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なぜ山梨学院は10人しか試合に出なかったのか? 〜優勝🎉した山梨学院を掘り下げると見えてくる2つの特徴的なデータ(その②)


以下のnoteの「その②」に当たります。


上記の記事をお読み頂かなくとも、この記事だけでもご理解いただけるように書いています👌



さて、本題に入ります。



僕が山梨学院から受けた衝撃


僕は、正直言って、山梨学院の何に衝撃を受けたかと言って、

「ここまで選手を変えへんのや・・・」

「今時、高校野球は選手をバンバン変えるのに・・・」

「投手だけでなく、野手も全く変えへん。。」

「代打、代走すらも使わへん。」

という点なんです。


最初に断らせてください🙇‍♂️
僕は、このことの是非を論じるつもりはありません。


ただ単に「この事実」に驚きました。


なので、それゆえ、山梨学院というチームに興味を持って、色々と調べたくなりました。

(なので、侍ジャパンについてと同じぐらい山梨学院についてnoteを書いています😅)



今日はこのことについて、詳細に書かせて頂きます。




まとめ


  • 山梨学院は選抜大会通してを10人しか出場していない

  • ちなみに、ベンチ入りは18人。山梨学院高校の野球部自体には99人の部員がいる。

  • 吉田監督のインタビューからして、「勝つことを最優先していた」と読み取れる

  • そのための最短距離が、限られたメンバーで試合をすること、だっただろうかという考察ができる

  • 更に、昨日のnote(その①)と読み比べると、「守備力が高いメンバー」を変えたく無かったかもしれない







山梨学院高校の野球部 監督を深く知りたい


組織におけるリーダー


僕のnoteで度々触れさせて頂いていますが、僕は

「組織におけるリーダー」

にかなり興味を持っています。

ビジネスでもそうですし、野球などのスポーツでもそうです。


「組織のパフォーマンスを、かなりリーダーの能力が決める部分があるな」

と実体験からも感じてきました。




吉田監督のお考えは?


そんな中、この山梨学院の優勝。


優勝したからには、やはり山梨学院高校の野球部の吉田監督のお考えや、チームの運営方針が、かなり身を結んだ面があったと思います。



そいうこともあって、

吉田監督のお考えには、かなり興味を持っています。

それを垣間見れれば、と思い、いくつか記事を漁ってみました。



(おまけ。2020年の動画)


しかし、

吉田監督が、なぜ選手を10名しか使わなかったのか?

それを知る直接的な手がかりは、これらの記事には無かったように思います。



ちなみに吉田監督は


山梨学院高校では、教員ではないようです。

職業として、専任の野球部監督のようです。





記事から読み取る、僕の考察


記事やインタビューでは、吉田監督は

「毎年のように期待を裏切り続けてきたので、この優勝で少しは帳消しにしてもらえれば」

上記リンクのNumber 記事より引用

ということを仰っています。


シンプルに、吉田監督は

「本当に甲子園で優勝したかった」

「甲子園で勝つことを、"最優先"に考えていた」

とも読み取れます。


それゆえ、

「林投手の連投」

「野手も固定で全く変えない」

などの方針により、

「少しでも勝つ確率を上げようとしていた」

と感じました。





では、全く選手を変えないことは、本当に珍しいことなのでしょうか?


手近なデータだけですが、少し見てみたいと思います。



出場選手数についてのデータ



今春のベスト4、昨夏のベスト4以上の試合を振り返ってみようと思います。


「山梨学院が野手も全く選手交代をしないことがどれだけレアなのか?


少しデータを見ていきたいと思います。



2022年 夏 甲子園 決勝戦 出場選手数

仙台育英  13人

下関国際  11人


2022年 夏 甲子園 準決勝戦 出場選手数

下関国際  10人

近江 11人

仙台育英 16人

聖光学院 15人


2023年 春 甲子園 決勝戦 出場選手数

山梨学院 9人

報徳学園 12人


2023年 春 甲子園 準決勝戦 出場選手数

山梨学院 9人

広陵 13人

報徳学園 12人

大阪桐蔭 10人


グラフにすると、こういう感じです。

2022夏、2023春 甲子園ベスト4以上の試合での出場選手数


9名しか試合に出ていないのは、山梨学院のみとわかります。

それ以外の高校は、全て、10名以上が試合に出場していました。




今春のベスト4までの全試合では?

今春のベスト4まで残った4校は、そこまでに甲子園で3、4試合しています。

その3、4試合でトータルの出場選手数を比較してみます。

2023選抜ベスト4の甲子園での出場選手数
  • 広陵 18人

  • 山梨学院 10人

  • 大阪桐蔭 12人

  • 報徳学園 16人


ご覧の通り、広陵、報徳はベンチ入り18人のうちのかなりの選手を試合に起用しています。

一方で、山梨学院は出場は10人のみ

とても差が出ています。




考えは、人様々


優勝した山梨学院に興味を持って調べてみると、思わぬ表情が見えた気がします。


ただし、冒頭で断った通り、僕はこのことの是非を論じるつもりはありません🙇‍♂️


山梨学院の吉田監督は「こういうお考えだろう」とかも、全て”考察”です。

また、林投手に至っては、志願の登板の可能性もあります。


更に言えば、甲子園での優勝を最優先にしても、それは人それぞれの価値観なので、問題ないと思っています👍


少なくとも僕の視点としては、

「山梨学院が、野手すらも変えなくて興味深かったので、

 データなどを見てみたから、noteで整理してみた」

という位置づけです。

それ以上でもそれ以下でもありません。






さて、こんな個性的な山梨学院です。


次の夏の甲子園の県予選には、どのような体制で挑むのでしょうか?

注目していきたいと思います😃



選抜と山梨学院に関するnoteまとめ










今日も読んで頂いて有難う御座いました😃



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