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対話型鑑賞レポート(11/27)

11/27に地元は茨城県の公立小学校で図工の鑑賞の授業を実施しました。その日のレポートについて描いていこうと思います。

このときの実施対象は小学6年生2クラスに向けて実施しました。

授業構成

こんな感じの計画を立てて授業を実施してきました。

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先生方にもなんとなく鑑賞の方法を残せたらいいなぁと思いつつ、指導要領を確認しつつ作成しました。生徒たちも普段あまり積極的に参加しない子も能動的に参加しており、先生たちも驚きがあったそうです。

ワークシートは以下のものを使用しました。主題とその説明を書いてお互いにそれを発表し合う形式を取りました。

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実施感想

実施した結果6年生の先生方からこんなコメントをいただきました。

・一枚の絵で子どもの感性を引き出す手法が素晴らしいと感じた。
・導入と週末に一人一人に感想を返す展開が良かった。自分自信で変容をつかめる。
・児童を認めていく会話が、児童の意見を引き出した。どうかなという意見も肯定的に相手に返すことで安心につながった。
・発表したがりの児童をうまく押さえて多くの意見を引き出していた。
・本当に普段より発表が多かった。
・一枚の絵から、絵の感じ方は一人一人違っていい。違うからこそいい。違いを認める言動が見られた。
・発表が極めて苦手な児童が発表してビックリした。

子どもたちも先生方も普段とは違った授業を通して多くの発見があったようでよかったです。子どもたちの違った一面を発見できたり、美術館を知らない子どもたちがじっくり絵画を鑑賞していく中で、違いを容認することを楽しんでくれている雰囲気に感動しつつ実施しました。

実施感想

本当に様々な気づきを私も得られた授業となりました。子どもたちに対話型鑑賞をするのと大人たちに対話型鑑賞をするのではあまり発言の抽象度に違いがないことに気がつけました。 

確かに、使える語彙の数は大人の方が豊かなのでピンポイントで、表現することができないのですが、子どもたちは柔軟にどのようにしたら伝えられるかを工夫して、ワークシートに印や注釈を書きつつなんとなく自分の解釈を人に伝えることができていました。

その様は、なんとか伝えなくてはいけない困難を楽しみながら超えていくようにも目に移りましたし、普段発表とか慣れてないんだろうなぁっていう子が手をあげてどう感じたかを教えてくれる様子には感動しましたし、その後それに関して職員室が良い意味でざわついていたのも総じて授業をさせていただけて本当に良かったと思います。

小さな場からですが、少しでもいい影響を与えられたのではないでしょうか。この実施から他の学年でもやって欲しいという依頼を受けてまた、1月に実施する予定です。

少しずつアートを使った場を作って少しでも社会に良い影響を与えていきたいですね。

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