向日葵(家庭科見習い)

#イラストレーターとつながりたい bookcafe経営が夢。 2025.1までに書籍化…

向日葵(家庭科見習い)

#イラストレーターとつながりたい bookcafe経営が夢。 2025.1までに書籍化、も夢。 ペーパー管理栄養士(28) 30までに中学家庭の免許取得! 👦と、好きなこと。頭の中の記録。 アラサーのJWU通信生(食物) 📚 / 🧳 / 🏕 / 🍶🍺

最近の記事

本の紹介⑫森百合子

「探しものは北欧で」 最近のブーム、北欧。 そんなブームにちゃっかりと、でもしっかりと、乗るミーハーな私。 いや、乗りこなしているとまで自負している。 以前までの流行からはしっかりと乗り換えて。 というのも、 マリメッコの話題になれば、花柄を求め。ムーミンが可愛いと聞けばポップアップストアへ。 サウナが人気らしいと聞けば、近所のサウナへ。 気付けば家には北欧グッズがずらり。 週末にはIKEAでミートボールを。 もう行かなくても満足できるのでは?と、思うほど北欧感

    • 本の紹介⑪ 染井為人

      「正体」 一家3人を惨殺したとして逮捕され、死刑判決を受けた18歳の少年、「鏑木慶一」。 その少年が脱獄をし、逃走を続けている。 そんな、世の中が震え上がるようなニュース速報からスタートする本作。 タイトル通り、本作では「鏑木慶一」の正体を探すお話。 小さな子どもまで殺した、凶悪な殺人犯であるとテレビや、SNSでは情報が飛びかっている「鏑木慶一」。 本当にそうなのか? 犯したとしたらなぜなのか? どんな理由で? なんで、逃げ回っているのか? なぜ、なぜ、な

      • 本の紹介⑩原田マハ

        「やっぱり食べに行こう。」 フィクションか、ノンフィクションか、何度も悩まされる。 そんな美術を題材にした作品を、数多く出版されてきた原田マハさん。 原田マハさんの、美術を題材にした小説を読み終わった後は、いつも、検索に、検索を重ねて事実確認をしてしまう。 全てが本当にあった出来事のように感じてしまう矛盾のなさと、 登場人物たちの細かな心情の変化、 そして、まるで原田マハさんがその時代に、有名画家たちと一緒にいたんじゃないかと錯覚してしまうほどの徹底的、かつ緻密な取

        • 本の紹介⑨ 中山七里

          「テロリストの家」 中山七里 2020年刊行 何がすごいか、まずは設定が絶妙。 「敵対する関係である、公安とテロリストが同じ家にいる。」 これだけで早く読みたくなる。 はやる気持ちを胸に、書店をあとにし、カフェへ。 物語が大きく変化したのは、冒頭すぐの、テロリストに志願していた我が子の逮捕。 これを機に一家を取り巻く、全てが変化する。 「公安に勤める父」と、「テロリストに志願していた我が子」。 「テロリストを追いかける父親」と、「テロリストを志す我が子」。

        本の紹介⑫森百合子

          本の紹介⑧長月天音

          長月天音「キッチン常夜灯」 発行令和5年9月25日 【悩むのはたいてい夜だ。心細くなるのも夜だ。夜の闇と静けさが、余計に気持ちを弱くする。】(本文引用) そんな夜に開いているのが「キッチン常夜灯」 夜9時から朝の7時まで開いているそのお店。 そして、【希望の見えない私の日々に、楽しみを与えてくれた。】(本文引用) そんなお店。 舞台は東京。 華やかな街、そんな中に温かい一軒のお店がある。 東京の路地裏を行くと、そこにお店がある。 【看板がぼんやりと浮き上がって見

          本の紹介⑧長月天音

          本の紹介⑦瀬尾まいこ

          瀬尾まいこ「その扉をたたく音」 発行2023年11月25日 自分の心を揺さぶる出来事や、人生を大きく変える出来事は意外と身近にあるのかもしれない。 見えているはずなのに、見ようとしていない。 逃げてしまっている。 そんなモノや、出来事が、実は自分を目覚めさせるきっかけをくれるかもしれない。 その扉はどこにあるのか、 実はいつも目の前にあるのかもしれない扉は、いつ見えてくるのだろうか。 いつその存在に気づけるのだろうか。 いつまでも無邪気ではいられない。いつまでも

          本の紹介⑦瀬尾まいこ

          子育ての不安を家庭科で解消 服編#3

          前回は専門家の先生にミシン・縫い物を使う時の「あいうえお」の「あ」を教えてもらいました。 今回はその続きです。 専門家「今日は「あいうえお」の「い」について説明します。」 あ 「あ」いだは等間隔、まち針は端から中心へ 専門家「あいだは等間隔、まち針は端から中心に、これについて説明します。まず、向日葵さん。折り紙を折る時はどの部分を合わせますか?」 向日葵「折り紙って最後いつしたかな…両端の角を最初に合わせます。」 専門家「そうですよね。布も同じです。布のほう

          子育ての不安を家庭科で解消 服編#3

          本の紹介⑥夕木春央

          2022年9月6日発行 夕木春央「方舟」 最後の12ページ。「エピローグ」。 ページをめくるのを躊躇うほどの衝撃。 心臓がバクバクするほどの、緊張感。 もうやめて、そう思わされる敗北感。 読み終えた後の、頭がピリピリする、疲労感。 これで終わりでいいのか、、という焦燥感。 様々な思いが錯綜する作品。 筆舌に尽くしがたい内容でした。 四冠と書かれていたため購入し、読み始めるが、正直、最後の12ページまではよくある密室でのミステリー。 ハラハラ感や、ドキドキ感

