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#98  いちばん心に響いたのは本番より過程。お家でいっぱい歌ってくれて、ありがとう。

ドレミファソ どれにしよ
今日楽しかったことを 教えてね 教えるよ
幸せの数 数えよう♪

MINIMI作詞作曲「赤い帽子のドレミファソ」

今日はずっと楽しみにしていた歌を聞ける本番の日だった。

幼稚園のスプリングコンサートにて、3年ぶりの全校合唱。

マスクを外した状態で、みんなで一緒に歌を歌う。
コロナでそんな当たり前だと思っていたことがずっとできずにいた。

よかったね、やっとみんなで歌えて本当によかったね。

子どもたちと先生が声をかけあいながら、懸命に歌う姿を見ていたら、胸がきゅーっと熱くなった。

でも、心にいちばん響いたのは、本番よりも過程だった。

スマホを昨年12月に新しくした。
格安のAndroid端末だけど、カメラのスペックだけはこだわった。
だから、前の行事よりは上手に撮れるはずだった。

ところが、私の腕が悪いのと、
くじで決まった観覧席が後ろ過ぎて、全然上手に撮れなかった。

暗くて表情が見えないし、音も悪い。
音はともかく、懸命に歌う娘のいい表情だけは形に残したかったので、悔やまれる。

いつも行事の後は、私が撮った動画をTVで見て楽しむのだが、
長女も明らかにがっかりしていた。

ごめんね、ママ上手に撮れなかった・・・ 
本番、とっても上手だったのにね。

でもね、ママ、満足しているんだよ。
それは、〇〇ちゃんがいっぱいお家で歌ってくれたからだよ。

そう言って、家で歌ってくれたときの動画をTVで見た。

そこには、本番と変わらず、精一杯に歌う長女がいた。
歌詞はちょっと間違っていたし、抜けていたところもあった。

でも、口を大きく開けて「せいいっぱい」歌っていた。
長い曲なのに、最後まで歌いきって、終わりのお辞儀までしていた。

長女が何度も歌っていたから覚えていたのか、
次女も真似して、ちゃっかり一緒に歌っていた。次女は3歳未満児クラスなので本番は出られなかった。
でも、動画の中では一緒に歌っていた。

その二人の姿に胸がいっぱいになった。

自宅で「ピンク帽子のドレミファソ」を歌う、長女(5歳)と次女(3歳)。
大きな口でせいいっぱい歌う姿が撮れていてよかった。次女もちゃっかり長女の真似をして横で一緒に歌っていた。

よかった。
「過程」を撮っておいてよかった。
表情も声もよく撮れていた。

やっぱり「過程」なんだよね。
いちばん心を打たれるのは「過程」なんだよね。

本番で心が震えるのは、本番までの「過程」を知っているからこそ。

感動をもらうのは、本番だけじゃない。
本番までの「過程」ですでに心は震えていた。感動をもらっていたんだ。

きっと いつまでも笑顔で 大人になっても忘れない

本番でいちばん心に残った歌詞は、
「きっと いつまでも笑顔で 大人になっても忘れない」という所。

長女にここの歌詞が特によかったね、って言ったら、
「嬉しかったことや楽しかったことは、大人になっても忘れないっていうことだよ」って説明された(笑)。

そうだよね。よかったね。
またひとつ素敵な思い出が増えたね。

ママも忘れないよ。
あなたがお家でいっぱい歌ってくれたこと。
本番もせいいっぱいに先生とおともだちと一緒に歌ったこと。

本番は上手に撮れなかったけど、決して、忘れないよ。
何度も何度も歌ってくれて、本当にありがとう。

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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