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「人にとって最も恐ろしいのは、惰性で日を送ること」

人にとって最も恐ろしいのは、惰性で日を送ることである。
向上心があれば、飽きることがない。
仕事・生活の中に、向上の道を残さねばならない。
向上を求めねばならない。

   ─ 西堀 栄三郎 ─ (第一次南極越冬隊長)

「20世紀の名言」


昔より向上心がなくなってきている。


環境がそうさせているのかもしれない。


高校生までは、テストとか、部活の大会とか、合唱コンクールとか、運動会とか、文化祭とか、作文コンクールとか、学校のイベントがたくさんあって、目標設定する機会がたくさん用意されていた。

負けず嫌いの性格もあって、「よし、次は何点取るぞ」とか、「コンクールで賞取りたい」と思って努力していた。目標が設定しやすかった。


それに、人間関係も「良くしよう」という向上心を持っていなければ、居心地が良くなれなかった。学校という環境は、同じ年齢の同性と異性が集められて、固定された人間関係の中で集団行動をしないといけないけど、それが苦手だったので、否が応でも努力しないといけなかった。

「女子」は、だいたい「キラキラ」グループ、「普通」グループ、「地味」グループの3つに分かれてた。「キラキラ」が上で、「地味」が下。下のグループの人はできることなら上に行きたいし、今いるグループに満足している人は下に落ちたくないので、ダサいことをしないようにと意識していた。

「モテる」「モテない」も分かりやすいので、「かわいい文房具を持ちたい」「流行には遅れたくないけど、みんなと違うことをしたい」「おしゃれに見られたい」「感じのいい喋り方をしたい」「友達が多いと思われたい」と思い、「仲良くしてる子たちよりも人気者になりたいけど、嫉妬されないように」と、程よいところを攻められないか模索していた。




大学も学校といえば学校だけど、人との付き合い方がガラッと変わる。高校までは選択科目はあまりなくて、クラス単位で動かないといけなかった。でも、大学では選択科目の方が多かったし、仲のいい人だけで行動できる。

サークルやバイトを通して、大学の外の人との付き合いも増える。付き合う人の年齢層も広くなる。そこで新しい価値観に出会って、自分も成長していく。本当に自分と合う人と出会うことができる。




仕事を始めると、また環境が変わる。再び限られた狭い人間関係の中で動かないといけなくなる。

仕事そのものに向上心を持つことはできるけど、見方によっては毎日同じことの繰り返しで、モチベーションを維持するのが難しい。

仕事としてのイベントはあるけど、学校とは違って、職場のイベントは少ない。あったとしても飲み会。飲み会のために向上心を掻き立てられるということは基本的にはない。




仕事そのものにやりがいを感じることができず、趣味もなければ、向上心を高める機会がめっきり減る。

これが私の現状。

最初は、「年齢が上がるにつれて向上心が弱くなるのかな」と思ったけど、よく考えると、歳をとっても常に向上心を持ってる人はたくさんいる。原因は私自身の気持ちにありそう。


仕事。

前の仕事は、専門職だったこともあり、仕事の成果もすぐ目に見えたから、スキルを高めることが楽しかった。職場には同じようにスキルを磨いている人がたくさんいたから、話していてもとても楽しかった。ヒントをもらったり、「参考にしてるよ」と声をかけてもらったりして、フィードバックが多かった。

今の仕事は事務作業が多くて、結果があまり目に見えない。磨かないといけないスキルもたくさんあるけど、頑張って磨かなくても支障ないレベル。頑張っても褒められることもあまりないし、努力したら仕事が増えるだけな気がしていて、最低限のことで済ませようとしてしまっている。

趣味。

これといった趣味はなく、美容や健康面はそれなりに興味はあるけど、ハマるほどの熱意はない。読書したいなと思うけど、なかなか乗り気がしない。テレビを観るのが好きだけど、ぼーっと観て時間が過ぎるだけ。


仕事もプライベートも張り合いがなくて、向上心がない。正直、つまらない。暇を暇と思わない私も、さすがに「暇だな」「毎日に飽きたな」と思う日が増えた。現状維持でもなく、後退してる感覚が強くなってきた。


それで、このnoteを始めた。

最初はその気はなかったけど、できるところまで「毎日更新」をしてみようと頑張っている。

平日は書ける時間がとれないから、実は週末に書き溜めている。1つの記事を書くのに時間がかかりすぎて、週末がnote執筆で忙しくなっている。

楽しい。


今の目標は、定期的に書きながら、書くスピードをあげていくこと!

目標ができると、一気に楽しくなりますね。



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