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雑記:最近の活動まとめ(主にシャニマス二次創作)

 よくきたな🍑
 毎度ご無沙汰してます桃之字です。今回は(今回も?)、犬飼タ伊先生から文書を受けとりましたので、掲載します。

 二次創作は、ある程度ファン同士の共通認識(OSと呼んでいます)があるので、色々と記述を端折れる分、一次創作よりも楽だ……なんて論を見かけます。が、犬飼先生的にはキャラの容姿の説明こそバッサリ削っているものの(まぁそもそもそんな詳細に書くタチじゃないんですが)、それ以外は基本的に一次創作書くときとなんら変わらない、そんな気持ちでやっています。例えそのコンテンツを知らない人がなんとなく読んだとしても、物語のメッセージ・主題といった核となる部分はちゃんと伝わるよう、色々と考えつつ執筆しています……まぁとは言っても、例えば英語禁止ボウリングなんかは原作知ってる人向けだったりするんだけども(何事にも例外はある)

 そういうわけで、今回紹介するあれこれも、シャニマス知らない人が読んでも楽しめるようになってるといいなーなんて思っています。この機会に読んでもらえると嬉しいです。

 ……って、犬飼先生が言ってました!!!!

🐕🐕🐕

犬飼タ伊(いぬかい・たい)
 ペット不可物件に住む犬。283歴120日、315歴約半年。
 pixivで、主にシャニマスの二次創作SSを投稿中 →[URL]

 犬は基本的に、「あっ 見えた」というときにまとめて出力するスタイルなんですが、最近は例えば担当の田中摩美々の生誕祭であったり、Twitterで呼びかけを見かけた創作Psカップだったりとイベントに合わせて頑張って「見て」書くようなこともあって、大型犬のようにマイペースな犬も妙に精力的に活動することになりました。溜まってきたので紹介します。

 ここでは先日『赤と青の、』を載せてもらいましたが、ああして本編に加えてあとがき的にガッツリ自作を語るのはpixivだとやりづらいので、こういう場で色々と作品について語らせてもらえるのはありがたい限りです。よろしくお願いします🐕

『第1回放課後クライマックスガールズ英語禁止ボウリング大会』

投稿日:2021/4/14
登場アイドル:放課後クライマックスガールズ
約7,000文字

 これはもう完全に「見えた」から書いたやつですね。ぶっちゃけボウリングって人生で3,4回くらいしかやったことないんですが、『志村&鶴瓶のあぶない交遊録』が大好きだったのでルールはバッチリです(流石にベル1回1,000円はしんどそうなので顔に落書きにしておきました)

 放クラはもうその名の通りずっとクライマックスで全力でおバカさんなので本当に愛しいですね。この手の企画は「英語を喋らなそうな子にどうやって英語を言わせるか」みたいなところが大変だったりするんですが、その点放クラはほっといても勝手にカタカナ並べまくりますからね。あとはもう「この子はボウリングのルール知らなそう」とか「この子は小癪な手を使ってきそう」とかを考えるだけでした。

 この作品に限らず言えることなんですが、シャニマスの子たちは公式がアウトプットしてくるキャラの解像度が非常に高いので、ほっといても動いてくれるんですよね。これはシナリオ陣の実力はもちろん、ゲームプレイの中でしっかりキャラのことを見せてくれるシステムもすごいと思っています。

『小糸と悪い子とロフト』

投稿日:2021/5/10
登場アイドル:福丸小糸、田中摩美々
約12,800文字

 まず、先日はお騒がせしました。犬がめっちゃ自己投影して置いていかれて死んだ福丸小糸ちゃんが主人公のお話です。

 加えて、犬は欲張りなので、担当アイドル二人を軽率に交流させることにしました。原作でこの二人の絡みはほとんどないです。小糸が摩美々のことをどう呼ぶのか明かされてないレベル。もしかしたら「田中さん」って呼んでるかもしれない。

 それはさておき、本作は「小糸、雑貨屋さんぶらつくとかやったことなさそう」と思って書いたお話です。真面目であることを望まれ、正解を踏み続けた彼女が、ちょっとだけ勇気を出して、そしてちょっとだけ"悪い子"の力を借りて、道を踏み外してみる話。

