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予約の名前の話。

僕はお店の予約をする時に偽名を使うことがある。
僕の名字は珍しいので相手に伝わりづらい。
ほぼ100%聞き返される。
とても面倒くさい。
なので誰もが分かる偽名を使っている。
先日友達と焼肉を食べに行った。
予約時間ギリギリに到着しそうだったので先に入ってもらうことにした。
すると程なくして友達から連絡があった。

「お前の名前で入れないんだけど何て名前で予約したの?」

お店の予約は僕がした。
つまり偽名を使っている。
友達はその名前を知る由もない。
お店の近くで連絡を貰ったので返信せず直接行くことにした。
お店に着いて開口一番。

「18時30分予約の田中です」

友達の開口一番。

「なんで?」

僕は予約の偽名として田中を使っている。
当然の反応だが僕は無視することにした。
すぐに席に通されて近況報告の前に田中の話をする。
なぜ自分の名前で予約しないのか?
なぜ偽名が田中なのか?
なぜ田中で予約したことを伝えなかったのか。

1つずつ答えていった。
自分の名前で予約しない理由。
いちいち聞き返されるのが面倒くさいから。

偽名が「田中」の理由。
憧れの名字だから。
誰もが分かる。
「あぁかです」と言っても「たなかです」と聞こえるほど分かりやすい。
聞き返されることはない。
「田」も「中」もシンメトリーな所が素晴らしい。

田中予約を伝えなかった理由。
普通に忘れていた。

でも予約で偽名を使う人は結構いると思う。
みんな憧れの名字だってあるはずだ。
もし偽名を使ったことの無い人は1度試してみるのも面白いと思う。
いつもと違う名前を名乗るのは意外と面白い。
名前なんてそうそう変えられないのだから。

迷惑をかけない範囲で遊び心を出すのは楽しいことである。


予約の名前の話でした。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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