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選抜4強は、どんなタイプのチーム?データ分析してみた

選抜高校野球も、ベスト4が出揃いました😃


4校とも、強いのはわかっています。


ただ、どういう強さなのか?

どんなタイプのチームなのか?


甲子園での3、4試合のデータからわかる、4校の比較をグラフにしてみました!


チームによって試合数が異なるため、例えば盗塁数や犠打数などについては、1試合あたりの数にしています。


まとめ

  • 有利に見えるのは、広陵と報徳学園。この2校が勝ち上がるか?!

  • 山梨学院と大阪桐蔭は、特定の投手への依存率が高過ぎる。。。

  • 攻撃陣が好調の報徳学園エラーの少ない山梨学院という特徴がある

  • バント、盗塁など、サイン系で果敢に挑んでくるチームスタイルは、山梨学院と報徳学園。



僕の考察と思うところ


1)全般


★の登板投手人数のパートで詳述しますが、山梨学院と大阪桐蔭が特定の投手に依存している傾向が、リスク要因として大き過ぎるので、不利かなと思っています。

(その特定の投手の調子が良ければ良いのですが。。)


広陵も報徳学園も、投手力のバランスが良いのが素晴らしいです。

特に報徳学園は3投手のバランスが良いですね。


攻撃陣が充実しているのは、大阪桐蔭を除く三校。


2)大阪桐蔭について


こんな状況で、大阪桐蔭が、どのように戦ってくるのか?今日の試合はとても楽しみです😃

また、大阪桐蔭の前田投手は、キャプテンということもあって、

「今日も投げたい」

と監督に申し出るでしょう。

それを西谷監督がどう判断するのか?

将来もある前田投手の登板の過多を防ぐのか?

それとも、この試合の勝ちにこだわって、前田投手を先発か?


西谷監督の考え方の根底に迫るスタメン発表とも思います。





個別の分析

▶︎OPSと失点数


横軸:チームのOPS
縦軸:一試合あたりの失点数


今回見た中では、一番総合的な指標の比較です。

右下に位置する方が、指標としてはGOODです。


広陵と山梨学院は、両指標が優秀ですね。

好調同士の両校の試合は、白熱した展開になりそうです。



打線は好調の報徳学園。

一方で、打線が不調の大阪桐蔭。

投手は好調とは言い難い報徳学園。

投手力を発揮している大阪桐蔭。

どんな試合になるんでしょうか?

ロースコアの試合か、はたまたワンサイドゲームになる危険性もはらんでいるかもしれません。




▶︎OPSと失策率


横軸:チームのOPS
縦軸:一試合あたりの失策数(失策率)

少し切り口を変えて、失策率(一試合あたりの失策数)も入れてみました。

というのも、野球史に残るような激戦となった報徳学園vs仙台育英

不運にも、9回のエラーが勝負の行方を大きく左右しました。


当然エラーは少ない方が良いです。

そういう意味では、山梨学院が、守備力が充実しています。

攻撃力を含めても、山梨学院が充実しているともいえそうです。





▶︎出場選手数と登板投手人数★

横軸:出場選手数
縦軸:登板投手人数

★を付けたのは、僕が最もこの指標を注目しているからです。


というのも、2022年夏の甲子園では、複数投手を擁する高校の方が、勝つ傾向が強かったためです。

(よければ、こちらもご覧ください😃)

特に左腕がいれば、Goodです。

4校とも、2人以上の投手が登板しているのは、良かったです。


しかし、山梨学院の林投手への依存率、大阪桐蔭の前田投手への依存率は高過ぎます


この時点で、山梨学院と大阪桐蔭は、かなり不利と言えると、僕は思っています。🤔


その点について、少し詳細な理由を述べさせて頂きます。


例えば、ビジネスならば、経営においてリスク分散は必須と言えます。

一つのビジネスがコケても、会社自体は倒産しないようにするためです。


野球において、特定の選手に依存しすぎる体質は、非常に危険です。

特定の選手は、基本的に”投手”を意味します。

特定の投手の調子が良ければ勝ち、悪ければ負ける、というチームの体質だと、(プロ野球選手の投手ですら調子の波があるので)負ける確率は高まります

そういう意味で、上手くリスク分散を出来ているチームは、複数の好投手を抱えているチームと言えます。

そういうチームの方が、甲子園のような過酷なトーナメントは勝ち上がる確率が高まると考えています。
 





▶︎打率と本塁打数


横軸:打率
縦軸:本塁打

本塁打が2本出ているので、報徳学園のみが良いように見えます。

しかし、OPSは山梨学院、広陵、報徳学園が似通っているので、オフェンス面でこの三校に差は無さそうです。






▶︎出塁率と長打率


横軸:出塁率
縦軸:長打率

OPSを構成する出塁率と長打率をグラフにしてみました。

大阪桐蔭の不調さが際立ちます。

それ以外の三校は、大きな差は無さそうです。


 

▶︎犠打と盗塁

横軸:一試合あたりの犠打数
縦軸:一試合あたりの盗塁数

大阪桐蔭が、これだけ打撃が不調だと、盗塁、バントなどのサインを積極的に使ってきてるんかな?と思って、見てみました。


しかし、結果的に、大阪桐蔭は、そこまで策をろうして、試合を進めているわけではなさそうです。


犠打、盗塁などのサイン系を積極的に試みているのは報徳学園、山梨学院の2校です。





▶︎出場選手数

散布図ではなく、棒グラフでも見てみたくなったものを、いくつか作図しました。

ご覧の通り、広陵、報徳はベンチ入り18人のうちのかなりの選手を試合に起用しています。

一方で、山梨学院は出場は10人のみ

とても差が出ています。




▶︎エラー

一試合あたりのエラー数です。

山梨学院の守備力の充実が見て取れます。




▶︎三振

一試合あたりの三振数です。

報徳学園のみ、他校よりも若干三振数が多いのが目立ちます。



以上とさせて頂きます。


今日のベスト4、どんな試合になるのか、楽しみです!






今日も読んで頂いて有難う御座いました😃






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