「虚無る」というストレスケア
私もnoteお題タグ参加してみたい…
(指を咥えて人の輪を眺めるの図)
という気持ちになったので、オフタイムのストレスケアについて書こうと思う。
休日に限らず、ストレスが溜まってきた時の回復方法として有効だと思っている。タグのお題は「休日の過ごし方」だが。なんならシルバーウィークも終わるので、このタグのムーブメントも過ぎている気がするが…。
まぁ本題に入ろう。
「ストレスケア」のために何をするのか
ストレスケアというと、能動的なリフレッシュや趣味の実行を思い浮かべないだろうか。
ネットで「ストレス発散」と検索すると、いろいろ有益な情報が出てくる。ご丁寧に「飲酒や暴飲暴食は効果的なストレス発散にはなりません」とも書かれている。
そこで、「効果的なストレス発散を!」と趣味や運動に頑張って取り組むわけだ。
が、有益で能動的な行為は気力がない時には厳しい。
私の場合だが、ストレス反応として「就寝時間が遅くなる」というサインがある。
ストレスにより精神的体力が低下している状態のため、その状態で絵を描くなどの能動的な趣味をすると「楽しい作業を中断して寝る」という決断をする気力が足りないのだ。そしてダラダラ作業し続け、寝るのが遅くなってしまう。
こうなると翌日に響き、ひいては更にストレスを溜め、リフレッシュできていない…という結果になる。
つまり、私には「ストレス発散のために趣味を楽しむ」の前に「減った気力を回復する」といつストレスケアの段階が必要なのだ。一足飛びに趣味に行くと、リフレッシュにならず逆に気力を削る結果になってしまう。
なので、私はあえて有益でも能動的でもない過ごし方として、「虚無る」というストレスケアを取り入れている。
「虚無る」とは
辞書を引くと「虚無」は「何も存せず、むなしいこと。空虚。」と定義されている。
ここで私が提案する「虚無る」は、「無意味な行動によって、無為に時間を消費する」と定義しよう。
そして、私が虚無る時にする行動は主に
・ぼーっとSNSを見る
・内容を知ってる本を読み返す
である。
人によって、以下のことも虚無れそうかと思う。
・頭に入ってこないテレビを付けて眺める
・YouTubeの配信をぼんやり見る
・作業ゲーで時間を潰す
この辺りは個々人の好みによって適した行動が違うと思うのだが、大事なのは「低刺激で取るに足らない情報を摂取して時間を潰すこと」である。
「何もしない」との違い
ストレス発散として、「何もしない」のも良いと聞く。例としては「ぼーっと空を眺めながら過ごす」などである。
情報社会と言われる昨今、私たちは日々情報を過剰摂取して疲れている。だから何もしない時間をぼーっと過ごす…ということだ。
脳をリフレッシュする行為として、確かに効果的であろう。
しかし、「何もしない」をすると、脳が勝手に何かをし始める人、居ないだろうか。
勝手に思考が仕事を始めて、否定思考や将来の不安を呼び込んでくる…私はこのタイプだ。
私は思考が年中無休の人間なので、「何もしない」でいると思考が営業を始めしまう。しかも何もない時にやってくる思考はだいたいマイナスなものだ。当然心は休まらない。
しかし、「虚無る」の場合はこうである。
「何か」はしているので、脳はそれを処理している。しかし、脳が活性化してしまうような有益な情報でも素晴らしい娯楽でもないので、気力は奪われない。
結果、それなりにぼーっとした虚無という時間を得れる。
これが、「何もしない」が向かない人間のためのストレスケア「虚無る」である。
連勤の中日など、「ストレスが溜まってきたが、明日のために気力を回復したい」という時に有効だと思っている。
まずは気力回復に努めることで、その後の生活や趣味を楽しむ時間が持てると思うのだ。
同じ自堕落とした休日でも、「今日はだらけて過ごすぞ!」と自分の意思で決めて過ごした時、なんとなくそう過ごしてしまった時よりも満足度が高いそうだ。
「虚無」という言葉はマイナスな印象で、虚無感から脱する方法などがネットには溢れている。
しかし、その虚無をあえて欲している時も私たちにはあって、それを自覚して扱えれば、有効なストレスケアになるのではないだろうか。
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