無意識に行っていることのアップデート
みなさん おはようさん ボンジュールさん
今日は曇ったり晴れたり不思議な天気でした。フランスの状況はといいますと一部地域(フランス16県)で3月初めに始まっていたロックダウンをその他の地域にも拡大することになり、4月3日から日用品以外の小売店が営業できなくなりました。自宅から10キロ圏外への移動は、きちんとした理由がない限り禁じられており大学も含め教育期間は5月まで閉鎖となりました。
つまりは再再再ロックダウンになりました。そして自分の体にも徐々に疲れがではじめて今まで全く異常がなかった体調面での違和感を最近感じるようになりました。口内炎ができたり、急に足が痛くなったり、夜に眠れなかったり、昼に眠くなったり、歩くとつまづくようになったり。。。
しかし普段から意識的に運動はしているほうで、水を多くとったり、白湯を飲んだり、メディテーションをしたり、ラジオ体操をしたり、公園まで散歩をしたりなどなど。。
おかしいなーと思いある日、養護関係の仕事をしている母に電話をして相談してみました。そしてその電話のおかげで自分が疲れたり体が弱くなっている原因がわかりました。
結論から言うと
『無意識で行っていた行動、運動が外出禁止の影響により極端に減った』
これが原因でした。
そして調べてみると人間の非言語的行動(動作、運動などの行動)の9割が無意識に行われているらしく、「暑かったら服を脱ぎ、寒かったら上着を着る」「ドアノブをひねる、ドアをひく」など習慣化された行動になればなるほどパターン化し行動が無意識化していくということだそうです。
参考文献をこちらに貼っておきます。
(『 無意識的行動(Unconscious Gesture)の体系化』草間 正博, 西尾 浩一, 蓮見 孝, 2006年)
もっと言えば貧乏ゆすりや歯軋り、ため息、まばたき、口癖、指ポキポキ、腕組みなども無意識行動の例として挙げることができます。
そしてなにが僕の体力低下、免疫低下に繋がっているかと言うと、このような無意識的運動が授業や仕事などのオンライン化に伴い、家の中でする小さい範囲での無意識的行動に自分の行動が変化をしていってしまったということです。
今までなら大学の研究室や図書館、クラスルームの移動などはもちろん歩いて移動していましたし、階段で登ったり降ったりを繰り返していました。
お昼休みになって友達とランチにいくためにカフェテリアへの移動も地下鉄の駅まで向かう移動もなくなりました。休み時間になってコーヒーをいれに行くこともなくなったのでその移動もなし。買い物も人混みを避けるために最小限に抑えたり、本当にしんどいときはロックダウン前まで使ったことがなかったデリバリーサービスを利用するようにもなりました。
このように自分が無意識で行動する範囲が極端に狭まった影響から、運動をいくら意識的にしたとしても平均的に移動する距離が減ったことで体力は少し減ったことにつながります。
たしかに意識的に呼吸を一呼吸一呼吸するとかえってしんどくなると思います。なにをいっとるんじゃこいつと思われたらすみません。
ただ僕にとって小さくも多くな発見だったので無意識の行動パターンの数を家の中でできることでも増やしていき、習慣化をすることで基礎体力の向上を促進できると考えています。
つまり無意識行動のアップデートをすることが今後の取り組みであり最近の大きな発見です。
理想はほぼ寝た状態だがラジオ体操が毎朝できるくらいまでに!!
今回はかなり個人的な記事でしたが新しい発見とそれを教えてくれた母に感謝!あとこの1本の論文の著者にも感謝です。
A bientôt
参考文献
草間 正博, 西尾 浩一, 蓮見 孝, 2006年 無意識的行動(Unconscious Gesture)の体系化
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