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小説『海風』僕の話(4)【第一章を無料公開中】

 朝、目を覚ますと彼は豆を挽いていた。ガラガラと音を立てるミルと豊かな香りが空気に染み出して五感を刺激する。久しぶりに心地のよい朝だ。目をこすりながらおはよう、と声をかける。
「おう。寝袋だけで全然寝れただろ?」
「思いの外、快適だったよ」
「これで宿の問題は解決というわけだな。さて、朝の一杯はいかがかな?」
「ありがとう。いただくよ」
「ブラックしかないけどいいよな」
彼は返事を聞くわけでもなく、フィルターに少し荒めに挽いた豆の粉末を入れ、沸かした湯を注ぐ。立ち上る柔らかな湯気と豊かな香りが、朝の気だるさをいくらか和らげてくれた。かなり手慣れているのか、彼の手際の良さは流石だった。少しの時間、蒸らしてから再びお湯を注ぎ始める。
「悩める若者よ。君は神を信じるかい?」
糸のように滑らかに注がれるお湯から目を離すことなく、唐突に芝居がかった神父のような語り口で話しかけてくる。彼はこんな抽象的で哲学じみた話が好きで、よく急に吹っかけてくるのだった。妙に演技くさい舞台役者みたいなノリだけど、僕も嫌いではない。
「『神は死んだ。』と聞いたけど?」
「あれは俗人化された神の死にすぎないぞ」
わざとらしいニーチェの引用はあっさりと退けられた。神なんてものはいないと思っている。この世界全部、単なる偶然の寄せ集めなんじゃないだろうか。
「一神教みたいに全てをデザインした神はいないと思う。神の定義にもよるかもしれないけど」
「神の定義か……”全ての概念を内包しつつ、全ての概念そのものである法則”って感じかな」
「その全ての概念である存在を神と呼ぶなら、それでいいんじゃない?」
何だかその定義はややこしくて、抽象的で、正直よく分からなかった。
「張り合いがないな。とにかく俺はそんな神なら信じるね。つまり自然さ。この世界の全ての元になっている法則。旧約聖書の冒頭は知っているだろう?」
僕が曖昧に頷くと、彼はゴホンとわざとらしく咳払いをした後に一節を誦じる。
「”はじめに言葉ありき。言葉は神と共にあり、言葉は神であった。言葉は神と共にあった。万物は言葉によって成り、言葉によらず成ったものはひとつもなかった。言葉の内に命があり、命は人を照らす光であった。”」
少し鼻につくけれど、スラスラと聖書の一節を暗唱するのは外国の映画俳優みたいでかっこいいとも思ってしまう。
「聞いたことはあるけどさ。君の言う神っていうのは言葉のことで、言葉が全ての概念を内に含んでるってことなの?この前も話したけれど、言葉はそんなに万能じゃないと思うけど」
なんとなくトゲを含んだ言い方になってしまう。彼に対してというよりも嫉妬してしまう自分に対して苛立っていたのかもしれない。
「俺が言いたいのは違うんだな。言葉が神というのも一理はあるさ。名前をつけることで、その概念は世界から切り離されて認識されるようになるんだからな。ただ、”言葉”ってのは誤訳、とも言い切れないが誤解を招きやすい表現だね。元々の意味としては理性とか真理とか法則みたいな意味の言葉なんだよ」
「ヘブライ語とかギリシャ語とかの意味ってこと?それは知らなかった。つまり、直訳するなら”宇宙の始まりには法則があった”みたいな感じかな?」
