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【ORIX】4月の戦いを振り返る【~苦戦~】

プロ野球も開幕して早1か月が経ち、全チーム30試合前後をこなした。パ・リーグに目を当てると、大型補強のソフトバンクが4月終了時点で18勝6敗の貯金12という快進撃のスタート。2位の日本ハムにゲーム差3.5と独走態勢を固めている。まさにソフトバンクの独走を予感させる2024年シーズンの幕開けでした。

そんな中、我がオリックスの3、4月の成績は13勝14敗借金1という、微妙すぎるスタート。しかし、内容を深掘りするとかなり苦しい、苦戦した最初の1か月だなというのが本音。それでは、3、4月のオリックスバファローズはどのようなものだったか、見ていきましょう!!


相次いだケガ人

今年はとにかくケガ人が多い。

・山岡泰輔  右足違和感
・平野佳寿  右肘負傷
・山田修義  2軍再調整
・小木田敦也 右肘尺側手根屈筋の筋損傷
・比嘉幹貴  左膝の鵞足炎(がそくえん)
・山下舜平大 2軍再調整

この表が、再調整含めた1軍登録を外れている投手陣。ここには書いていないが、豪腕リリーバーの宇田川優希と山崎颯一郎は開幕前に右肩コンディション不良でキャンプ別メニュー、詳細不明のコンディション不良でそれぞれオープン戦は1軍での登板機会なし。

山崎颯一郎こそ開幕ギリギリに1軍へ滑り込んだものの4月10日の楽天戦で敗戦投手になり、その後再調整により2軍降格。

さらに右肩コンディション不良から復帰した宇田川も現状では本調子とは程遠く、昨年の優勝に貢献した豪腕リリーバーを欠く中継ぎ陣は想像以上の苦戦を強いられた。

その悲惨な中継ぎ陣の現状に拍車をかけるように、平野佳寿が右肘の負傷、勝ちパターンに定着しリリーフエースの階段を登り詰めてた小木田敦也までもが右肘尺側手根屈筋の筋損傷により秋田凱旋目前で登録抹消、開幕前から不安を抱えていたリリーフ陣はさらに層が薄くなってしまったことに。

先発陣もけっこうヤバい

先発陣は山本由伸と山崎福也の先発を失いましたが、その穴は今のところエスピノーザとカスティーヨで埋めることができてると思います。
エスピノーザに関しては、別記事を投稿しておりますのでよければそちらも目を通してくれるとありがたい限りです。

さて、自分が苦言を呈したいのは、宮城、東、田嶋、山下の先発4本柱。宮城と東は無援護に苦しめられながら試合も作り続け、エスピノーザと共にチームを引っ張っています。ここまで100点といえる投球を続けてますが、田嶋はイニングを食えておらず手薄な中継ぎ陣に負担をかけてしまっている状況。

一方の山下舜平大はかなり苦しいスタートでした。自身の開幕戦から5回2失点ながら8四球と制球に苦しみ、初勝利をかけた4月19日のPayPayドームでの試合は、自己ワーストの8失点と完全にらしさを失い、4回途中降板。試合後に昨夏に痛めた腰痛の違和感が再発し、登録抹消となり、現在は2軍調整中。ところで、僕は開幕ローテの記事でこう言ってたんです。

その4人というのは宮城大弥、田嶋大樹、東晃平、山下舜平大の4人。この4人が一年間けがせずにローテーションとして回ってくれる、かつ、規定投球回に最低一人は到達してくれないと、先発は崩壊の可能性もあります

ローテーション確約の4人の故障離脱は本当に避けたいのです。

https://note.com/tasty_mimosa433/n/nea383a8acfa6

だが、明るい材料ももちろんありました。それは4月末のエスコンでの若手3人衆による先発登板。その三人の内訳は、椋木、齋藤、曽谷。

相手は今年強い日本ハムということもあり、正直3連敗も覚悟しましたが、1勝2敗とまずまず。椋木は復帰登板だったのでケガなく投げれたのは本当によかったです。齋藤響介は少しもったいない感じで降板になりましたが前半3イニングで見せてくれたものは、本当に希望の光そのもののようでした。続く曽谷は圧巻の投球。6回70球無失点の省エネ投球での好投を見せるも、勝ちには恵まれず。4月末、こうして若手先発陣でもある程度戦えることを証明でき、先発陣にとっては比較的いい4月だったんじゃないかと思います。

