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【製造業】これでいいの?

溶接の技術を磨きたい若者。
機械加工の技術を磨きたい若者。

就業時間が終わったあと、端材を使用して練習をしたいと会社に申し出た。

【会社】
残業代が発生するのでダメ。

【本人】
残業代はいらない。端材や機械、電気代を使わせて貰えるだけでいい。

【会社】
では認める。

【他の従業員】
定時終了後に残業してるのに、会社は残業代を払わないのか。

【会社・本人】
両者合意でやってること。自宅でできないことで、技術を磨いてるだけなので業務ではない。

【他の従業員】
労基に確認したら、研修や勉強も業務に必要なことをやっているのなら、それは業務だと言っていた。
違法行為だ。

【会社】
では、残業代を払います。

【他の従業員】
それなら自分も残業します。

【会社】
認めます。

【他の従業員】
(うひひひ、適当に練習してる振りをしてたら残業代が貰えるぞ)

【別の他の従業員】
私は36協定の上限時間ギリギリの残業をしてて、技術力向上の時間が取れません。なのに【他の従業員】は、ただ練習してる振りをしてるだけで、残業代を貰っているのは納得できない。

【会社】
んもう!面倒臭い!!

ということが実際に起こっている。

加えて、
会社としては仕事がたくさんあり、売上も利益も出ていて、従業員への還元も十分に出している。
そんな中で、もっと働きたい従業員がいる。
仕事はある。会社もそれはありがたい。
早出をして、残業もする。
7時出勤、23時退勤。これをやりたい従業員がいる。
もちろん毎日ではないが、残業代のために頑張りたいようだ。

休日も、特に趣味があるわけでもなく、仕事自体が楽しいので、できれば休日も働きたい。

有給休暇も特に必要としない。冠婚葬祭で使うくらい。
余った有給休暇は買い取って欲しい。

そんな人も相当数いる。

しかし、制度が働かせない。
誰も特をしない制度。というよりも、誰かが損をする制度。

それが、働き方改革

それと、中小企業の場合、残業代が経営を圧迫するケースが非常に多い中で、今目の前の利益にはならない練習では、残業代を捻出できないことがある。

どうするんだよ!

ってな感じ。

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