「そういうこと。俺から言わせると、その法則は大きな流れで、宇宙と同じ形をしているんだ。全方向に広がり続けながら、それでいて安定した秩序を成している。生命と同じだな」
「物理法則みたいなことだよね。でも、それなら別に神が存在しようが、してなかろうがどうでも良くない?信じても信じなくても変わらないと思っちゃうけど」
「ナンセンスだな。法則を知って乗りこなさなければ、飲み込まれて淘汰されるだけだ。何より、そんな神を信じることは、自分にも無数の可能性があるって信じることでもある」
「じゃあ君は神を信じてるんだ?」
「もちろん。さて、コーヒーができたぞ」
彼はコーヒーの入ったマグカップを僕へと手渡す。豊かな香りを嗅ぎ、ふぅーっと息を吹きかけたあと口に含むと、程よい苦味と酸味が、僕というごく個人的な空間を満たした。コクもあるがすっきりとして飲みやすい。豆の良し悪しはわからないけど、僕好みの味だ。彼もコーヒーの味わいに身を浸している様子だったが、一息着いた後こちらに体を向ける。
「神の味だろ?」
「神かはわからないけど僕は好き。それで、そういう法則があるとして、どうしたら分かるの?」
「簡単だよ。あらゆるものが常にサインを発している。感情だったり感覚だったりもそうだ。だけどほとんどの人間は、他人や社会に合わせて、その予兆をシャットアウトする。蓋をして、押し殺して、表に出ないように、心の中でまで無視を決め込むんだ。だけどそのある種の直感こそが、自分の中心にいるのかどうか、つまり法則に乗れているのかの指針なんだよ。つまり、行き着く先はラブアンドピースさ」
「えっと、つまり、自分の感情に素直になるってこと?それはただの子供だと思ってしまうけどな」
「バカだな。理性すら納得をする選択をするんだよ。理性と感性は二律背反じゃない。全てが重なる点。つまりそれが中心さ」
そう得意げに言うと、彼は黒々とした液体を一口飲んだ。
「なるほどね」
「神を信じたくなっただろ?」
「だけど……僕には自分の感覚だったりがよくわからないんだ。それが本当に正しいのか、神に沿っているのかも分かる気がしない。このコーヒーは確かに美味しいと思うけど」
手に持った真っ黒なコーヒーを見つめる。これは僕にとっては美味しいけれど、誰かにとっては美味しくないのかもしれないし、何が正解なのかは分からない。
「信じていないからだよ。お前は自分に神が宿っているなんて信じられないし、自分の感覚を疑い、嫌い、憎んでいる。要は、信じるものは救われるんだ」
確かに自分が嫌いだ。どうしようもなく弱くて汚い存在だと思う。なぜここまで自分のことが嫌いなのか、はっきりとした事は思い出せない。幼少期からこうだったろうか。そもそも小学校の記憶すらほとんどないけど、いつから僕はこんな風だったのだろう。黙っていると彼はまたコーヒーでゴクリと喉仏を鳴らした後に続けた。
「自然を見れば神が見える。ダビンチ、ガウディ、ゲーテ、老子、神道やインディアン……数えきれない先人たちが自然から学んだんだよ。人間以外の自然は流れに沿えるように、純粋な今の感覚に従って生きているんだ。ゴチャゴチャと考え込むだけだと濁って、絡まって、いつしか解けなくなるぞ」
彼はコーヒーを飲み干して立ち上がると、道具を片付け始める。僕はコーヒーを飲みながら周りに悠然と立つ木々を見つめていた。彼らは迷わないのだろうか。自分を疑わずに生きられるのだろうか。僕はとても純粋なんかじゃなくて、異物としてこの世界に取り残されているように思う。僕の存在はあやふやで、中心が見えない。

