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【映画メモ】『Diner ダイナー』

基本情報

タイトル:『Diner ダイナー』(2019)
国:日本
ジャンル:アクション/サスペンス
鑑賞日:2024/07/20

監督:蜷川実花
原作:平山夢
出演:藤原竜也/玉城ティナ

あらすじ

そこは、命がゴミのように扱われる、殺し屋専用の食堂ダイナー

店主は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ。

「俺は、ここの王だ。砂糖の一粒まで俺に従う。」

日給30万の怪しいアルバイトに手を出したオオバカナコは、ウェイトレスとして売られてしまう。
次々と店にやってくる殺し屋たち。

オーダーは極上の料理か、殺し合いか…

店主、ウェイトレス、殺し屋たち。
新たな殺し合いが今、始まる――!

オフィシャルHP<STORY>より
『Diner ダイナー』オフィシャルHPより

印象に残ったセリフと感想

ボンベロ:
望みが叶わないことが、
生きる希望になってる人間もいるんだ!

お前は、なんにも、解ってない。

想像力のないヤツは
死ね。

映画『Diner ダイナー』より

ボンベロと並ぶ主役、オオバカナコ。
何故この子が笑われるのか、「変な子」といわれるのか解からなかった。

途中で笑われる理由に気がついた。
私にカナコという同名の友人がいるため気づくのが遅れた。
それでも、「変な子」だとは思わなかった。

映画が進む。
数々の殺し屋たちと出会うカナコ。
感の鈍い子だな、とは思ったが、まだ「変な子」だとは思わない。

引用したセリフの箇所。
ボンベロの叫びが、妙に胸に刺さった。

世間知らずのカナコ。
他人の「幸せ」を想像できない。
自分の物差しをゼッタイだと信じている。

まだ、「変な子」だとは思わない。

次の瞬間。

カナコは、ボンベロの「死ね」という言葉を受け入れた。
「死ぬ理由が解ったから、殺して」と。

あぁ、変な子だな、と思った。

納得できないから、殺されたくない。
納得したから、殺されていい。

ヒトはそんな風にはできていないだろう。


全体まとめ

藤原竜也が主演だから観た。

以上!

*********

なーんてね(8割本音だけど)。

私はあまり邦画ほうがを観ない。
私の耳が悪いのか、ピントがズレるのか、
上手くセリフが聞き取れないからだ。

地デジ放送なんかで字幕が出せるときは観ることもあるが、邦画の字幕って実際のセリフと異なることが多い。
そうなると耳と脳が混乱してしまって映画どころではない。
だから、基本的に私は邦画を観ない。

でも、なんにでも例外はある。
「藤原竜也」
私のなかの例外だ。

癖のあるところが好きだ。
彼の出ている映画やドラマは観る傾向にある。

この映画でも「藤原竜也」節を存分に楽しめた。
おまけに、この映画、美女が多い!

玉城ティナさん演じるオオバカナコはお人形みたいに可愛いし、他の女性幹部たちも美人揃いだ。
みんな派手でスタイリッシュでカッコイイ。

*********

この映画には原作小説があるらしい。
「映像化不可能」とまでいわれた小説が。

この煽りを知って、俄然がぜん原作が読みたくなった。

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