296. やっぱり、モヤモヤした気持ちは外に出してあげたほうがいい、と気づいた話。
6歳の長女が月曜日の朝、
ベッドの上で激しく泣いていました。
たずねても、
泣きながら「ちがう」と言うだけで、
何も教えてくれませんでした。
というよりも、涙が止まらず、
言葉にできないという感じでした。
泣きながら、なんとか支度をして、幼稚園へ向かいました。
数時間後、幼稚園のお迎えに行った帰り道。
すっかりいつも通りの長女に戻っていたので、
「今朝、なんで泣いていたの?」と、たずねてみました。
長女は、先週の金曜日に嫌な出来事があったことを教えてくれました。
長女は、とっても悔しそうな顔で、そう語りました。
長女は首を横に振りました。
何も言い返せなくて、
ピアノも弾けなかった、と。
ピアノを弾けなかったことより、
「何も言い返せなかったこと」
「自分の気持ちを伝えられなかったこと」
そこに問題の核心があるような気がしました。
「どうしてほしいの?」とたずねたら、
「●●ちゃん(お友達の名前)に謝ってほしい」
言ったので、電話で担任の先生に相談しました。
担任の先生は、そう言ってくださいました。
そして、翌日、担任の先生がお友達にお話をして下さり、
お友達に謝ってもらうことができたそうです。
「だから、もう大丈夫」だと、長女は教えてくれました。
私は思わずそう言ってしまったけど、
自分の気持ちを直接相手に伝えるのは
簡単なことじゃないよなぁと、思いました。
私だって小さい頃、
自分の気持ちを言いたくても
言えないことばっかりだったこと、
言えずにもどかしかった気持ちを
思い出したからです。
大の大人になり、
コミュニケーションスキルが向上したのか、
図々しくなったのか(笑)、
自分の気持ちを
昔よりは伝えられるようになりました。
それでも、
言いたいけど言えないこと、
飲み込んだ気持ちが
もどかしくて苦しくなることは
今だにあるからです。
でも、
相手に直接言えなくても、
別のところでうまいこと言語化して、
気持ちを外に出している。
だから、思いをためずにすんでいる。
それが明らかなことに気づいたので、
そんな話もしてみました。
すると長女は
「風船が破裂しちゃうってどういうこと?」と
質問してくれました。
「パパのことが嫌いになっちゃったり、
お別れしたくなったりすること」と言ったら、
少し分かってくれたみたいです。
何事も、急にできるようにはならない。
でも、きっと、少しずつ、できるようになっていく。
私にできることは、
「いつでも話を聴くよ」「ためないでね」
という気持ちを娘たちに伝え続けていくことかな、
と思っています。
最後に
今回の件で思い出したのは、
「言語化の魔力」という本で出会った
「外化(がいか)」という言葉です。
メモするのでも、人に話すでも、いい。
心を健やかに保つために、大切なことは・・・
自分の内側にためない。
自分の「外」側に出す。
ことだと、今回改めて感じました。
私は、メモ魔で、おしゃべりです。
「外化」をしまくることで、
心の平穏をなんとか保っているのだと思います(笑)
noteも、私にとって大切な「外化」のひとつです。
読んでくださる人がいて、とても幸せです。
いつもありがとうございます。
ちなみに、「外化」の対義語は「内化」であり、
「アウトプット」「インプット」とほぼ同じ意味で
使われているそうです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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