          本の紹介⑥夕木春央

          本の紹介⑤西加奈子

          2023年4月20日発行 西加奈子「くもをさがす」 この文章を書き始めるにあたって、 西加奈子さんの想いを受け取る読者として、私で良かったのか、本当にちゃんと受け止められたのか、 自分なりに受け止めたこの想いを、どういかせばよいのか、頭が混乱してしまいました。 でも、読んで良かった本であり、読まないといけない本であるとも思いました。 【私たちは終わりに向かって、着実に足を進めている】(本文引用) いつか死を迎えるということ、分かってはいたけれど、改めて考えさせられ

          本の紹介⑤西加奈子

          子育ての不安を家庭科で解消 服編#2

          前回は大慌ててで服を作ろうとして、専門家の先生にミシン・縫い物を使う時の「あいうえお」を教えてもらいました。 今回はその続きです。 専門家「今日は「あいうえお」の「あ」について説明します。」 あ 「あ」いだは等間隔、まち針は端から中心へ 専門家「あいだは等間隔、まち針は端から中心に、これについて説明します。まず、向日葵さん。折り紙を折る時はどの部分を合わせますか?」 向日葵「折り紙って最後いつしたかな…両端の角を最初に合わせます。」 専門家「そうですよね。布

          子育ての不安を家庭科で解消 服編#2

          本の紹介④早見和真

          今回紹介するのは、 令和4年12月1日発行 早見和真「ザ・ロイヤルファミリー」 この本を読んで、大学生の頃に、初めて競馬場に行ったことを思い出しました。 近くを走る馬たちの隆々とした筋肉、 荒い息遣い、 ジョッキーたちの力強い手綱の扱い、 そして、あっという間にゴールを迎える、 そんな様々なものに目や心を奪われたことを今でもはっきりと覚えいます。 でも、早見さんの描く競馬のシーンでは、スピード感をあまり感じませんでした。 でも、それが良かったです。 早見さん

          本の紹介④早見和真

          勉強#8 カウンセリング基礎論①来談者中心療法

          こんにちは。 現在、絶賛苦しみ中の学校カウンセリング基礎論の内容です。今回はロジャースが提唱する来談者中心療法です。 とっっっても簡単に言うと、カウンセラー側からワーワー言うのではなくて、来談者自身の力を信じてすすめる非指示的な方法です。非指示的なのも、外っ面だけ見るのではなく、内面も全部ひっくるめて理解しようねと言っているのです。 その他にも、理想の自分と現実を2つの円で表して説明しています。2つの円は少しくらいずれてるのが普通だよ〜でも重なりを少しでも増やしていこうね

          勉強#8 カウンセリング基礎論①来談者中心療法

          本の紹介③原田ひ香#2

          今回紹介するのは 2023年6月19日発行 原田ひ香「図書館のお夜食」 ずるい、非常にずるいです。 原田ひ香さんの本を読むと、お腹が空いてくる。 要所要所に登場する料理たち。これが、私自身の安心感にもつながり、本の登場人物たちの不安も解消していく、そんな不思議な役割が秘められています。 原田ひ香さんについては、前回「古本食堂」という本を紹介しました。 前回の投稿を終えて、改めて原田ひ香さんの言葉選びや、つい感情移入してしまう登場人物たちに、心を奪われました。 だから

          本の紹介③原田ひ香#2

          本の紹介②原田ひ香

          今回紹介するのは 2023年9月18日に発行された小説 原田ひ香「古本食堂」 「原田ひ香」という名前を本屋で見るたびに、頭の中では、次はどんな料理やお酒が出てくるのだろうか、とワクワクしてしまいますし、 前回出てきたあの料理、食べたいなぁ、なんて思ってしまいます。 原田ひ香さんは、「ランチ酒」など、お酒や料理に関する本をいくつも出されています。 原田ひ香さんの本を読む時は、必ずコーヒーか、お酒をお供にしている、いや、しないといけない。 というのも文字を読んでいるだ

          本の紹介②原田ひ香

          本の紹介①朝井リョウ

          本日紹介するのは 2014年12月10日発行の文庫本 朝井リョウ「時をかけるゆとり」です。 これから、朝井リョウさんがメディア等で真面目な顔して、真面目な話をしていても、 どれだけ正統派な小説を出していても、私の心の中ではきっとこう言っていると思います。 「この人は痔で苦しんでいるだ」 「この人は厨二病という病にかかっているのだ」 「みんながこの本を読んで、朝井リョウさんを冷たい目で見てしまえばいいのに」 こんなことを思ってしまうほど、隠し事なしで、素直な朝井リョ

          本の紹介①朝井リョウ

          書籍化したい理由②

          前回は書籍化したい理由を書きました。 今回はその第二弾です。 何度もすみません。 1回では伝えきることが出来ずに2回目となってしまいました。 というのも、前回は書籍化したい理由でしたが、どのような形で書籍化するのか、具体的なお話をしていませんでした。 なので、書籍の内容を書いていきます。 希望としては、前回の記事に書いた通り、家庭科の内容(育児の悩みを家庭科で解決)を書き、 家庭科の重要性と、意外と普段の生活に関係あるんだ、ということに気づいて欲しい、と考えてい

          書籍化したい理由②