事にストレスは付き物です。向き合って生きることは不可欠ですが、我慢しすぎも身体に毒。僕はサウナにストレス解消の効果があると思っています。

温泉やサウナでリラックスすることも勿論なのですが、それよりもサウナに入っているときの「瞑想」が効果があると思っています。
最近では「マインドフルネス」と言われたりしているのですが、簡単に言うと無心になるという事です。何も考えず、ただただ、ボーっとすること。
ボーっとすることが脳に良い! …って感じの本を見かけたことがあります。

サウナの中は暑いし熱いので早く時間経過してくれ!という想いがひしひしと湧いてきます。そんな最中、脳内でいろいろな思考が巡ったり、はたまた無心になったりするのですが、この無心状態がいわば瞑想なのです。

①のポイントと似通ってきますが、瞑想には集中力アップやストレス解消の効果が期待される、と最近ちょっとしたブームになっています。
ストレスを抱えて仕事に取り組むのと、そうでないのとは大違いです。

③サウナ上がりのビールが美味い
滅茶苦茶なこと言ってんな!と思われがちですが、大事なことです。
この1杯が美味いのなんの…この幸福感は頑張ってきた自分へのご褒美。小さな幸せを感じれる瞬間というのは非常に大事で、これが会社の福利厚生によって得られると思うだけでも会社への貢献意識が変わってくるというものです。

何なら同僚や上司と一緒に飲むのも良いと思います。
裸の付き合いで言いづらかったことも言えちゃうことでしょう。頭もクリアになってプロジェクトの話に華が咲くかもしれません。

おわりに

長くなりましたが、こういった経験から会社にサウナを広めたい、福利厚生とし導入しちゃいたい、と考えている次第です。
福利厚生と言うと「〇〇手当が欲しい」「△△補助がほしい」などカネにまつわるサービス要望がほとんどです。そんなカネで本当に満足度が上がるのかと言われると疑問です。(きっと次の手当てが欲しいと言いだすだろうから)

組織として重要なことは社員が楽しんでいて、団結していること。
この関係を作り上げるため、後押しするためのサウナ厚生というわけです。
通ったらいいなぁ。

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