 最終的に「悪い子でいるのも大変」「良い子でいるのも大変」とお互いに言い合うシーンが好きです。

三峰「あのまみみんにドッキリを仕掛けられるのなんて、三峰しかいないっしょ!」

投稿日:2021/5/24
登場アイドル:アンティーカ、放クラ(果穂、樹里、夏葉)
約7,300文字

 5月24日が摩美々の誕生日だったので、それに合わせてバースデーものを書きました。しっとりした誕生日の一幕、みたいなものは犬はジャンルとして苦手なので、コメディに落とし込めそうなものがいいなーなんて色々と悩み、結果としてバースデードッキリを選びました。単純に摩美々が普段はスカしてるけど驚くと「きゃっ」って言っちゃうところが好きだっていうところが大きいです。

 あとは次点で、架空のバースデーライブのライブレポブログというのも考えたんですけど……リアルな話最近のアイドルがそういうときに歌いそうな曲とかがあんまし把握できてないので、来年に回すことにしました(ちゃんと勉強します)

 さて、自他共に認めるイタズラっ子であり、学力的にも頭の回転的にも相当頭の良い摩美々。イタズラの経験や勘から、そうそうドッキリに引っかかってくれるわけもない。

 そういうわけで、そんな摩美々をドッキリに嵌められる存在。それはもう三峰しかいないでしょう……ということで、ダブル主役を張ってもらいました。摩美々の理解者たるアンティーカの中で、最も摩美々の“頭の良さ”を理解しているのは三峰で、そしてそこについていけるのも三峰だけだと思うんですよね。そういうわけで、「そう、まみみんならこのくらい気付く。だけど……!」みたいな感じでノリノリ三峰になってもらいました。あー楽しかった!

せいいっぱいの、自己採点

投稿日:2021/5/28
登場アイドル:福丸小糸、田中摩美々
約3,500文字

 創作Psカップ8参加作で、テーマとして「喫茶店」があったので、当初は「小糸が喫茶店でファンに話しかけられる話」を書こうと考えていました。

 そもそもファンに話しかけられたときに小糸がどうなるか……と考えていたんですが、ひょんなことから小糸のことを語る場がありまして、そのときに自分で語った「小糸は正解を踏むことを強いられてきた」という話を思い出して。ゆえにこそ、小糸は「正解」に対しては正確に動き真摯に取り組むことができるのだけど、一方で、単一の正解のないコミュニケーション的な部分は不得手なんじゃないかな……と思い至りました。

 予定外の事態に対したとき、小糸の思考回路は「正解を踏む」ことを優先して動いて、でもその「正解」は、あくまで小糸の中の常識と照らし合わせたもの、要は自己採点で、実際の正解とは必ずしも一緒ではない。というか小糸は自己評価が低いので不正解であることが多く、「ファンは喜んでるけど自分は納得していない」みたいなところに落ち着くっていう。原作の「おみくじ結びますか」の中学生モデルちゃんとのやりとりもそういうところが原因で、小糸は自分の中の評価軸だけが頼りに発言したので、ああして相手を怒らせてしまった……なんて思ってたりします。

 加えて、話しかけてくるのは「小糸のファン」。それはそもそもどういう子なんだろう。例えば愛依のファンは愛依みたいなギャル、摩美々のファンはパンクファッション好き……とすぐに想像がつくんだけど(もちろんドルオタおっさんもたくさんいるけどそれはまぁ置いといて)。そうして考えてみると、小糸の目標たる「なんとなく居場所がないなと思ってる人のためのアイドル」が鍵となっていて、要するに「なんとなく居場所がないなーと思ってる人」なんですよね。それは、教室の隅っこで寝たふりしてる奴とか、クラスでハブにされている奴らはもちろんなんですが、ギャルにもサラリーマンにも町内会にもいるはずなんですよ。

 そういう思いから、「小糸ファンのギャル」を思いつき、でもそんな子と会ったら小糸は逃げ出しそうだな……というところから、喫茶店ではなく街中で出会ったことにして、悩み相談の場所を喫茶店にしました。摩美々姐さんは頼りになる。個人的には、ちょっと良いこと言ったあと恥ずかしくなって「……って、プロデューサーなら言うと思う」って言っちゃう摩美々が好きです。

犬飼先生からの文書は以上です。

いじょうだ

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