菅藤達也

マネーフォワード執行役員CSO。 クラビス代表取締役CEO(マネフォにM&A)…

菅藤達也

マネーフォワード執行役員CSO。 クラビス代表取締役CEO(マネフォにM&A)。 海外拠点の立ち上げが得意(バングラ・タイ・インド・シンガポール・ ベトナム)。 座右の銘は「人生は旅」。

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  • クラウドクエスト

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    「マネーフォワード クラウド」に関わる人々が、"プロダクトだけでは伝わらない想い”を言葉に綴りお届けしていきます。

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    会計業界の未来について、海外のトレンドや国内の事例などについて発信するマガジンです。

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マネーフォワードが作るSaaSのグローバルシナジー

株式会社マネーフォワード(以下、マネーフォワード)では2018年より海外企業に対する出資を開始し、パートナーシップを拡大しています。また、単なる出資だけに留まらず、マネーフォワードから出向者を派遣するなど、関係性を深めています。このたび新たに、ベトナムで電子請求書受領管理サービスを展開するBIZZIBOTS PTE. LTD.(以下、Bizzi)への出資を行いました。 ↑ これまでのアジア企業への出資実績 今回はマネーフォワードの海外企業に対する出資について、担当の田中さ

    • 「失敗を語ろう。」 菅藤達也 編

      このnoteは、マネーフォワード代表辻の「失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと」の出版に合わせた、公式スピンオフ企画です。 ということで、深く考えずにこの企画に手を挙げてしまったところ、編集部に〆切を提示され、しばらくプレッシャーと戦い続けてきましたが、ようやく重い筆を取りました。 ぼくが起業した頃の失敗談をふたつお話ししますね。ひとつめは「アポは取らなきゃダメだよ」という話、ふたつめは「先走りすぎると後でたたむのが大変だよ」という話しです。

      • 駆け引きしないM&A|マネーフォワード CFO 金坂直哉

        前回、クラビスという僕の創業した会社が第1号としてグループジョインした経験も踏まえて、マネーフォワードがM&Aに積極的な理由について、お話ししました。 マネーフォワードにグループジョインしている会社は、現在4社(クラビス、ナレッジラボ、スマートキャンプ、R&AC)です。一般にM&Aは成功率が2割以下と言われている中で、マネーフォワードは、各社の業績も好調に伸長し、ジョインした企業の経営陣がグループ経営に参画するなど、M&Aを通じてポジティブな循環が生まれています。 その秘

        • マネーフォワードがM&Aに積極的な理由

          マネーフォワードは「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションを掲げて、お金の課題を解決するサービスを開発&提供していますが、自社開発や他社との提携に加えて、M&Aを積極的に行なっています。 今回はどうしてマネーフォワードがM&Aに積極的なのかをお話していきます。 ※ちなみに、マネーフォワードではM&Aのことをグループジョインと呼ぶのですが、このnoteでは外の方にわかりやすくするようにM&Aという言葉を使います。 自己紹介 最初にぼくの簡単な自己紹介をします。マ

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          菅藤達也のプロフィール

          ▼ 概要1978年生まれ 東京出身・在住 株式会社マネーフォワード・執行役員 CSO 株式会社クラビス・代表取締役 CEO ▼ 海外での仕事バングラデシュ・開発拠点(2003年) タイ・CG制作(2004年) インド・美容事業(2012年) シンガポール・法人設立 2回(2012年) バングラデシュ・開発拠点(2012年) ミャンマー・開発拠点(2012年) マレーシア・法人設立(2012年) ベトナム・BPO拠点(2013年) 中国・BPO拠点(2018年) ベトナム・

          菅藤達也のプロフィール

          軽減税率のレシート、どう経理処理するかイメージできていますか?

          10月以降の経理処理、イメージできていますか?10月1日からの新税率適用及び軽減税率対応に関しては、メディアで多く取り上げられて話題となりましたね。特に飲食料品を扱う業種の方々にとっては、レジシステムを入れ替えたり、従業員へ周知を行ったり、通常業務以外の対応がとても大変だったと思います。 その一方で、もうすぐ軽減税率が導入されて初めての経理処理を行う日がやってきます。「もうレジや会計ソフトの対応は終わっているし、対象範囲も理解しているから仕訳入力は問題ない」と感じている方も

          軽減税率のレシート、どう経理処理するかイメージできていますか?

          「働きやすい職場作りのための効率化」成迫会計グループ様

          STREAMEDの事例にて書かせて頂いた成迫会計グループの株式会社経理代行様のケースについて、ぼくの個人的な思いを書きたくなりました。 経理の価値観ってなに?経理業務って、まるで会社の健康診断みたいな感じがします。売上から費用まであらゆる数字を記録して財務諸表という健康診断書を作る仕事。良い数値が出たり、ちょっと怪しい数字が出たり。経理の方は新しいチャレンジに慎重だなんて言われることもありますが、それは当たり前だなって思います。だって、数字が間違ったら大変だから。 それで

          「働きやすい職場作りのための効率化」成迫会計グループ様

          自分史の振り返り「セルフストーリーチャート」

          先日、セルフストーリーチャートという自分史を振り返る研修を受けてみました。かなり素敵なのでご紹介します。 齋藤真織さんという、ものすごく人生経験が豊富な方が講師をしてくださるのですが、この方と会って話せるだけでもめちゃくちゃ価値があります。 アメリカでMBAを取られたり、外資系の金融機関でお仕事されたり、起業されたり、すごく人生経験が豊富でいて、それでいてとても物腰が柔らかくて、うっかり心を許してしまう方です。 セルフストーリーチャートとはセルフストーリーチャートとは自

