【＃精神病院２西なう】　　　　１０話

トイケン@介護福祉士です！

令和５年６月１２日（月）先負　　　　入院５日目　その１

５：３０　起床　
昨夜、２３：３０頃の出来事である
職員さんが突然寝ている私のところへやってきて、病室を移動して欲しいとの事
たった今、問題行動を起こされた患者さんがおり、私の寝ている隔離病室に
その患者さんを移動させたいと！
夜勤の職員さん２名と私とで、８時だよ！全員集合なみ大移動である
おかげで私は、バストイレ付き（使用禁止なのだが）の特別室に移る
もちろん個室！

５：４５
病室を出るとすぐ右手にソファーのスペースがあり、トイレも数歩でいける
さすが特別室、快適だ！
Aちゃんは、すでにソファーに座っている
「３時から５時の２時間しか眠れなくつらい」
今朝のAちゃんは元気がない

６：００ 　食堂に電気がつき、職員さんが新聞とテレビのリモコンを持ってくる
O君は毎朝６：００ に食堂へやってくる
O君から昨夜の出来事を聞く
工場長が夜中に、大声で歌ったりお経を唱えたり、同室の患者さん達からの苦情！
急遽、病室を移動させられたらしい
おかげで私が特別室に移る事ができたのである

７：００  朝食
ご飯、味噌汁（豆腐、なめこ）、ほっけの塩焼き、白菜の甘酢つけ、刻みたくあん
今朝は工場長が食堂に姿を見せず、少し心配である

腕立てX20　腹筋X20　食後の運動

【ある男】　平野啓一郎　読了

１０：００　院内アナウンスが流れる
「男性患者さんは入浴の時間になります。準備をして浴室に集まってください」
２日ぶりの入浴、体の隅々まで入念に洗う

自宅では好きな時間に好きなだけ入浴する事ができるが、ここでの時間は
当たり前だった事が、当たり前でない事が入浴以外にもある
その反面、入浴を待ちわびる楽しみが増えた
入院前は料理、洗濯、掃除、家事らしい事は何一つ手伝うことが無かったが
私の当たり前の裏に、妻の苦労があった事に気が付き、反省と感謝が同時にくる

今日からありがとうを声に出して伝えよう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く

【＃自殺未遂】も読んで下さると嬉しいです！