 テントなどの撤収作業を手早く終え、再び歩き始めた。昨日の疲れもあってか想像以上に足が重たい。ちょっとした斜面でも、足が思うように上がらずペースが遅くなってしまう。だけど歩いていると不思議と眠気はどこかへ身を潜めた。これからは運動をするといいかもな等と考えながら、彼についていけないことに少しの気まずさを感じていると、彼が前方から茶化すようにして話しかけてきた。あんなに重たいバックパックを担いでいるのによくもあんな余裕なものである。
「へばったのか〜?全くこれだから最近の若いやつは」
「まだ、大丈夫。てか同い年だろ」
「息切れしまくってるし、あの自販機のあたりで休憩にするか」
歩き始めてわずか一時間ほどで最初の休憩を挟むことになった。どうにも自分が不甲斐ない。やけ酒の如く水をグビグビと勢いよく喉に流し込み、地面にへたり込む。暑さと急な運動で疲労の色は濃く、すでに筋肉痛に加え、よくわからない足の痛みや背中の張りが気になっていた。
「前にも命は動きだって言ったろ?」
彼はストレッチをしたり、手で揉んだりして筋肉をほぐしている。普段から運動していることが伺える、しなやかな筋肉だ。対する僕の体はガチガチに凝り固まっていて、自分の身体という実感すら乏しいほど動きがぎこちない。これは確かに日頃から運動した方が良さそうだ。
「全ては流れさ。筋肉が凝り固まれば血液の循環が阻害され、自分の身体ですら満足に動かせなくなる。身体と心は繋がってるから、身体を動かせないやつは心も鈍化するぞ」
「まだ若いから、と他人事に感じてたよ」
「逆だよ。若いからこそやっておくのさ。細かい結び目のうちに解いておくことが大事なんだ。ちなみにうつ病の奴は体がガチガチらしいぞ」
「はいはい、帰ったら何か運動を始めるよ」
「それが賢明だな。まあ、ひとまずはこの旅をやり抜こうぜ」
「そうだね」
彼の煽りは僕のなけなしの矜持に傷をつけ、少しぶっきらぼうな返事になる。それでもその怒りというかムカつきは多少は力をくれたようで、また歩き始めることができた。この旅路は命を感じさせてくれるような気がする。

