陶器「益子焼」
栃木県益子町周辺を産地とする「益子焼」
ぽってりとした形と素朴な風合いが特徴。
モダンな作品を益子焼の作家が創作しているため、若者にも人気が出ている陶器。
益子焼の中でも、特に「粉引」という製法でできた白くマットな風合いのものが、昨今人気の北欧インテリアともよく合い人気が出ています。
私も実際に益子町に訪れて、粉引の益子焼カップを購入しました。
陶器の魅力
私は陶器が好きで、実際に全国の窯元を幾つか訪れています。
陶器は、大地という木で育った実がこぼれ落ちたような物質感が好きです。
もちろん、そこには人の創造性も加わりますが、土や熱など、自然と対話しながら作っていかなければならなく、一方通行では決して成り立たないところに魅力を感じます。
陶器がある日本文化のありがたみ
また、陶器に気軽に触れることができる日本文化の素晴らしさも感じています。
長期間の海外旅行から日本の空港に到着し、何か日本食を食べたいと空港内の和食屋に入りました。
注文を済ませて、料理を待っている時、目に見えるもの以外で、何かが違って心地よいと感じていました。
この感覚はどこから来るのだろうと、理由を探っていたら、それは、調理室から聞こえるお皿が重なり合う"音"でした。
そうです、それは陶器が重なり合う音でした。
海外にいた時は、磁器が重なる音がほとんどで甲高い音が響いていました。
身近に潜む良き文化というものは、一度そこから離れてみないと気付かないものだな、と改めて感じました。
益子焼のブルー
我が家では、白の益子焼以外にも、ブルーの益子焼もコーヒーのお供として登場します。
(益子焼以外にもいろいろな産地の陶器が登場しますが
…)
ターコイズブルーも人気のようです。
↑のようなモダンな陶器もあれば、渋くなんだか小難しいような陶器もあるかもしれませんが、そこから何かを感じようと難しく考える必要はないと思います。
まずは、当たり前のようにそこにある陶器と作り手に感謝し、大地や自然の恵みに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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