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公務員の間ではパワハラはあるのか?

お久しぶりです。
単純に更新をサボっていました。
1週間には、1投稿。という密かな目標があったのですが。
さて、今回は「パワハラ」です。
単刀直入に言います。公務員の世界でも「パワハラ」はあります。

1.どんなパワハラがあるのか?

「パワハラ」と言っても、色々種類があると思います。個人的な感覚ですが、公務員のパワハラは「身体的」よりかは「精神的」なもの、いわゆる言動による「激詰め」が主流かと思います。

この記事にあるように、

  • 仕事の進め方で、上司と部下の間で食い違いが起こった。

  • 以後、上司が部下の業務の進め方に執拗に注意や指導をする。

  • 注意や指導は長時間に及ぶ。それは繰り返し、長期間に及ぶ。

  • 部下は上司の上長らにパワハラを訴えるものの、さらに上司からのパワハラはエスカレート。

  • 最後は、部下が自らの命を絶つという最悪の結末に。

このような流れ。個人的な感覚では非常に多いです。

2.なぜ、公務員の間でパワハラが起こるのか。

民間企業と違って、ノルマもなく、定時で帰れてまったりでしょ?(まだまだこのような誤解をする人は多いです。)それなのに、なんでパワハラあるの?という意見が多いかもしれませんが、大きな原因としては、職場環境にあると思います。
公務員の職場環境は思った以上に閉鎖的と思います。なぜなら・・・

  • 人材の流動化があまりなく、新卒で入庁し、定年まで同じ役所で勤務するという文化がまだまだ根付いている。

  • 税務や福祉部門等の窓口業務を除いて、やりとりする相手が基本的に庁内職員か関係する事業者のみである。

  • 議会や首長らをはじめとする幹部へ、顔色を伺うことがとても多い。住民に迷惑がかかってでも、これらを優先することが多い。このため、なにかにつけて「協議」と言う名の「調整」が多い。

  • 所属が違えば、違う国も同然。所属間での事業調整の協議に難儀する。特に県庁で激しいと感じています。詳しくは下記の記事です。

外部の意見がなかなか入らず(入れられず)、お上の顔色を伺ういわゆる「庁内政治」によって、公務員の職場環境は、より一層閉鎖化しています。
下記が発言例ですね。私も実際に言われたことが何個かあります。

市長がこう言っているから、なんとかしろ!」
「部長指示で、締切が明日だ!こんなんじゃ上に、説明できない!」
「○○議員の地元地域の特別要望だから、早く何とかしろ!」
「その事業はうちが所管する条例にひっかかるかもね。こんなんじゃ話にもならないよ。また出直して。」
「こんな資料じゃ財政に説明できない。もっと詳しいデータを朝イチで用意しといて。(定時も過ぎた夜遅くに経理担当から。)」

こんな言動、公務員の世界ではしょっちゅう聞きますね。

3.私のパワハラ経験談

私の経験談になってしまうのですが、2年目のときにです。(もう10年以上前の話です。)
当時は土木部所管の行政財産などを扱う主管課に配属されていました。
私は、分掌する事務の件で、他部署に協議をすることがありました。
なかなか事例がなかった案件なのですが、規則で定められているので、根拠資料をつけて他部署へ起案を回して協議をしました。
その起案が他部署の課長へ回るやいなや・・・

  • 昼休み中なのに、その課長に呼出をされる。

  • 呼びされると、起案文の内容を説明しろと、大勢の他部署の課員の前で怒鳴られる。

  • 「こんなやり方は初めて見たぞ。俺は知らないぞ!」恫喝に近い言動。

  • 説明しても、なかなか納得してもらえず、昼休み30分近く激詰め。

  • 長時間説明したところ、納得はしてもらえなかったが、ハンコはなんとかもらえた。(最後に決裁板を机に叩きつけられる。)

と、超ざっくりいうとこんな感じです。
まあ、その課長様は、その後もどんどん偉くなって、部長級に昇進して、無事に定年退職なさいました。

という感じに、公務員はある意味パワハラに寛容なのかもしれませんね。
もちろん、公務員全員が。というわけではありませんが・・・

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