「天国の扉をノックしているみたいに感じるよね」
ぼーっとしていると少し前に観た映画を思い出し、そのまま口に出してしまう。少し恥ずかしいけど、確か彼から勧められたはずだから、拾ってくれるかもしれない。疲れていると、思いついたことを吟味もせず口に出してしまうから危険だ。
「まあ、男二人で海に向かって歩いてりゃそんな気分にもなるか」
「天国じゃ海の話をするらしいからね。どんなに美しいかって」
「映画のセリフ、マルパクリじゃねえか」
「流石にわかってるね」
「まあな。じゃあ、お前さ、死後の世界って信じるか?」
今は夕飯のためにまた焚き火をしていて、彼は火の番をしながら淡々と話す。神だとか死後だとか、普段は宗教的であまり興味はないのだけれど、彼の話は哲学的な魅力に包装されていて、聞いてみたくなるから不思議だ。疲れた頭のまま返事をする。
「基本的には唯物論者だから信じてないかな。というか君って意外とスピリチュアルなんだね」
「俺は質問をしただけで意見はまだ述べてないぞ」
「確かに。じゃあ君は死後の世界を信じてるの?」
「いや、知らん」
大袈裟に首を傾げて見せる彼に少し呆れてしまった。
「話を振っておいて、それは酷いんじゃないかな」
「”無知の知”ってやつだよ。知ることができないってのを自覚しているのさ。証明しようのないことを判らないままに留保しておけることが大事なんだよ。レッテルは貼らずに心を常に真ん中に置くのさ」
「うーん、じゃあ死後の世界はあるかもしれないし、ないかもしれないっていう曖昧な態度なわけ?」
「そう。死んだらわかる。この人生には関係ない。本当のところは死んだ奴にしかわからないさ」
「でもさ、もしこの世の行いが裁かれるとしたら、今の生き方は変わってしまうんじゃない?」
「そうじゃない。常により善く生きることには全力を尽くすさ。でもそれは死後に裁かれる可能性があるからって訳じゃない。最後の審判とは無関係だ。善く生きられたなら、いつ死んだって、どんなジャッジをされたって後悔はないさ」
そう言い切る彼を羨ましく思う。僕は一言だって返事をすることができなかった。僕なんかが善く生きるなんて高望みだと感じてしまう。そんな権利はないんだと感じる。這いつくばって、いつも下を向いて過ごし、たまに上を見ると羨んでしまうチャチな存在だ。それがアイデンティティであり、それ以外の生き方を知らない。
「あの世があるかは知らないけど、天国も地獄もあると思うぜ。ついでに輪廻や解脱もな」
僕が押し黙っていると彼はぶつぶつと続ける。
「極論、自分が天国だと思えばそこが天国さ。逆もまた真なり。お前は自分のことを地獄に住んでいる、哀れな人間だと思っているだろ。そして、そのアイデンティティを強める行動をして、さらに抜け出せなくなるんだ。つまり輪廻に囚われている」
「じゃあ、そこから抜け出すのが解脱ということ?」
「そう。そのカルマから抜け出して、常に天国に居続けられる人間が悟ったやつってことだ。つまり何度も言うがラブアンドピースだよ」
「愛も平穏も僕には縁遠い気がするよ」
「本当はいつだって目の前にある。お前が頑固に今までの自分にしがみ付いて遠ざけているだけだよ。涅槃も天国も真ん中にある。偏った見方をやめればいつだってそこにあるんだ」
綺麗事が嫌いだ。誰にでも愛があるなんて嘘に決まっている。僕にはそんなものない。だから彼女は……
「まあ、全て俺の持論だ。ちなみに俺はどんな人間でも神性を持っているし、天国に行けると信じている」
「正直ピンとはこないけど、ちょっと考えてみるよ」
「ま、今を悔いなく生きていれば、死んでからどこへ行こうと後悔はない。彼女もそう言うさ」
彼は呟くようにそう言い終えると立ち上がる。
「どこ行くの?」
「ションベン」
「ああ、いってらっしゃい」
僕の中に愛があるのだろうか。そもそも愛とは何か、よくわからないままだ。海に着けば何かが見えると思っていたけれど、本当にそうなのだろうか。こんなことをして意味があるのだろうか。そんな考えがグルグルと頭を巡っていき、夜は更けていった。