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          香港に着目する理由

          海外の市場を理解しようと、色んな国を訪問してはリサーチしています。今日は香港についてお話します。 香港と言えば、ニュースで民主化デモが話題です。ぼくもたまたま今年6月に出張した時に大規模なデモに遭遇しました。駅や橋が封鎖され、移動もままならない状況に。一方でビジネス街は至って普通で、そのギャップに驚きました。 ブレードランナーの世界観 香港に行ったことのある方なら分かると思いますが、とても狭い土地に細長いビルが隙間なくひしめき合っています。 余談ですが、ぼくはこの香港の

          香港に着目する理由

          予算管理はPDCAの第一歩

          今日は大阪にあるクラウド予算管理ソフト「Manageboard(マネージボード)」を開発するナレッジラボさんのお話をします。 ぼくとナレッジラボさんとの出会いのキッカケは、マネーフォワード大阪支社の藤田さんからの「公認会計士なのに自らクラウド予算管理ソフトを作っている人がいるから見て欲しい」という一言でした。そんな面白い話はないと思ってすぐにアポを調整してもらい、ウェブ会議で会話し、その後すぐに大阪に直接会いに行きました。 社長の国見さんをはじめ創業メンバーは、大手監査法

          予算管理はPDCAの第一歩

          XEROCON BRISBANE 2019に行ってきました

          Xero(ゼロ)というクラウド会計の企業が、年に1回「XEROCON(ゼロコン)」というイベントを開催しています。今回はこの訪問レポートをお送りします。 Xeroはニュージーランド発のクラウド会計ソフト まず最初にXeroとは、ニュージーランドで2006年に創業されたクラウド会計ソフトを開発するIT企業です。日本の会計業界ではご存じない方が多いかもしれませんが、アジアの会計業界では有名です。「Beautiful Business」という、とても素敵なコンセプトを掲げてサービ

          XEROCON BRISBANE 2019に行ってきました

          社長を全力で応援する会計事務所「税理士法人町田パートナーズ」

          クラウド会計やAIによって経理業務が自動化された世界で、会計事務所がどのような役割を担うべきかというテーマは、多くの会計人にとって関心のあるテーマだと思います。 本日、税理士法人町田パートナーズを訪問し、代表の町田さんとお会いしてきました。始終笑顔で、話し方も丁寧で柔らかくて、瞬間で心を開いてしまう方でした。 会社の数字を作る仕事はトコトン効率化し、その先に経営者のためにどんな付加価値を作れるのかを考えているんだ、と熱く語る町田さん。見せてもらったのがこちらの資料で、表紙

          社長を全力で応援する会計事務所「税理士法人町田パートナーズ」

          業務の分岐を減らして会計事務所の生産性をあげる

          こんにちは。クラウド記帳「STREAMED(ストリームド)」の開発をしています菅藤です。社長業をしてますが、今でも現役でプロダクト戦略を担当していまして、自らお客さんの声から開発のヒントをもらいに行くことをしてます。 昨日は千葉中央駅の目の前にある税理士法人坂本会計様を訪問してきました。 最近仲良しのココペリの白石さんと同行です。白石さんもイケてますし、彼が開発している会計事務所のための業務管理ソフト「FLOW」もイケてるのですが、こちらについてはまた後日詳しくお話します

          業務の分岐を減らして会計事務所の生産性をあげる

          カスタマーサクセスを仕事にするワクフリという会社の話

          SaaSはまるでゴールのないマラソンクラウドソフトウェアの販売のようなSaaS事業は、作ってリリースすることがゴールではありません。リリースしてようやくスタートラインに立つことができて、お客さんに継続的に利用してもらう状態を目指します。そういう意味では、ゴールのないマラソンのようなビジネスモデルです。 継続的に使ってもらうためには、お客さんのことを深く理解しなくてはなりません。ぼくらのように中小企業がビジネスで使うソフトウェアを販売している場合は、お客さんの日々の現場を理解

          カスタマーサクセスを仕事にするワクフリという会社の話

          ゲーム開発で学んだこと

          ぼくの社会人キャリアの最初の頃はゲーム業界で開発の仕事をしていました。その現場で初めて「プロジェクト」という概念を知ります。 プロジェクトとは当時のゲーム開発は今のようなスマホアプリとは異なり、絶対に失敗が許されないという緊張感がありました。販売後にバグが見つかったら回収しなくてはならず、それまでにかけた数千万、数億の開発費が全て吹き飛ぶのです。新卒3年目には1億円単位の仕事をやっていたので、その緊張感はハンパないものでした。 どうにかして失敗確率を減らしたいと考えたのが

          ゲーム開発で学んだこと

          読書のROIを高める法則

          ぼくは読書好きです。自分なりの読書の法則を見出してからとても好きになり、習慣になりました。読書はとてもROI(投資対効果)の高い情報収集方法なので、読書好きがもっと増えると良いなと思ってます。今回はそんなぼくの読書の法則についてご紹介します。 読書が人生を豊かにしてくれるぼくの場合は、読書によって仕事に必要な知識が効率的に得られることに気付いてから、時間を見つけては読書をするようになりました。読書を仕事に活かせば、パフォーマンスがあがって、もっと良い案件を任せてもらえるよう

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