阪神が首位の要因は?ヤクルトはなぜ5位に?対戦相手との勝敗データを眺める
今年は阪神タイガースが絶好調ですね。
AREが見えてきたように思います😃
さて、昨年の2022年シーズンは、阪神は3位でした。
勝率は.489で、5割を切っていましたね。
そういうことを思い返すと、ふと、
「なぜ、今年は阪神がこれほど強くなったのか?」
を、調べてみたくなりました。
と同時に、ヤクルトの不調の原因も気になります。
そういうことについて、データを眺めてみたので、noteにまとめます😃
もしご興味あれば、お読み頂ければ嬉しいです。
分析の考え方
こういうことを検討する時は、個別の選手の状態を論じたり、監督の手腕に注目したりも出来ます。
例えば、ヤクルトの不調は、村上選手の打撃が昨年ほど良く無いことが原因だとか。
また、岡田監督の手腕が素晴らしい、村上投手、大竹投手の台頭が原因だ、などとも言えますよね。
もちろん、そのように個々の選手のデータも掘り下げてみたいとは思っています。
また、僕はかなり監督に注目しています。(こういうnoteも書いてきました)
しかし、今回はそういう監督や選手個々人にフォーカスはせずに、まずは僕が気になった点のみを、見てみました。
つまり、今回の着目ポイントは、
「対戦相手との相性」
です。
プロ野球は、結局決まった相手との対戦の蓄積が、総合的な順位になっています。
「阪神は、昨年、一昨年などと比べて、どこの相手によく勝つようになったのか?」
こういう疑問の解消のために、データを見てみました。
ヤクルトの視点では、逆に「どこの相手によく負けるようになったのか?」という見方になります。
結論
阪神は、苦手だった広島、DeNAを今年は攻略できていることが、今年1位の主要因と言える。
ヤクルトは、得意だった広島、DeNAに、今年は負け越していることが、今年不調の主要因と言える。
奇しくも、両チームとも、鍵を握っているのは広島、DeNAとの対戦成績でした。
以下では、もう少し細かく書いていきます👍
データソース
NPBの公式サイトを拝見しました。
https://npb.jp/bis/2022/stats/
なお、2023年の今シーズンについては、8月15日までのデータのみで記載しています。
2021、22、23の阪神・ヤクルトの順位総合データ
2021、22、23の阪神・ヤクルトの対戦相手ごとの成績
▶︎ 阪神
①全般
まず、阪神に明確に言えることは、今年は満遍なく、全ての対戦相手から貯金を作っています。
これは素晴らしいことです。
過去2年のセリーグ 王者はヤクルトですが、ヤクルトは、(以下で述べるように)勝つところから徹底的に貯金を作るが、苦手な相手には負け越す傾向がありました。
今年の阪神は、どのタイプの相手にも勝ち越すという、盤石の強さを感じます。
②vs広島、DeNAは苦手から得意に変わった
昨年は大苦手の広島とDeNA。今年は勝ち越しています。
このことが今年の躍進につながっています。
阪神のどの投手が広島、DeNAを抑えるようになって、どの打者が広島、DeNAの投手陣を打つようになったのでしょうか?また機会があれば、調べてみたいと思います。
③vs巨人、中日は近年ずっとお得意様
一昔前は巨人に負け越しばかりの印象ですが、ここ数年は巨人から貯金をかなり稼いでいます。
中日に対しても相性が良いですね。巨人ほどではないですが、しっかりと貯金を作れている相手です。
④vsヤクルトとは一進一退
おそらく、近年のヤクルトと阪神は戦力が拮抗しているのでしょう。シーズンごとに、勝ち負けが分かれています。
▶︎ ヤクルト
①全般
ヤクルトが面白いのは、良いシーズンでは、広島、DeNAに星を落とさないんですよね。
確実に広島、DeNAに勝ち切れたことによって、2021、2022は貯金を積み重ね、シーズン優勝しています。
得意の相手とは言っても、その相手にしっかりと勝ち越すのは難しいと思います。それがしっかり出来ているのが、ヤクルトの強さだったのですね。
一方で、巨人、阪神、中日とは、この3チームには買ったり負けたりですね。3チーム合計で、ヤクルトとしては貯金がプラスマイナスゼロぐらいでしょうか。
かなり極端な傾向です。
なお、今年のヤクルトは全般的にどのチーム(中日のぞく)から借金をしているように、チームとしての不調を物語っていますね。
②vs広島、DeNAは、今年、得意から苦手に変わった
昨年は大得意の広島とDeNA。今年は借金2ですね。
どの打者が広島、DeNAを、これまで打ち崩してきて、今年は打ててないのでしょうか?調べてみたくなります。
③vs巨人は、本当に五分
巨人とは、貯金がほぼゼロのここ数年です。
相性的には、良くもなく、悪くもなく、ですね。
④vs阪神、中日は波がある
こういうデータもおもろいなと思うんですが、阪神とも中日とも、勝つシーズンは大きく勝ち越すのに、負ける時は負け越し幅が大きいんですね。
誰か、阪神打線にピッタリはまるヤクルトの投手がいたりするのでしょうね。それが、年ごとに調子が変わるとかが、原因でしょうか。
今日は、これぐらいにさせて戴きます。
また時間があれば、気になるポイントを掘り下げて調べたいなと思います。
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