主務というもの
私の人生において最も影響を及ぼしたものが「日体大陸上部主務」です。
主務というのは聞き慣れない方もいらっしゃるかと思いますが、部の要です。
大学陸上部の看板といえば、主将。
大学陸上部のブレインといえば、主務。
こんな関係です。
部に関わる事務作業を全て担当し、大学で開催する記録会の運営、大学同士の対抗戦の準備・運営に当たります。
そして、我が母校の日体大陸上部とは日本国内における「部」と呼ばれるもので最大の組織です。
最大800名ほど入部していましたが、今は500名前後です。
そのため、関東学連とは非常に密接な関係を持ち、ともに関東陸上界を運営していく立場でもあります。
関東学連の幹事長と日体大陸上部主務というのは、持ちつ持たれつの関係です。
箱根駅伝の運営も、必ずお手伝いをするという決まりになっています。
(卒業してからも10年間)
この主務という役職は、非常に忙しいため前線で戦う選手は選ばれません。
もう大学の看板は背負えないだろうな…という選手の中から選ばれます。
いわゆる引導です。
選ばれた時は、絶望でした。あぁもう選手として対抗戦には出れないんだな。関東インカレも、全日本インカレも出れないんだな。と泣いたのを覚えています。
しかし、今となっては誇れる期間でした。
選手の知らない裏側を知り、違った形で陸上に携わり、組織とは何か、を常に考えさせられる日々でした。
あの日々があったからこそ、
「社会を知らない自分が、教壇に立つのはおかしい」
と思い民間企業への就職を決意しました。
その会社ではプログラミング教材に出会い、これは自分が生まれた田舎にも広めなければならないと考えUターンしました。
こうして今では、地元のプログラミング教育のインフルエンサーとして活動ができています。
スティーブ・ジョブスさんも言っていました。
点がいつか線になる。
と。
本当にそう思います。
色々なものに挑戦し、知るだけでも別のものが生まれるかもしれません。
全ては掛け算です。何もしなければ0。そこに何をかけても0。
でも行動し、新たな分野に挑戦すれば、みんなの可能性は指数関数的に飛躍的に、爆発的に伸びていくと私は思っています。
自分が何に興味を持っているのかを探す旅に出てみてもいいのでは。
地方にこそ新しい教育を! 地方でも教育を選べる時代へ。 を目指してプログラミング教育、スポーツ教育に携わっています。 ご支援は子供達の教材費に充てたいと思います。