2021年 出会えてよかった作家さん・本
こんにちは。たすくです。
僕はこれまでもたくさんの小説を読んできましたが、2021年は感染症対策による在宅勤務や外出自粛などもあり、今まで以上に読書時間が取れました。
また、Twitter上の読書好きの方々との交流によって、今まで読んだことの無かった作家さんたちの本と出会うことができました。
教えてくださった皆さま、本当に感謝しています。
以下、自身の1年の総括・備忘録的に本のご紹介をさせていただきます。
なお、作家の先生方のお名前は敬称略、順不同です。
澤村伊智
「ぼぎわんが、くる」「ずうのめ人形」「ししりばの家」
「などらきの首」「ぜんしゅの跫(あしおと)」「予言の島」
芦花公園
「ほねがらみ」「異端の祝祭」
五十嵐貴久
「リカ」「リターン」「リバース」「リハーサル」
「リメンバー」「リフレイン」
「炎の塔」「波濤の城」「PIT 特殊心理捜査班・水無月玲」
芦沢央
「火のないところに煙は」「僕の神さま」「許されようとは思いません」
「悪いものが、来ませんように」
知念実希人
「仮面病棟」「神のダイスを見上げて」「崩れる脳を抱きしめて」
相沢沙呼
「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」「invert 城塚翡翠 倒叙集」
アンソニー・ホロヴィッツ
「メインテーマは殺人」「カササギ殺人事件」「その裁きは死」
(たすくの私的感想)
7人の作家さんを挙げさせていただきました。順番に意味はありません。
「初読」かつ「複数冊の作品を読んだ」作家さんという縛りです。
澤村伊智さん、芦花公園さんは、僕の好みにドストライクで、夏場に震えながら読ませていただきました。特に澤村さんは、まだ未読の作品がありますし、比嘉姉妹の今後も楽しみです。芦花さんは本当に恐怖描写・演出がお上手で、「ほねがらみ」は背筋がぞっとしました。
五十嵐貴久さんは、正しくは初めて読んだ作家ではありません。
20年くらい前、ホラーサスペンス大賞を受賞された際に、おそらく図書館で借りて読んだことがあります。その際は、続刊が(当然)まだなく、「ああ、怖かった」で終わってしまっていました。このリカシリーズは続編を読んでこそ、良さが分かる、真の恐怖を感じることになる作品だと思います。
お化け的な恐怖ではなく、生物としての恐怖を感じるのです。
芦沢央さんは、すごい作家さんです。
特に「火のない~」が衝撃でした。”神楽坂怪談”というテーマだけでもそそられるのですが、「えっ、これって実話・・・?」と一瞬錯覚してしまうような展開。「例の占い師」も正体が気になります。
他の著作も読んでみたいです。
知念実希人さんはTwitterで、読書好きの皆さんから教えていただき、読み始めた作家さん。本業がDr.ということで、物語の中に登場する医療知識・描写は超一流ですね。
おすすめは「崩れる~」です。こちらは若い医者の成長物語かと思わせて、ミステリ要素、恋愛要素など盛りだくさんです。最後まで飽きず一気読みでした。
相沢沙呼さんはもう、いわずもがなですね。「medium」がめちゃくちゃよかったです。2020年のこのミス国内編で1位を取った時になぜ読まなかったのか不思議で仕方ないです。霊視と論理が補完し合うという特殊な設定のミステリです。魅力はなんといっても霊媒探偵の翡翠ちゃんです。
何も言いません。未読の方はまず読んでください。
アンソニー・ホロヴィッツさんは、作中作や、本格的な犯人当て要素など、大満足のミステリ。個人的には登場人物の名前が覚えられず苦労した作品もありましたが、それでも面白かったです。今は「ヨルガオ殺人事件」を読んでいます。
その他の読了本:小説
伊坂幸太郎「逆ソクラテス」
北森鴻「花の下にて春死なむ 香菜里屋シリーズ1〈新装版〉」
高田郁「あきない世傳 金と銀 10,11」
宮部みゆき「魂手形 三島屋変調百物語 七之続」
乃南アサ「六月の雪」
瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」
岩井志麻子「でえれえ、やっちもねえ」
宮部みゆき「昨日がなければ明日もない」「希望荘」
森博嗣「Ψ(プサイ)の悲劇」
辻村深月「琥珀の夏」
京極夏彦「遠巷説百物語」
今村昌弘「兇人邸の殺人」
原田マハ「生きるぼくら」「総理の夫」「さいはての彼女」
青山美智子「木曜日にはココアを」
石田衣良「池袋ウエストゲートパーク 13~15」
織守きょうや「花束は毒」
間埜心響「ザ・レイン・ストーリーズ」
アンソロジー「だから見るなといったのに」
「あなたのうしろにいるだれか」
その他の読了本:漫画
よしながふみ「大奥 19」「きのう何食べた?」
ツジトモ、網本将也「ジャイアントキリング 58,59」
山口つばさ「ブルーピリオド 10,11」
小山宙哉「宇宙兄弟 40」
藤田和日郎「双亡亭壊すべし 21~25」
桑原太矩「空挺ドラゴンズ 10」
ヤマシタトモコ「違国日記 7~8」
あだち充「MIX 1~14」
桜井のりお「僕の心のヤバイやつ 1~5」
山下和美「ランド 全巻」
田村由美「ミステリと言う勿れ 8~10」
花沢健吾「アンダーニンジャ 6」
羽海野チカ「3月のライオン 16」
的場アンジ「僕が死ぬだけの百物語 1」
山川直輝、朝基まさし「マイホーム ヒーロー 15,16」
森浩二「創世のタイガ 9」
南勝久「ザ・ファブル The second contact 1」
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