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教育のはしくれ

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塾産業の中で教育などと偉そうには言いませんが、父親として息子たちと向き合ってきた一人としての体験と意見。時代的に早すぎた「イクメン」としての背景から、言葉を零してみます。
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2024年7月の記事一覧

良い質問をしよう

良い質問をしよう

社内旅行や社内云々というのは、若い人は好まないため廃れてきていると思いきや、看護師職の妻の務める小さな医院では、時折、イベントがある。歌舞伎や演劇の鑑賞や、一流ホテルや料亭での食事もある。良いものに触れるということは、人間を豊かにするということなのかどうか、趣旨を知るわけではないが、粋な計らいに見える。
 
先日は、鮨をご馳走になったという。
 
妻は、人間観察が性分である。職務上、患者がどういう

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ごめんなさい

ごめんなさい

中3の受験生。今年はどうも、騒がしい。落ち着かない、というのか、余裕を見せたいとでも思っているのか、休み時間にも勉強をする、という生徒が少ない。まだよく分かっていない幼さのせいなのかもしれないけれど、他方、制約されないのだ、という気持ちなのか、やたら何かと喋って笑っている。
 
これまでも何度か注意を促した。だが、すべての教師が言うわけではないらしく、通じない生徒には通じない。中1や中2ならまだ分

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