打てない…打てない…野手陣

今年はとにかく打てない。まさに貧打地獄。
ここまで打てないというのはかなりの想定外。
その要因を作ってしまっているのは、森友哉と西川龍馬によるダブルFAコンビ。

森友哉  率.197 0本塁打8打点 OPS.505
西川龍馬 率.214 1本塁打5打点 OPS.552

↑この成績は3、4月終了時での二人の成績。
二人とも、ほとんどチームの勝利に貢献できておらず、現状チームの足を引っ張ってしまっている。チームの浮上にはこの二人の活躍は必至なのである。

さらに悲しい現実なのが、不調な選手がこの二人以外にいるということ。首位打者の頓宮は一時期打率が.040台まで落ち込み、昨年バッティングのセンスを開花させた紅林も.059。
NPB2年目のゴンザレスも打率1割台と苦戦の嵐。4月の始めには7試合で8得点と歴史的貧打に見舞われ、勝ちを上積みできませんでした。

ちなみにこれが開幕当初の全員不調打線のスタメンの例。セデーニョが既に途中交代済みで、(5番ファーストでスタメン)開幕当初調子よかったのはセデーニョのみ。セデーニョにおんぶにだっこ打線状態と化しており、こんな打線では当然勝てるわけありません。なにせ、スタメンの9人中、8人が1割台or0割台で2割台や3割台がスタメンにいないって相当やばいんです

4月の月間得点は28試合をこなしてわずかに80という数字。1試合平均は2.85点でこれはパ・リーグ全体でみてみると、こうなりました。

ソフバン  26試合114得点 平均得点4.38
オリックス 28試合80得点   平均得点2.85
ロッテ   26試合69得点   平均得点2.65
楽天    26試合79得点   平均得点3.03
西武    26試合67得点   平均得点2.57
日本ハム  24試合72得点   平均得点3.00

意外にもオリックスはまだ耐えており、リーグ4位。ぶっちぎり最下位だと思ってただけにかなりびっくりのデータでした。まあ下には下がいるんだなとも改めて思いましたね。そして、
調べれば調べるほどソフトバンクがどれだけ圧倒的かということもわかってしまうんです。

投高打低が顕著に現れている今シーズンで、平均得点3.00より上の、日本ハムと楽天そして言わずもがなのソフトバンク。この3チームは非常に打撃成績が優秀な人が多いはずです。

いざ5月、そして交流戦へ

4月、オリックスは28試合を戦い抜き、12勝14敗2引分と借金2つでフィニッシュ。この感じ、ファンとしては2022年を思い起こす感じでまだまだ全然優勝狙えると思ってます。選手以上に応援するファンが諦めていたら、選手たちもなにも感じないはずです。まだ1か月。数字以上に苦戦した1か月でしたが、まだまだシーズン始まったばっかりです!!ポジティブに応援していきましょう!!現地行かれる方は喉を潰すレベルで、全力で叫んできてください。

そして5月最後の一週間は「交流戦」の幕開け。ここの勝負を制したチームが優勝に近づく。とも言われる中で、たかが18試合かもしれないけどこの18試合は前半戦のキーになると毎年思ってます。今年のビジターは、広島と東京、横浜の3球場。なんとしてでも貯金を作って終えたいですね。

5月21日ですけど、よーやく4月の戦いの振り返り、これをもって締めさせてもらいます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!毎度のことですが、InstagramのストーリーやXなどのSNSでこの記事を広めてもらうと、ほんとにありがたい限りです。。

それではまた次の記事で。👋



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