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AIやDXビジネスをこれから始める人にオススメの本 Top4

今回は、年末年始にガッツリと時間をとって、

AIやDXの本でも読もうかなぁと思っている方もいるかな🤔 

と思いまして、AI・DX分野のオススメ本を投稿をさせて頂きます。

自分自身、一応、AI開発やDX推進の仕事をしている身として、

関連の書籍をかなり読んできた方かなと思います。

その中でも、今回は以下の方を対象に絞って、

オススメの本を3冊紹介させて頂きます😃

  • 初めてAIやDXを学ぶ方

  • 文系や理系は問いません。ビジネス寄りの人か、エンジニアかも問いませんので、幅広い方を対象。

  • 技術系の内容に偏っていたり、ビジネスでも特定の領域に偏っているのではなくて、「幅広い知識を得たいな」と思っている方向け

  • ともかく、読みやすい!読み物として、おもしろい!という本(専門書っぽくない)


では、本題です👍


AIやDXビジネスをこれから始める人にオススメの本 Top4

1位 : データの見えざる手

日立の研究者であり、東工大の教授もしている矢野教授の本です。

ウェアラブルのデバイスを徹底的に身につけてビッグデータを集めた研究者の本です。


まずこの本の素晴らしさは、僕は

「データのおもしろさを、クレイジーな実験で証明してくれている」

という点です。

クレイジーな実験内容は、この本の中でも、

矢野教授の様々なメディアでの取材でも話されているので、

詳細はこの記事では割愛しますが、

「よく、自分自身でこんな実験したな。。。😅」

と感じる内容でした。


そして、その実験で蓄積されたビッグデータを活用して分析した結果が、

またおもろいんです。

人が仕事の生産性を高める方法まで論じていたり、

人間の活動量は実は有限であることまでデータで示していたり、

果ては、「幸福度」をデータで実証したり。。


読み物として、とてもおもしろい書籍でした。

データの可能性を存分に表現されています。


個人的には

積極的な人ほど幸せになる

データの見えざる手

という一節が心に残っています。

これを読んで以降、僕はなるべく積極的に活動するよう心がけています😃

なお、2番目に挙げている「人工知能は人間を超えるか」が名著なのは

間違いありません。

一般的な評価も、

2番目に挙げている松尾教授の本の方が高いかもしれません。

普通ならば、2番目の本を薦める方が多いんちゃうかなとは思います😅

それでも、個人的には、この「データの見えざる手」が一番好きでして、

1位とさせて頂きました。



2位 : 人工知能は人間を超えるか

AI分野では名著中の名著ちゃうかなと思います。

業界でこの本を読んでないと、

モグリやと思われるレベルかなとすら思っています😅


業界の第一人者である東大の松尾教授の本です。

基礎的なAIの解説から、その歴史、さらには実現可能性に至るまで

幅広く触れてあります。


また、何が良いと言って、この本は専門書ぽい文体ではないので、

非常にわかりやすく読み易いということです。


Amazonの書評でも、「勉強になるのではなくて、”感動”を覚えた」とまで

書いている方もいらっしゃいます。

それぐらい、素晴らしい本だと僕も思います😃



3位 : 人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか

読み物としてのおもしろさなら、上記の2冊に負けていないのが、この本です。

最強の将棋AIポナンザの開発者である山本さんの著書です。


山本さんは1985年生まれ。

2017年には将棋の名人を倒すAIポナンザを開発されています。

若干32歳の技術者が、どのようにしてポナンザを開発したのか

その経緯を書かれています。


また、随所に読みどころがあります。

なぜ、囲碁のAIが強くなったかと言えば、

それはAIにおける「画像認識」の分野の発展によるものであること。

また、自ら、研究者は「人工知能の性能が上がった理由」を説明できないとまで述べておられ、

その理由も解説されています。

この本を読めば、開発者側のリアルな心情が読み解けると

個人的には思います。


何よりも、最初の2冊よりも、文体としても等身大に語られている

印象となっています。

なので、スーパーAIを開発される天才エンジニアですが、

とても身近に感じながら読むことが出来ます😃



4位 : 職場の人間の科学

MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究者による本です。

この本も、読み物としての面白さは素晴らしいものがありました。

研究のコンセプト自体は「データの見えざる手」の矢野教授と似ている面があり、

働く人にセンサーを身につけてもらい、そこで得られるデータと、

仕事の生産性のデータの解析によって、

「こういう風に働いたらええんちゃうの?」

ということを解き明かしていきます


そういったデータ解析によって、例えば

「オフィスで、ウォーターサーバーの位置はとても重要で、ココにすべき」

というようなことまでデータから明らかにしています。


また、この本の貴重な面として、

「コミュニケーションの重要性」を

データから定量的に明らかにされています。


オフィスで働いたことがある人なら、みんな

「コミュニケーションて重要やんな」

ということを、”感覚的には”わかっていると思うんです。


でもそれを、本書のように”定量的に”明らかにしたことの

価値は大きいと思います。


なので、オフィスワークをしたことがある人なら、

「ああ、そうやったんか!

 わかるわかる!」

と言った感じで、共感が出来ると思います。


そういった意味も、この本は読み物としても十分におもろいなと思いました😃


なお、本書での表現としては「ピープル・アナリティクス」という言葉を

用いており、新しい科学技術をイメージさせる言葉やなと感じたことが

印象に残っていますね。




どれか一つでも、ご興味持たれたら手にとって頂ければ嬉しいです。

今日も読んで頂いて有難う御座いました😃


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