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空を見上げて

適当に
空に浮かばせて
風に泳がせて
成り行き任せな
僕の期待

雲に重なって
見えなくなっても
握った糸は離さない

たくさん泳いで
たくさんぶつかって
絡まって
落ちて来ないように
歩きながら
時々空を見上げて

どうなっているか
どうなっていくか
見てやらないと

いつか僕を
あの空の向こうへ
連れていって
くれるかもしれないから

そんな期待の
糸の端っこを
今日も握りしめて
でこぼこした
大地を歩いていく

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