 次の日も彼と話しながら歩き続けた。木漏れ日がマーブル模様を描く道を抜けると、視界がパッと開け、薄べったい青色の空にまだらな雲と、地を覆い尽くす建物や車などのモノトーンな世界を眼下に見下ろす。どこか遠いところに来たという充足感があるけれど、実際は大して自分のアパートから離れていない。移動が簡単になり、狭くなった世界では「遠い」の内に入らないだろう。車で来たならばすぐに通り過ぎて、きっと立ち止まることもない風景だけど、苦労したからこそ感じるものがあるんだと思う。人は苦しんでいるからこそ、些細な美しさに心を動かされるのかもしれない。でもそれは自分が苦しんでいることを正当化するようで気が引けた。それに苦しみがなければ喜びもないんだとしたら、なんだか救いがない。

 斜面を下ると久しぶりに人通りのある街中を歩く。とは言っても郊外の住宅地で、空を突き刺すような建物はなく、車も県外ナンバーばかりが中間地点として過ぎ去っていくような街だ。だけど、遠くからモノトーンに見えていた街並みにもやっぱり人の営みがあって、それぞれの人生を歩んでいるんだと思うと、自分の考えの浅はかさにため息が出る。みんなに感情と意識があって、独立した人生を生きているというのは、情報量が多すぎてなんだか不気味だ。どれだけインターネットが発達して情報が溢れたとしても、僕が知ることができるのは、ほんの一部分にすぎないのだと思い知らされる。世界を覆っているというダークマターやダークエネルギーはもしかしたらそんな物語群なのかもしれない。ふとそんなことを思った。
「俺たちは大小に関わらず物語の中に生きているんだ」
どういう文脈だったかは思い出せないけど、彼とそんな話をした。確かに人生は物語だと思う。けれど僕自身が物語の中にいるような実感はなくて、反射的に聞き返してしまう。
「僕も?」
「そうだ。人間は物語の力によって集団を形成し、生き残ってきたんだからな」
「宗教とかってこと?」
僕は別に無宗教だけど、と言いそびれた。でも彼はそんなことは知っているだろうし、別に言わなくても良かったんだと咄嗟に言い聞かせる。
「宗教が最初は大きな役割を果たしただろうな。だんだんと権力者が民衆を操るために歪められてしまったことも多いけど。大体の宗教は純粋な元々の意図から外れて、恣意的な解釈を付け加えられているよ。まあ今の法律も、資本主義やらのイデオロギーも同じようなもんだ。アダムスミスもマルクスも良いように解釈されて利用されたわけだし。あと貨幣とかも虚構だから、俺たちは共同で作り出した幻想に支えられて生きてると言っても過言ではないな」
「なるほどね……でも貨幣なんかは実体があるんじゃない?」
「あんな物、いわば紙切れに過ぎないだろ?俺たちの信用という暗黙の了解があって初めて価値を持つんだ。原始時代に持っていったら焚き付けくらいにしかならんさ」
「まあそっか。でも物語と無関係で生きている人だって中にはいるんじゃないかな?」
少なくとも僕はそうなんじゃないか、なんて思っていた。
「いや、人間とそれ以外の動物や機械を分けるのは物語だよ。お前だって、自分はこういうものだとかっていう虚構を元に生きているし、こういう人生を送るだろうっていう物語を作っているだろう?」
「うーん、物語なのかと言われるとあまり自信がないけど、確かに主観で自分とか世界を定義付けしているとは思う」
「俺から言わせると、お前はもはや囚われているけどな。結局は現実とのバランスが大事なんだよ。中庸だ中庸。でないと万物を貫くホメオスタシス様によって結局は揺り戻しが起こるぞ。振り子の原理さ。波には山と同じ高さの谷があるもんだ」
「その理屈でいくと僕は強烈に現実に引き戻されるってこと?」
「ま、楽しみにしておくんだな。真理には逆らえない。それが嫌なら少しは現実に戻れ!」
そう言うと彼は軽い蹴りをお見舞いしてくる。これが現実の痛みというやつなのだろうか。とにかく今は筋肉痛やら水脹れやらで身体中が痛いので勘弁してほしくて、やはり現実逃避が一番だという思いを密かに強くした。やっぱり人々の数、いやそれ以上にこの世界には物語で溢れていて、わかりあうことの難しさを痛感する。彼の持つ物語を僕は知らないし、彼女の持っていた物語も僕は知らない。自分のことすら、ろくに知らないのかもしれない。あまりにも知らないことが多すぎて、どこからこの森に分け入っていけばいいんだろう。どうして世界はこんなにも複雑なんだろう。

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「海まで歩こう」
何かの啓示のように頭を掠めたその思考は、なぜか心にしっかりと触れて、確かな感触を持って留まった。フラフラと飛んでいた間抜けな鳥が止まり木を見つけたように。どうせならあの砂浜まで歩こう。そうしたら僕にも、彼女が言っていた海風が分かるかもしれない。そして、愛とは何なのかも。(本文より引用)

「バイト、大学、読書」という定型の生活を送る大学生の”僕”。
突然話しかけてきて「友達」になった”彼”や、
別れてしまった”彼女”との日々によって、
”僕”の人生に不確実性と彩りが与えられていく。
僕だけが知らない3人の秘密。徐々に明らかになる事実とは?

「愛とは何か」「生きるとは何か」「自分とは何か」

ごちゃごちゃに絡まった糸を解きほぐし、
本当の自分と本物の世界を見つける物語。

<著者について>
武藤達也(1996年8月22日生まれ)
法政大学を卒業後、新卒入社した会社を1年3ヶ月で退職。
その後は山と廃屋を開拓してキャンプ場をオープン。
3年間キャンプ場に携わり、卒業した現在は海外渡航予定。
ブログ「無知の地」は限りなく透明に近いPV数でたまに更新中。

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