「好き」の考察

「好きって何だろう。」

みなさんは思ったことがありますか?
私はしょっちゅうあります。

好きな食べ物、好きな本、好きなスポーツ、好きな科目。。。

いろいろな好きな〇〇があります。
けど、「好き」っていったいなんでしょうか?

心がひかれること。気に入ること。また、そのさま。「好きな人」「好きな道に進む」 (コトバンク)

辞書的には好きとはこうらしいです。
ふむふむなるほど。

つまり「好き」とは「心がひかれること」を言うらしいです。
たしかにたしかに。

では、「心がひかれる」とは何でしょうか?

好意を寄せる。思いを寄せる。 (コトバンク)

らしいです。
好意を寄せる。思いを寄せる。
なんかロマンチックな雰囲気が出てきましたね。笑

もうすこし見てみましょう。
今度は「好意」とは?

人に対していだく、親切な心。その人のためを考えてしようとする気持。
このましく思う気持。また特に、相手に対する愛情のやや遠まわしな表現に用いられる。 (コトバンク)

とのこと。
あれ、どうやら好意を寄せるとは「人」に対して使う言葉みたいです。
となると、心がひかれる。は人に対しての言葉なのでしょうか?
もっと言うと、「好き」とは人に限定される言葉なのでしょうか?
(なんか数学っぽいことしてる。笑)

きっと、ここまで読んでいる多くの方はこの説明は違和感を持つと思います。
なぜなら、「好きな〇〇」は人に限定されるものではないからです。

しかし、辞書(コトバンク)を単に追っていくと以下のようになります。

「好き」⇔「心がひかれる」⇔「好意を寄せる」

人に対していだく、親切な心。その人のためを考えてしようとする気持。⇔悪意。
このましく思う気持。また特に、相手に対する愛情のやや遠まわしな表現に用いられる。 (コトバンク)

なのです。

つまり、「好き」⇔「人に対していだく~(以下略)」です。

きっとこの方向からの考察は何かがまずいのでしょう。数学的に厳密におかしい点は分かりませんが。笑

では、方向性を変えて、今度は漢字から

「好」

この字は女編に子ですね。
諸説はあるのですが、編の方の女が母親を表しているとか。
そして元々「好い」は、母親が子どもをかわいがることを言うという説があるようです。この様が「好ましい」ということで「好き。」

ふむふむ。
分かるような分からないような。

ちなみにですが、「好き」の対になる言葉で「嫌い」がありますね。
(好きの反対は無関心とか、ここでは要りません。笑)

この「嫌」という漢字。
こちらも女偏ですね。

こちらはつくりの「兼」という字に注目。この字には兼ねる。つまり二つのことにまたがっている意味があるそうです。
女編に兼ねる。
ちょっと嫌な感じしますね。浮気かな。みたいな。
その通りで、「嫌」は心が二つのことにまたがって安らかで無いことから「うたがう・きらい」の意味があるそうです。

そして「好」に戻ります。
この漢字のつくりを見てみましょう。
「子」です。
こちらの字、二つに分けると「一」と「了」です。詰まるところ、初めと終わり。要するに、最初から最後までという意味があるそうです。
要するに、最初から最後までという意味があるそうです。

まとめると、心が二つにまたがって落ち着かないことを「嫌」と言い。一つにまとまっていると「好」ということです。
(*もちろん諸説あります。そして私の解釈が多分に含まれます*)

ようやく、私の中で腹落ちしました。
「好き」とは心が一つにまとまっていることらしい。
厳密には、それを「好い(よい)」と言うのでしょう。

好きなスポーツ
好きな食べ物
好きな〇〇

これをしているとき、食べているとき、一緒にいるとき。私たちの心は一つにまとまっているのではないでしょうか?

もしかしたら、私たちは、自分の心を一つにまとめてくれるもの、またはそんな存在を「好き」というのかもしれませんね。

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