パステルカラーで
言いたいことを
空気に沿って
描いていく
僕を纏う
風に乗って
過去を越えて
未来へ届けと
今日をやり切る
間違っていたかどうか
判断はまだ
保留していい
回り道が
ゴールを撫でることも
あるから
きっと
回り回って
届く足元に
花が咲いて
転んだとしても
香りの中で
痛みを和らげる
今日の消費量は
明日の恵みの雨となり
箱庭の中で
僕らは微笑んで
交差する
永遠を刻む
ひとりが願う
誰かの下に
赤い糸がひかれ
織り成す次元の
縫い目にて
スポットは
夜をどこまでも
この世界の
座標上にセットする
そして
波は穏やかに
それぞれに帰っていくだろう
